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日本人だらけの異世界で  作者: 猫目 潤
19/68

ひとまず

基本的に週1ペースの短いのろのろ更新です。すみません。

亀とお呼びください。m(__)m

名前は猫ですけど。

各ギルドに「リアルタイム魔道具」が設置される前のこと。


私はアランさんとその妻のカターニャさんに、住まいの相談をした。どこかにいい下宿先がないかと。


「えっなんで出て行くの!?」


「え?」


「ここに住み続ければいいさ。」


「ありがたいですけど、また日本人を保護したら泊めたりしますよね?」


ぷぷ、とカターニャさんが笑う。

なんで?


「ミサオ、今度から保護するのはミサオの仕事でしょ!」


あ、そっか。

カターニャさん、背中バジバシ叩かないで。


私、ここで下宿していいんだ。

ここでひとつ疑問が。


「あの、娘さんが帰って来られたらどうするんです?」


「辺境に嫁いだからね~ 滅多に帰って来ないし、もし帰って来ても、宿屋に泊まるよ」


「孫たちもいるから、あの部屋じゃ狭くて無理なんだよ。」


ブッ

私は飲んでいた薬草茶を吹いた。


この夫婦、孫がいるんかい!!



────────────────



「日本人ギルド」の職員として、私以外にもう1人決定していると聞いていた。

やはり日本人。


「ヒカリで~す!よろしくお願いしま~っす」


大学生くらい?ショートカットの陽キャ、というのだろうか。

長袖Tシャツにカーゴパンツ。冒険者風。


余談だけれど、ゲームのキャラクターみたいに下着のような際どい服装をしている人はいない。

旅芸人か踊り子、もしくは娼館の中にならいるとのこと。

リアルな話、肌の露出が多いと怪我や虫刺されに合いやすいのだ。


私がうんうん、と脳内で納得していると冒険者ギルド長が紹介してくれる。


「ヒカリにはスキルがあってな、特殊だから『日本人ギルド』職員には打ってつけなんだよ。」


特殊とな?

それは?


目で続きを促すと、ヒカリ本人が教えてくれた。


「特殊っちゃ特殊だけどさ~、簡単に言うと、私、『日本人探索スキル』があるんで~す」


なんじゃそりゃ。


つまり、「日本人がどこにいるのか分かる」ということ?


「しかも、探索範囲、条件まで絞れる。」


なぜ冒険者ギルド長がドヤ顔をするのか。


「例えば~、『アレッシオの街プラス周囲5km、異世界転移・転生から1時間以内』とかね!」


おぉ。

それはヒカリさんが望んだスキルなのですか?


「まっさか~!気付いたら持ってた!」


ヒカリは他の国の「聖女召喚」に、巻き込まれる形でこの世界にやってきた。

聖女ではなかったので多少の金銭を渡され、放逐されたのだという。ありがちと言っては悪いけど、災難だったねぇ。


「冒険者になればなんとかなるかな~って思ってさ~、そしたらイイ感じの国があるって噂を頼りにここまで流れて来たんだよね~」


ポジティブ。


「ヒカリさん、今はいいですが、仕事中は言葉遣いに気をつけてくださいね。」


一応言っておかなきゃね。


「は~い、了解で~す。これからよろしくお願いしま~す!」


よしよし。こちらこそですよ。

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