中級者向け狩場
わかった!内容入れて小説の組み方にすると、僕の場合、読みやすくする為に空行が多いから、その分説明の奴より見かけの分厚さが大きくなるんだ!
でも中身は空行だからスッカスカなんだ!理解!!
「はぁっ!」
俺は広場の様になっている中級者向けの狩場にラドと共にいる。
ラドの敗北の原因は、やはり防具の有無が多かったのか、俺が【開放】を使ったら、並の初心者以上の強さを見せてくれた。
俺が来るまで生き汚く抗っていたらしい所を見てある程度わかっていたが、ラドは全然弱くない。むしろ強いまである。
スキルと言うよりも、本人のリアルステータス…つまりプレイヤースキルが強さの要因だろう。
っと、後から1匹
「ッ」
どちらかと言えば人型に近い異形のモンスターの首を落とし、剣をしまう。
剣は昨日言った通り、もう少し良い剣を買った。
だが、剣が折れてしまったり欠けてしまったりで破損した場合に備えて、前の剣も残してある。
流石に二刀流とか馬鹿みたいな事をするつもりはないので、両方共同じ側にかけている。
「零刻さんの剣を使う時の呼吸法は珍しいですね。使っている人見た事ありません。
誰かに教わったんですか?」
「いや、俺の自己流だ。」
「なるほど……でも剣術の型から外れていない、零刻さんは才気溢れる方なんですね!」
元々剣道をやっていたから、そこから突然外れた動きをするのは逆に難しいしな。
……自己流とは言ってみたが、元ある剣道の型を俺が使いやすいように発展させた物だから、正確には自己発展型と言ったほうが正しいな。
まぁ、別に訂正するまでも無いだろう。
「……あぁ、そうだラド、俺の事は零でいい。お前も言い辛いだろう。」
「あ、はい。わかりました、零さん……で、いいんですよね…?」
うん、それでいい。
フルネームで呼ばれるよりも、愛称で呼ばれる方が俺も気分がいい。
「……では、もう一度【開放】をかけ直して、他のモンスターを斬りに行こう。」
「はい、おねがいします」
その後、一時間程度狩りをしてから、街に帰る道に着く事にした。
「結構レベル上がりましたね」
「ああ、やはりこっちの方が効率が良い。」
「零さんの【開放】、とても便利ですよね。
……これで、他の万能型と同じステータス上昇率だったら、確かにバランスが壊れてしまいますから、低く設定されているのは妥当ですかね」
「……まぁ、もうやりたい事はやったから、ジョブリセットして、別のジョブに就くつもりだ。」
「へぇ………え?」
今日は、俺としても収穫ばかりだった。
様々なスキルが見れて、俺は満足だ。
有用だと思えた【開放】は既に見終えた故に、もう捨てて構わないだろう。
さて、次はどのジョブにつくか。
【錬金術】はかなり興味がある。現実では不可能である事ができる職は実に楽しみだ。
他のジョブなら、ラドと同じ【速騎士】でも良いかもしれないな。
まぁこれも見た物が大半だが、これは単純に興味が湧いたし、やる価値はゼロでは無いか。
新しい物を選ぶなら
「ちょ、ちょっと!!零さん!?リセットって本気ですか!?また1からレベル上げですよ!?」
「うん?ああそうだが、それがどうかしたか?」
「どうかしたかって……はぁ、まあ零さんは強いですし、あまり苦では………って、あれ?」
………後ろに4名、木の上に2人、影に隠れているのは3名。
木の上の奴等が持っているのは弓か。
おおよそ麻痺系統の毒が塗られた物だろうな。
弓の弦を引いた。
動きの固定、予想発射まで3.2.1
「……零さんって、何でそんなに「避けろ」っとぉ!?」
ラドを抱えて地面に伏せる。
矢の機動的に考えて、狙撃手の狙いは完全に俺とラドだった。
それから導き出される答えは、
「誰だ。何故俺達を狙う。」
PK、だな。
次の書き溜めからはそれも考慮します。