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京都に着いて、まず旅館にチェックインすることにした


慎一郎さんが手配してくれた旅館はとっても立派なお宿だった



「うわぁ、凄い…凄いですね、慎一郎さん。この部屋、離れになってるんですか?

しかも、内風呂もついてる~」

「気に入った?」

「はい!とても!」



『こんな旅館に泊まれるなんて、夢みたい!

窓からの景色も最高だし、なによりこの美味しい空気!

こんなところに4日もいられるなんて、幸せだ~

料理も美味しいのかな?


楽しみ~

あっ、こんなところに抹茶と和菓子が!

ん?抹茶?和菓子?』はっと気付いたら、慎一郎さんが抹茶を飲みながら、いつの間に来ていたのか、女将さんらしき人としゃべっていた


「祥子、お帰り。この方が女将さん。この抹茶、女将さんがたててくれたんだ。祥子も頂こうよ。美味しいよ」


はい…と小さく返事をして、慎一郎さんの隣に座った

「可愛らしい奥様ですね。それでは、私はこれで失礼させていただきます。ごゆっくり、お過ごしください」


女将さんは優しく笑って、部屋を出ていった



ちょっと、むぅっとしていると、慎一郎さんがどうした?という顔をした



「女将さん来てるなら、教えてくれればよかったのに…」

「だって、楽しそうだったから。女将さんも気にしてなかったよ?」

「100面相、女将さんに見られたし…」

「大丈夫だよ、ほとんど笑顔だったから。ほら、早く抹茶飲みなよ」



慎一郎さんに促されて、抹茶と和菓子を食べた

「あぁ、美味しかった。ごちそうさまでした」


私が食べ終わるのを待って、慎一郎さんが聞いてきた


「祥子、今日はこれからどうする?この辺りを散策してもいいし、夕食前に温泉入ってもいいし」

「そうですね、温泉もいいけど、その前に慎一郎さんとお話ししたいです。」

「お話し?」

「はい。今まであまりお話ししてないから、ゆっくりと。ダメですか?」

不安になって、慎一郎さんを見上げると優しく笑っていた

「ダメじゃないよ。出会ってからゆっくり話しすることも出来なかったしね。僕も祥子とじっくり話したいと思ってた」

慎一郎さんの言葉にほっとして、ずっと聞きたかったことを聞いてみた


「慎一郎さんは、どうして私と結婚しようと思ったの?」


読んで下さってありがとうございました

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