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②ゼロゼロニャンニャン 消えた猫の秘密

ゴロゴロゴロゴロ ピッシャーン


風の強い嵐が来る前の夜ふけ。屋根づたいに猫達がぞろぞろ歩いてどこかに向かっています。目だけが不気味に光っています


「0022ゼロゼロニャンニャン 消えた猫の秘密」


「うちの猫が消えたって捜索依頼がわんさか来てるぞ❗」


ここは横浜中華街の路地にひっそりとある小さな中華屋さん。てのは表向きで 実は世界の平和を守る何でも屋さんの秘密結社なのだ。


中華鍋をふりふり、赤いダルマ顔のボスが言いました。

「にゃんにゃん、ぬっくん、早速 捜索開始じゃ❗今回の秘密道具はこれ持ってけ~」って渡されたのは、まさかの正露丸の小瓶でした。 


「こんなの、やくにたつのかな~?へ~い」とリーゼント頭の出前持ちのおっさんぬっくんはやる気なし。

するとリーゼント頭がモコモコと動きだしました。長いもみあげは後ろ足。タラリと1本たらした前髪はしっぽ。すくっと起き出し、はげ頭の上でのび~をする黒猫。なんとリーゼントの髪の毛は黒髪だったのです。


紹介しよう❗人間の言葉をしゃべる世界でたった一匹の黒猫。彼の愛するものは自由と平和とかつおぶし。彼はこう呼ばれている。


0022(ゼロゼロニャンニャン)と‼️


「ねえ、りんりん。ヨダレ足らしてどうしたにゃ~?」


隣で皿洗いをしている女の子りんりん。ヨダレをたらしながら「ん~、最近 美味しいカレー屋さんが出来たのよ。また食べたいにゃ~」


「むむ?目が猫の目になってる?何か匂うにゃ。ぬっくん そこのカレー屋さんに行って見よう。りんりん、案内するにゃ」 


りんりん「行く、行く~‼️ 食べる~‼️」


ということで、リーゼント頭のおっさんぬっくんとりんりんはカレー屋さんに向かいました。


カレー屋さんの前は大行列。そして、何故か?並んでいるお客さんは猫の目でヨダレを足らしてます。


ぬっくんが店の中を覗くと、ターバン頭でパンダのアイマスク、白ひげをたっぷりたらしたインド人風の男達が、せっせと働いています。


ぐるりカウンターの席の中に厨房があり、真ん中に大きなカレーの鍋があります。大きな長いしゃもじで店員はカレーを混ぜ混ぜ。


そして、不思議なことに カレー鍋の真上の天井に穴が空いてて 穴からカレーがぽとぽと落ちて鍋に入っていきます。


「どうやら、2階が匂うにゃ?何か怪しいにゃ。ぬっくん、変装して夜中に潜入だにゃ」


 

その夜。モジャモジャの黒ひげをたくわえてターバン頭に変装したぬっくん。こっそりお店の中に入ります。


階段で2階に登ってみると、何か?演説する声が聞こえます。


そこは、ビックリ立て長の巨大なタワーの厨房施設。一番上のステージには猫がいっぱい。そして猫は何かをむしゃしゃ食べています。


真ん中のステージには白いモジャモジャひげをたくわえたダーバン頭のタコ顔の小さなおじさん 「ぬははは~、みんな良く聞け~‼️ このマタタビカレーを食べると私の命令にしたがわなければならなくなるのじゃ。夢はチェーン展開。そして世界征服じゃ~」


一番下のステージに猫の目になって、ヨダレを足らして ふむふむ演説にうなずくお客さんがいっぱいいます。そしてまさかのりんりんもいました。


白ひげを足らしたパンダのアイマスクでターバン頭のインド人風の男達がせっせと働いています。消えた猫達にまたたびを食べさせていたのです。


猫達は美味しそうに、むしゃむしゃ、ガツガツ、マタタビを食べました。そして、ぷりぷり


ステージの真ん中にウンコをします。ステージの真ん中は空洞になってて ウンコは自動的に下に落ちていきました。


「まじか‼️ あのカレーはマタタビ食べたあれだったのか~‼️」


って、声が漏れてしまい、黒ひげのぬっくんは猫目の人達に見つかって捕まってしまいました。


あ~‼️最大のピンチ。 黒ひげのぬっくんはロープで吊り下げられました。


タコ頭のおじさん 「むふふ、秘密のレシピを知られてしまったらおしまいじゃ。お前を刻んで新メニューにしよう。キーマカレーだな。」


その時です。ぬっくんの黒ひげの口から ぷっ、ぷっ、ぷっ、と小さなつぶつぶが飛び出しました。


つぶつぶは、下にいる猫目のお客さん達の口の中に入ってゴクリ。猫目のお客さん達は はっと我に帰りました。


そして、ぬっくんの黒ひげがモコモコ。ひげはまさかの ゼロゼロニャンニャンがあごにしがみついて、変装していたのです。


縛られてるぬっくんを置いて、たたっと、一番上の猫達がいるステージに登りました。


「さあ、みんな。逃げるにゃ~‼️」 と言ったは良いが、猫達は大好きなマタタビが食べれるので全く聞く耳を持ちません。またもやピンチです。


「ぬははは、ニャンニャン。これでお前も終わりだ~」タコ頭が叫びます。


その時です。何やら、低い重低音。

ゴロゴロゴロゴロ~‼️ 雷のような音です。だんだん音は大きくなります。


まさかの音の出所は!猫目のお客さん達のお腹の音でした。


なんということでしょう。黒ひげのぬっくんの口はニャンニャンのお尻だったのです。そして、ぷっぷっぷっと飛び出した小さなつぶつぶを飲んでしまったみんなは、お腹を押さえて苦しそう。


ゴロゴロゴロゴロ~‼️ ピッシャーン


「ぎにゃにゃ~‼️」上のステージにいた猫達は雷の音がしてビックリです。一気に一番上にある煙突から外に逃げて行きました。猫は雷の音が大嫌いなのです。 

下は阿鼻叫喚の悶絶地獄。でもあの音は雷じゃないけんどね~。

「ごめんにゃ、ぬっくん。逃げるが勝ちだにゃん」ってニャンニャンも煙突から脱出。


「ニャンニャン~‼️待ってくれ~‼️俺の相棒~‼️」


「んぐ~っ、またしても逃げられた~‼️」地団駄を踏むタコ親分。


翌朝、げっそりしたぬっくんとりんりんがお店の前に帰ってきました。

ニャンニャンがお出迎え「秘密道具の正露丸が効いたみたいだにゃ。ミッション完了だにゃん」


そして、店の前を掃除している怪しげな隣の雑貨屋さんの主人に挨拶するぬっくんとリンリン。隣の主人はタコ頭の親分に良く似てるな~?


おしまい



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