◆2 王太子は利権を狙う。
【第二話】
宰相府に属する水政省は、国土保全のため、水の管理を行なう部署です。
国中の施設から排出される汚水の水質と排水量の管理を行なってきました。
ですから、水質を浄化する施設である水車塔も、管理下にあるといえます。
水政省の若手役人であるホール男爵子息が、いきなり鞭でビシッ! と私、プロミス・ウエイン公爵令嬢を打ちつけます。
魔力を帯びた鞭でした。
それも、怪我をして包帯を巻いている右腕を打ったのです。
「痛い!」
私は涙目になって、うずくまります。
傷口を手で押さえ、唇を咬みました。
それでも若い役人は、鞭で床を打って恫喝します。
「うるさい、犯罪者が!」
年配役人のズール子爵が、替わって前に出ました。
「プロミス嬢。貴女が水車を使って、川に毒を流していた、と兄のブレイブ様が訴えておられたが、真実か?」
「真っ赤な偽りです」
「では、なぜ水車塔を王家にお渡ししないのだ?
譲渡を拒否して、今でもこうして水車塔近くでうろついている。
お父上に、特別に広いお屋敷が提供されるというのに」
そんな計画、お父様から直接、聞いていません。
(そうか。王太子に、水車塔を明け渡す見返りなんだわ。
大きなお屋敷を得たら、普通の貴族のようになれる、と思って。
お父様らしい、お花畑なお考えね……)
でもーー。
私は二人の役人に向かって、胸を張りました。
「私が水車塔から離れたら、大変なことになるだけ。
だから、離れられないんです。
すぐにも戻らなければ。
私が水車塔から去れば、水に異変が起こります。
人が生活できなくなり、作物も稔らなくなって、ついには国が滅びます」
「貴様、罪人としての嫌疑がかけられている分際で。傲慢が過ぎるぞ!」
「事実ですので」
役人ホールは、ムッとしました。
次いで無表情なままに、ふたたび鞭を振るい、私の右腕を打ちつけます。
「痛っ!」
「なぁに、魔法で熱した鞭で、肌を打っただけですよ。
火傷跡は付きますが、血は滲む程度。
でも、かなり痛いでしょう?」
たしかに、ジンジンとした痛みが消えません。
傷口が青黒く変色しています。
それを眺めて、ホール男爵子息はニマニマしていました。
一方で、もう一人の役人ズール子爵は、困惑していました。
子爵は、若いホール男爵子息を、これ以上、被疑者を痛めつけることがないよう、押し留めます。
「古文書によれば、水車塔の管理者は、代々、王家に連なる女性が、受け継いでいる。
しかも、魔導装置を扱える女性が就任しないと、水の品質が保てない。
現に、一年の間、水車塔管理者が不在だったときには、人口が半減し、国全体が酷いことになったと記録されている。
そもそも、水車塔を接収しようと試みる王太子殿下のなしようは、『水の管理者を大切にしなければならない』という建国以来の掟を軽んじていると思えてならない。
所詮、被疑者の兄ブレイブ公爵子息による証言だけでは、彼女に嫌疑はかけられまい。
それに、彼女は元王女フレイン様のご息女だ。
王位継承権もあるだろう。
そのようなお方を、軽々しく犯罪者扱いにするのは控えるべきだ」
思ったより、わかってる役人さんもいるようで、ちょっと安心しました。
私は、これ以上、酷い扱いを受けたくないので、訴えました。
「私は先代王モロア様と懇意にしております。
此度の王太子殿下による強引な水車塔の接収、及び水政省役人による暴力を伝えさせていただきます」
私の発言を耳にすると、ホール男爵子息は青褪め、デモンズ伯爵も驚愕の表情になりました。
現在の国王ザッハ陛下が寝たきりなのを良いことに、ワーム王太子が好き勝手に政務を執り始めていて、それにホールもデモンズも同調していましたが、先代王モロアの存在をすっかり忘れていました。
先代王は、現在、齢百歳近くでありながら、いまだ健在でした。
デモンズ伯爵は顔を強張らせ、頭を下げます。
「失礼した。プロミス嬢。
役人どもは退がらせよう。
実際、水車塔の現状もわきまえない段階で、手荒な真似をするのは好ましくない。
そうだな。
そろそろ、水車塔を占拠した騎士団とプロミス嬢のご家族が、当館にやって来ることになっておる。
本来は、これから現在の水車塔の状況を彼らの報告によって把握し、入れ替えるようにして役人を水車塔に派遣して、水質調査をするつもりだったのだ。
まさか、捜索対象であった貴女が、当館に来ておるとは思いもしなかった。
許して欲しい」
さすがに、舌打ちしたい気分でした。
(許せるはずないでしょ!?
コッチは二度も鞭で打たれたのよ。
お父様にも、ぶたれたことすらないのに!)
と叫びたかったのですが、今の現状では、どうにもできません。
とりあえずは、うなずいて、執務室に入り、伯爵が勧めるソファに座ります。
そして、お茶でも飲みながら、お父様とお兄様が来訪してくるのを待つしかありませんでした。
◇◇◇
デモンズ伯爵邸の執務室で、再び私、プロミス公爵令嬢は、家族と対峙しました。
ソファで向かい合って座り、そのソファを四人の騎士と二人の役人が取り囲みます。
少し離れた位置にあるデスクに手を置きながら、デモンズ伯爵は、私たちウエイン公爵家の家族が何を語り合うかに、聞き耳を立てています。
お父様ーーウエイン公爵が、オロオロしながら問いかけてきました。
「傷の方は大丈夫なのかい、プロミス」
今の私は、顔半分に火傷を負い、腕に巻いた包帯からは血が滲み出ています。
(大丈夫なのかい、ではないでしょう?
お父様が王太子の策謀に軽々しく乗っかったから、こんな事態になっているっていうのに……)
何を言っても無駄な気がしました。
ですから、私は、お父様の隣でふんぞりかえっているお兄様ーーブレイブ公爵子息に嫌味を言いました。
「なによ。私が、毒を流している、だなんて言いがかりつけて」
「フン。そこまで言わなきゃ、おまえを水車塔から追い出すことはできねえだろ?」
悪びれずに言い放つお兄様に、お父様が窘めます。
「ほら、プロミスちゃんが怒った。
だから、やめておけ、可哀想だって言ったろう?」
そして、私の方をまっすぐに見て言いました。
「なあ、プロミス。お父さんを信じて欲しいんだ。
父としては、ただ、娘の幸せを願うまで。
ほんとうに可哀想に。
プロミスちゃんは、普通の女の子として育てるべきだった。
水車塔に閉じ籠りきりなんて、おかしいと思うよ」
騎士団や役人まで来てるのに、まるで年端のいかない幼児を叱るみたいな口調です。
さすがに、ウンザリしました。
「お父様。子供扱いしないでください。
私は、仕事に誇りを持った、大人の女性なんですよ!」
そこで、兄のブレイブが口を挟みます。
「俺も妹の幸せを願ってるよ。
女の幸せってやつをな。
その結果がこうなっちまっただけだ。
酷く痛い思いをさせちまったようだがーーそれはもちろん、想定外の事態ってやつだ」
ニヤつきながら、そう語ると、兄は父に顔を向けて、いきなり問いかけました。
「なあ、父上。俺たちの母上は、王様の姉上だったんだろ?」
「ああ、そうだ。私の妻ーーおまえのお母さんは、綺麗な上に威厳があった。
ザッハ国王陛下ですら、頭が上がらなかったほどにね」
「だったら、俺が次代の王様になってもおかしくない」
「いや……この父が、もともと水車小屋の番人ーーつまりは平民の家系だったから、それはない。
お母さんの血筋あっての公爵家なんだ。
ほんとうに公爵の爵位を担うべきは、妻のフレインだったんだ」
「だからって、俺たちが、王家の者相手に頭を下げるいわれはない。
親戚同士の間柄なんじゃねえか。
だから、俺たちをもっと厚遇しろって、この前、王太子に言ってやった。
そしたら、約束してくれたんだ。
水車塔を明け渡すことによって、俺はダマス王女と結婚できるんだってな。
そうワーム王太子と約束したんだ」
兄の話を聞きながら、私は過去に思いを馳せました。
(ああ、あの高慢なダマス王女様かぁ……)
ワーム王太子の妹ダマス王女は、子供の時、何度か顔を合わせた一才歳上の先輩です。
その頃、お母様の体調が優れなくなっていて、私が半分ほど、浄化作業を肩代わりしていました。
その日も、学校を早退して、母の手伝いをしようとしていました。
すると、校門の出口で、ダマス王女が通せんぼしたのです。
「アンタが水車塔の引きこもりか。
すぐに帰って、ママのおっぱいをもらってるんだって?
アンタのお兄様から聞いたわよ」
取り巻き連中と一緒になって、ヘラヘラ笑います。
「どいて!」
押し除けようとするが、退いてくれません。
「ほんと、アンタもたいがいねえ。
付き合い悪いって、友達も先生も言ってるわ」
ちょうど学園祭の季節でした。
クラスで何か発表するみたいでしたけど、私に行事参加するゆとりはありません。
「お母様のお身体が悪くなってるの。
お仕事が大変だからーー」
「そうやって、感謝しなって押し売りすんの、やめてくんない?
浄化の水車ってのも、アンタの母親が独占して手放さないそうじゃないの」
「違う! 他の人じゃ、動かせなかっただけ」
「ふうん。良かったわね。
ってことは、アンタのお母様のおかげで私たち、お水がいただけるんだって?
だったら、感謝の印を示してあげるわ」
ダマス王女は、ピッと魔法杖を取り出します。
目に見えるほどの魔力を帯びていました。
「私、魔法杖がある限り、誰にも負ける気がしないわ!」
私の身体を杖で打ちました。
ビリビリ!
炸裂音が聴こえた気がしました。
全身が痺れて、痛みが走ります。
「いやあああ!」
「あら。泣くほど嬉しいの?
良かったわ。
アンタの魔力量、20程度だって?
私は80を超えているわ。
そして、私の属性は光。
だから、こんな芸当もできるってわけ。
私もアンタのお母様と同じく、王家の娘ですもの。
それに同じ光属性。
いずれ私が浄化の水車も動かしてみせるわ」
ーー私は、学園時代の、遠く過ぎ去った日のことを、今、思い返しました。
どうやら、ダマス王女は、「水車を動かしてみせる」という宿願を、これから果たそうとしているようでした。
でも、おそらく無理でしょう。
お母様のような熟練者の指導を受けつつ、長い年期を経て、ようやく水車を回せるのです。
「私が水車塔から離れたら、大変なことになるだけ。
だから、離れられない」
私が訴えると、お兄様は嘲笑います。
「もう何日か経ってるが、何の変化もないじゃないか」
浄化魔法は、普通人には、その効果が目に見えません。
魔素がガンガン水底で沈殿していっていても、気づきません。
ですから、私は強調しました。
「必要な魔力は、属性や量で決まってるんじゃないの。
持続力なの。
そして、浄化の力に同調できる波長をしてるかどうかーー魔力の質が問題なの。
それは今の魔力測定器では測れないのよ」
でも、家族のオトコどもは、聞く耳がまったくないようでした。
ゴチャゴチャ言って、水車塔にしがみついているだけ、としか思っていないようです。
お兄様が急に立ち上がり、私を睨みつけました。
「またもや、身体に説教してやるしかないか」
火炎魔法で手を赤く染めると、兄のブレイブは、妹の私の身体に触れました。
「いやああ! 熱い、熱い!」
私は涙目になって、床をのたうち回ります。
全身に火傷を負ったようでした。
それでも兄ブレイブは平然としていました。
「明後日には、王太子殿下が視察に参られる。おまえも、その準備をしておけ!」
◇◇◇
その頃、ヴィナス王国の王城ではーー。
ワーム王太子が苛立ちの声をあげていました。
「まだ、あの水車塔が手に入らないのか!?」
四人の騎士と水政省役人二人が、王城に帰還して王太子に現状を報告したのです。
事実上、〈水車塔〉は手に入りました。
塔の内部に騎士団が押し入り、実質的な主人であったプロミス公爵令嬢を追い出したのです。
でも、大湖パールとエクス川の水を浄化する水車を、回すことができませんでした。
魔法陣が描かれた台に乗って、何人もの騎士がハンドルを回そうとしましたが、ビクともしませんでした。
しかも、役人が水質鑑定をしたら、ゆっくりと悪化していることが判明したのです。
今はなんとか基準を満たしていますが、浄化の魔導装置である水車を回すことができないまま、あと三日もすると、基準以下となり、水質が悪くなったことが、誰にでもわかってくるそうです。
やはり、水車塔管理者であるプロミス嬢にしか、水質浄化を行なう水車を回すことができないようでした。
仕方なく、「川に毒を流した」というブレイブ公爵子息の告発に乗っかって、プロミス嬢を捕らえようとしましたが、彼女は「兄のブレイブが嘘をついている」と言い張り、剣で手のひらを刺しても、彼女は発言を変えませんでした。
しかも、告発者の兄ブレイブ自身が、妹の前で、あっさりと告発は嘘であると認めてしまい、しかも「虚偽の告発に基づいて捕縛されそうになった」と先代王モロアに訴える、とプロミス公爵令嬢が激怒してしまったーー。
騎士からの報告を受けて、ワーム王太子は親指の爪を噛みます。
「ウエイン公爵もブレイブのヤツも存外、使えない。
父親と兄ではないか。
どうして、妹一人、言いなりにできないのだ?」
もうすぐ病床にあるザッハ王が退位し、ワーム王太子が新王に即位するのは確実です。
王冠を戴くと同時に、ヴィナス王国の懸案事項である〈水質浄化の完全管理〉を果たした、と彼は宣言したかったのです。
綺麗な水を手に入れることは、周辺諸国においても悲願となっており、巨大な利権となっています。
それなのに、王権から独立した水車塔管理者に水質管理が一任され、しかも、無料で浄化した水をパール湖に溜め、エクス川に垂れ流し続けているのが我慢なりませんでした。
隣国のシーク王国では、国王が浄化された水を販売することによって、莫大な利益を得ているというのに。
しかし、苛立つ王太子に、宰相ペレスが苦言を呈します。
「虚報に基づいて騎士団を動かしたのは、拙速でございましたな」と。
水政省役人のズール子爵も、
「プロミス嬢の言い分は、もっともかと思われます。
古文書では、代々、正式に水車塔管理者を受け継いだ女性が水車を回さないと、水質が悪化して、国中が酷いことになると記されています。
水車塔の管理がしばらく空白となっただけで、水質悪化を招き、水が飲めなくなり、作物が育たなくなって、飢えと騒乱が続発した、と」
などと、言い募ります。
ワーム王太子は、不愉快げに問いただします。
「それは、いつの記録だ? いつ、国が酷くなったと?」
「約1000年前の記録にございます」
役人の返答に、ワーム王太子は、あんぐりと口を開けました。
「なんだよ、それ? ほとんど神話みたいなものじゃないか」
呆れる王太子に、ペレス宰相は苦言を重ねます。
宰相としては、最近、ワーム王太子が頻繁に政務に口出ししてくるのが不愉快であったし、水車塔の管理について、下手に手出しすることにも反対だったのです。
「水車塔管理者のプロミス嬢は、今は亡きフレイン王女のご息女でございます。
彼女にも王位継承権があることをお忘れなく。
簡単に、その名誉を汚せる存在ではございません」
ワーム王太子は、フンと鼻息を荒くします。
「王位継承権の第一位は私だ。第二位が俺の妹。
プロミスなんぞに王位が渡ることはない。
あれにはブレイブという兄貴もいるのだぞ。
このヴィナス王国の王位継承権は、国王の実子が他家の子女より優先する。
そして、王の実子の中では男性優先。
現在、父上のザッハ王が、姉であったフレイン王女を差し置いて即位したゆえんだ」
しかし、宰相が訂正するように、付け加えます。
「王位継承権の順位というよりも、水車塔管理者を相続する者が〈選ばれた女性〉に限られていたからです。
水車塔の管理者が王権をも握ると、権力が強大になり過ぎるから、兼任できぬよう規定されているのです。
つまり、水車塔管理人を姉君のフレイン王女が担っていただけたゆえに、お父上のザッハ王は即位できたのです。
ザッハ王の子息である殿下は、フレイン王女のご息女であるプロミス嬢に感謝すべきで、弾圧するものではありませぬ」
「また、その話か。そういう言い回しが気に入らんのだ!」
ワーム王太子は、王家の方が、亡きフレイン王女の残した権威に対して、頭が上がらないのが、納得いかなかったのです。
でも、親の世代では、それが当たり前だったらしい。
それぐらい、フレイン王女には威厳があり、弟のザッハ王は頭を垂れていたようです。
でも、時代は変わりました。
次の、自分たちの世代には関係ありません。
たとえフレイン王女が偉大で、我が父王の姉上だといっても、王家から出て行ったのですから。
しかも、結婚相手は、祖先が水車小屋の番人だった、平民以下の男ではないか。
村人ですら蔑む家柄ではないか。
そんな男が、王女を娶ったからといって、ウエイン公爵などと名乗ること自体も、気に入りません。
そんな男には、適当な閑職でもくれてやれば良い。
本来の身分に相応しい役職を。
そして、兄貴のブレイブにはーーほんとうに水車塔の管理権が我が手に入るのなら、妹のダマス王女と結婚させてやっても良い、と王太子は考えていました。
じつはワーム王太子は、ブレイブ公爵子息と歓談した際、意気投合したのでした。
「わがままな妹には、ほんとうに手を焼かされる」
と明るく愚痴りあった仲だったのです。
ワーム王太子は、改めて宰相や騎士、役人らに向かって宣言しました。
「私は王太子で次期国王だ。
いくら元王女の息女とはいえ、プロミス嬢は私の命令に従うべきだ。
なんとしても水車塔の管理権を、王家のものにしてやる!」
ヴィナス王国のみならず、周辺諸国一帯においても、綺麗な水は貴重でした。
水車塔近くで汲まれた水は、一樽幾らで買い取られるほど、水質が良い。
隣のシーク王国の王家が豊かなのは、水車塔の管理権を手に入れて、高品質の水を独占し、金銭で供給量を決定しているからです。
ヴィナス王家も、それに倣いたい。
しかも、我がヴィナス王国は、隣国シークに対してエクス川の上流、水源のパール湖により近い位置にあります。
それだけ上質な水が手に入る立場にありました。
それなのに、無料で上質な水を放出している現状に、王太子は我慢ならなかったのです。
(水車塔を手に入れることが、国家事業として最重要課題なのだ。
王家で水を管理すべきなのだ!)
ワーム王太子は拳を握り締めて、決しました。
「水車塔に、プロミス嬢と、その家族、そして我が妹のダマス王女を呼び出すのだ。
私も水車塔へ出向いて、じかに魔導装置を見聞し、管理可能かどうかを見極める!」