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チビエマ

ついてくる何かが

作者: 玉白美琴

(*´艸`*)

ピタピタピタ


テチテチテチ


コッコッコッ


今日も生憎の雨


私は雨の中歩いていた。


ピタピタピタ


テチテチテチ


コッコッコッ


今日も何かが私の後を付けてくる。


恐る恐る私は立ち止まると、勇気を出して振り返った。


「うきゅ?」


「シー?」


後ろには、カッパを着た小人と、下半身が魚の小人が居た。


見つめ合うと、素直に受け入れられない。


夢のような有り得ない現実に打ちのめされたよ。


私は白眼を剥いて気絶した。


それから先は覚えていない。


だけど、今でも私は色々な小人を見る。


中には、威勢良く横断歩道に挑み、次々と車に飛び移りながら向こう側へ越える小人も居た。


毛並み逆立てて道行く人を威嚇する小人もいれば、おでん屋の屋台で呑んだくれる小人もいる。


小人は今日も自由。



(*≧ω≦)

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