Day2:3D彼女???いえいえ、2D彼氏です NAME: ― 婚約者は完璧でした。そう、絵画でさえなければね ―
やはり俺のサブタイの言葉選びは間違っているってラノベ誰か書いてくれ…
勇者だって人間だ。多分…。
いや、時々屋久杉になったり、剣になったり、勇者の肋骨になったりする変わり者もいるが。今回はそんな変わり者の勇者を紹介したいと思う。今回紹介する七人目の勇者は、東屋 霖先生の 『婚約者は完璧でした。そう、絵画でさえなければね』だ。
この作品は、主人公とその婚約者である王子様の顔合わせの場面から始まる。と言ってもタイトルでネタバレしている通り、婚約者は絵画なのである。しかしそれを知るのは、読者と王子様、それに王子様の側近たちのみ。そして、この場で唯一事実を知らない主人公が、王子様の側近達の謎の行動と等身大の絵画の謎を、まるでミステリーに挑む探偵のように解こうとするのが、一人称で書かれる地の文でうまく描写されているのだ。また、主人公がこの状況に対しての仮説を立て、その仮説が一つずつ崩れていくにつれてホラーテイストな表現へと移り変わっていき、ミステリーのときに感じていたわくわく感がそのまま緊張感へと移り変わって行くのも読んでいて面白い。そして、その緊張感が極限まで高まったとき…!
これは是非とも実際に作品を読んで楽しんでいただきたい。
まあ、こんなシリアス気味な場面は序盤だけで、その後は二人がイチャイチャするので、甘々恋愛脳な勇者の姿を見たい貴族の方々にもおすすめの作品となっている!この甘々恋愛脳な勇者様のこれからの更なる
活躍に期待したい!
すみません!前回レビューしたお酢。先生ですが、確認不足で
昔から執筆していたことを見落としてレビューしていました…
投稿消すのは考えていませんが、デスゲームの参加者っぽい人という
条件を今後満たしているかの確認を怠らずに行きたいと思います