異世界に行って世界を守ります!
誤字、脱字はご報告ください
「やっと5人揃いましたね」
目が覚めると部屋のようなところにいた
「ここは....」
目の前には赤い髪の人がいる。すごい美人さんだ
「こんにちは私はスイ水を司る女神です」
「女神?」
「はい。あなたの名前は松原クロさんで間違いないですね?」
「はい、そうですが...」
この人はなぜ自分の僕の名前を知っているのだろうそれに5人とは一体..
「質問なんですがここはどこですか?5人ということは他にも人がいるのですか?」
「はい。1から説明させていただきます。まずここは女神が住む神界です。この他にも部屋があり他の方はこことは違う部屋にいらっしゃいます。あなたをここに呼んだ理由はこことは違う世界に行ってもらいその世界を滅ぼしていただきたいのです」
「滅ぼす?救うとかじゃなくてですか?」
「はいその世界は魔法と呼ばれるものがあるのですが進歩が凄まじくこの神界やあなた方の住む地球にまで侵略を企んでいるのです」
「異世界なんですよね?」
「はい。転移してこれるほどの魔法が開発されてるようなのです」
つまり異世界人が転移して他の世界を襲うってことか?でも滅ぼすにはそんな奴らを倒さなきゃいけないし、そもそも何故僕が選ばれたんだ?
「ちなみに人選はどうやって決めたのですか?」
「体の中になんらかの特殊なものがある人を呼び出させていただきました。現実のあなた方の住んでいる世界は時を止めているので心配はございません」
なるほど。消えて親が心配してるとかはないってことか。でもシロのことがバレてるってことなのか?
「でもそんな力があるのなら女神様が滅ぼせばいいんではないですか?」
「それは残念ながらできません。私たちは神以外を傷つけることは出来ないのです」
転移とかはできるけど攻撃はできないのか。
「でもそっちの世界に行っても僕魔法も使えなければ読み書きや会話もできませんよ?」
「会話はできるようにいたします。魔法は私たち女神があなた様方の体に宿り貸す形となります。しかし魔力はご自身で鍛えていただくため最初から全ての魔法を使いこなせるというわけではありません」
強い魔法はちゃんと鍛えてからってことか、でも滅ぼすとか戦いとかやだな
「ちなみに行かないという選択はあるのですか?」
「そうすることもできますがどうしますか?」
どうしよう戦いとかはやだけど僕が行かないと結局戦争になるよな
「滅ぼさないで解決する方法はあるのですか?」
「できるのならそうしていただきたいのですが」
...
「わかりました。行きます」
「ありがとうございます!!ではくわしいお話やついてからしてほしいことは転移後に説明いたしますので。目を瞑っていてください」
「はい」
みんなを救うために異世界行くのか。なんかヒーローみたいだ。なるべくクロで行かないといけないかな
「ではいきます!転移!!」
「ここが異世界」
(はい。この世界では大きく5つの巨大な街があり街を繋ぐ通路の先々に村などの集落があります)
「なるほど女神様は心の中から話しかけてきているのですね。5人いると言ったのは5つの街に一人ずつ人を送ったというわけですね」
(はい、お察しの通りです。これからクロ様にやっていただきたいことは私たちの行く街カトレアという街にあるギルドという施設に行ってもらいます)
「ギルド?冒険者とかが仕事を受けるところですか?」
(はい魔法を使った犯罪などが流行っているためそれを防ぐための施設がギルドです。依頼を受け達成してお金をもらうところです。そこで働き鍛えつつ力を貯めていただきたいと思っております)
やってることは僕の知ってるギルドと一緒か
「ここから街が見えないんですけどどこにあるのですか?」
(道は私がお教えします。少し遠いですが歩きで行ってもらいます)
「まじで??」
(マジです)
つらっ
<1時間後>
「やっとついたでも地球にいた頃よりは息も切れてない」
(少しだけ身体能力を上げさせていただきました。あとはギルドに向かい登録をして依頼をこなしつつ強くなっていただくだけです)
「登録って具体的には?」
(5つの街に1つずつギルドがあるため自分はここのギルド所属ですという証をつけます。入るためには招待状が必要なのですがそれはこちらで用意しました)
路銀は用意してくれなかったのにそこはあるのか
「今の僕の魔力だとどんな魔法が使えるのですか?」
(水の魔法ですから、ヒール、水を生成する水生、水鉄砲を放つ放射があります。基本技です)
基本技しか使えないくらい弱いってまあとにかくギルドに行くか。場所は...あっちっぽいな
「いらっしゃいませ!!所属希望ですか?それともお昼ご飯ですか?」
なるほど酒場と混同してるのか
「えっと...所属したいのですが」
「招待状はお持ちですか?」
「あっ、はいこれです」
「えーとクロさんですね。ようこそ!モルフォへ!かんげいいたしますよ!それで新人さんに説明があります」
「説明?」
「はい。
まずギルドの仲間を裏切るのはダメ。
そしてこのギルドの方針としてチームプレイがあります」
「チーム?」
「はいチームを2から5人程度で組みその人たちで依頼をこなし報酬を分け合うということです」
「強制なんですか?」
「はい!!」
びっくりマークじゃないよ!この世界に来て1時間ちょいの人にどうしろと?
(これは困りましたね新人さん見つけて勧誘するしか)
「一応あちらにチーム組みたい人の募集表がありますので当てがないのであればあちらから入るのもありですよー」
(ほっ、なんとか冒険が始まる前に終わるなんてことはなくてよかったです。さあ一緒に世界を滅ぼしてくれる人を探しましょう)
滅ぼす人なんていないでしょうにまあでも強そうな人に鍛えてもらいたいし良さそうなの探さないと
「あっ」
(どうしましたかクロ様?)
「読めない」
(あっ)
どうしようどうしよう読めなきゃどうにもならんでしょうよ
(ここは私が読んで通訳しましょう読み書き能力も鍛えねばなりませんね)
やること増えたー
「ねーそこの君」
ん?
「はいそこの君です」
「君さっきギルド入ったばっかだよねてことはチームも組んでないよね?」
「はいそうですが」
「私ヒヨナって言うの私も今入ったばかりでチームメイト探してるのよ一緒にどう?」
この世界の人は髪の色が奇抜だな黒髪がいないよ この人も金髪だし結構美人だし
入ったばっかの人か。でも願ってもない申し出ではあるけどどうしよう
(クロ様この人と組みましょう)
(ん?どうしてですか?)
(この人周りに人が集まりそうな優しい雰囲気が出ていますし今のクロ様とそう変わらない魔法の実力とてもいいと思います)
確かに言われてみるといい感じかもしれない
「わかりました組みましょう」
「そうこなくっちゃ。あなたの名前は?」
「クロです」
「クロ、チームメイトになったからには敬語もなし。名前も呼び捨て。対等にいきましょう」
「わかった。ヒヨナ、これからよろしくな」
「ええよろしく。クロ。でも初心者しかいないしチームも5人くらいにしてから初任務に行きたいわね」
確かにそれが妥当だな
「じゃあメンバー募集の張り紙でも出しとくか?」
「そうしましょう。絵もたくさん描いてみんなに見てもらえると素敵な張り紙にしましょ!」
「絵って、まあでも派手な方が見てもらえそうだしな」
「ええ、私今から描いてくるわ。クロは仲間になってくれそうな人でも探しておいて」
「えっ?一人で?」
「じゃあ頼んだわよー」
行っちゃった。強引な人だな。しかしこれからどうしようかな。人探しって言っても当てはないし字は読めないしこの世界のことは少しわかったけど魔法のことは全然わかってないや
(それは私が説明します)
(うわっ。心読まないでくださいよ、てか今までのも全部読んでいたのですか?)
(なんとなくは。全てというわけではありませんが)
じゃあいちいち鍵かっこつける意味ないのでは?
(メタイこと言わないでください作者が楽したいって思ってるのバレバレですよ)
(すいません、それでこの世界な魔法はどんな物なんですか?)
(はいこの世界の魔法は火、水、雷、風、土の五元素を元に沢山の種類に分かれています。全ての魔法に共通するのが生成魔法と放射魔法です。これは基礎でありこれにプラスで一つこの五元素の基礎魔法があります水だと回復のヒールという風に分かれています。大体の人間は1つの属性しか使えませんが特殊な人になると複数の魔法を操ります)
(ちなみに魔法の属性はどうやって調べるのですか?)
(生まれた時に手の中に生成したものそれが扱える魔法です。複数持ちの人は何年かしてから使えるようになるらしいです)
なるほどそういう仕組みか
「おーい」
「あっ、ヒヨナー」
「クロ。入ってくれそうな人は見つかったかしら?」
「残念ながらまだなんだ」
「そうそれは残念ね。でも張り紙を描いてきたからこれでたくさんの人が来るわよー」
「どれどれ。私たちと一緒に冒険してくれ人募集。ってちっちゃっ絵が多すぎてこれじゃ読めないよ!」
「いやこれでいいのこんなにお絵かきしたのだからきっとたくさんの人が来てくれるわ!」
ほんとに来るのだろうか?
<30分後>
「だれもこないわねぇ」
「もっとわかりやすく書き換えないとダメじゃない?」
「絵が足りなかったかしら」
「そっちではないと思うなぁー」
「あのー」
「あらチーム加入希望者の人?」
「はい。カノンと言います扱っている属性は火です。是非入れてもらえないでしょうか?」
「ええ歓迎するわ。私は雷使いのヒヨナ。そしてこっちは」
「水使いのクロ。よろしく」
「はいよろしくお願いします。ヒヨナさん、クロさん」
「カノンチームメンバーに敬語なんていらないわ。名前も呼び捨てでいいのよ」
「うぅぅ。えっとそれじゃ、ヒヨナちゃんとクロくんでどうですか?」
「まだちょっと硬いわね」
「まあまあ入ったばっかだしこんぐらいにしようよ。カノンも怯えちゃってるよ」
「それもそうね。じゃあよろしくねカノン」
「よろしくカノン」
「うん!よろしくヒヨナちゃん、クロくん。」
「そういえばヒヨナとカノンはどれくらいまで魔法が使えるの?」
「私はまだ放射までね」
「私は一応火属性オリジナルは一個だけ使えます」
オリジナル?
(基礎より少し難しい魔法です。これぐらいだったらクロ様も少し練習すれば使えるようになると思いますよ)
じゃあみんな同じくらいか
「クロは?」
「俺もヒヨナと同じくらい」
「じゃあみんなで強くなっていきましょう!それとやっぱり待ち切れないから少し依頼をやりたいの」
「もう?」
「ええ、3人でも簡単なのならやれると思うの」
「うん私はいいと思うよ」
「二人がいいなら俺も行くよ」
「決まりね。じゃあ行くところを決めましょう」
「何しに行く?魔物退治か護衛系が多いけど」
「まずはこの巨大蛇討伐とかどうかしら?」
(蛇って。大丈夫なの?)
(このメンバーなら平気だと思いますよ)
(じゃあいいか)
「僕は異議なし」
「私も大丈夫」
「それじゃあ決定ね!準備をしたらいきましょう!」
今回は読んでいただきありがとうございます!
初めて書いた小説なので変なところも多いですが続きも書いていくのでこれからもよろしくお願いします