魔王と勇者、700年振りの再会
初めまして。
何も考えずに投稿してみました。
これからの展開は全く決まっていませんが、バッドエンドなのは確かです。
私自身もこの作品がこれからどうなるかワクワクしています。
多少修正したりします。
気長にお付き合い下さい。
宜しくお願いします。
「へぇ。こりゃ面白いこともあるもんだ」
容姿端麗な男が口角を上げた。
「よう勇者。700年振りだなァ」
玉座に悠々と腰を掛けている男と対峙するように、1人の青年とその仲間が立っている。
「一先ず、挨拶代わりって事で……」
男がパチンと指を鳴らした瞬間、後ろにいた女の首が飛んだ。
「一人くれや」
青年とその仲間達が一斉に後ろを向く。そして目の前に広がる光景に全員が震えた。
「なっ……」
「そんな……」
そこには、勇者を呪いから解き放った彼女の、身体が、首が、バラバラになって落ちていた。
「おいおい、そんな悲しそうな顔するんじゃねえよ」
男が指をクイッと動かすと、首がズルズルと引き摺られて身体とくっついた。
「ははっ!ほら、元通りになったぞ!」
「お前……!!!」
青年の涙を見て、男が楽しそうに笑った。
「さぁて……。楽しいゲームの始まりだ!」
狂ったように笑うその男に、全員の目から理性が消え失せた。