1/3
いつもの風景。
「と、言うように歴代の魔術師たちは・・・」
僕の周りには、ポカポカとした陽気と、チョークの擦れる音、そして何よりほのかなヨダレの匂いが・・・
ってまたかコイツら。
ココは教室。学問を学ぶべき場所。
僕は教師。学問を説くべき者。
彼らは生徒。学びを必要とする者。
「皆さん、百歩譲って寝るのは仕方ありません。僕の授業がつまらないのは、大変申し訳ないです。でも、クラス全員寝てるとか正気の沙汰じゃないだろおおおおおおお!」
そんな叫びに誰も気付いていないかの如く、全員が様々な寝姿を晒し続けている。
母さん、僕は今日も元気です。
週2話を目安に投稿を予定しております。
感想、御指摘、誤字脱字等ございましたら連絡頂けるとありがたいです。
末長くお付き合いの程宜しくお願いします。