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嫉妬で狂った女の子  作者: 黒咲 蕣花
3/5

離れた2人

自分で書いてて怖くなってきたかも。笑

神埼さんが転校してきてから早くも1週間が経過した。

あれからひろとはまったく会話していない。

一緒に行ったり帰ったりはしてるけど学校では一切話さなくなった。

逆にひろはだいたい神埼さんと一緒にいて私の入る隙間なんてない。


あの女ホントなんなの。

邪魔、消えろ。

と私の心の中でそう叫んでいる。

時にはあの子がいるからいけないだ。

あの子が消えちゃえば......なんて考えている。

だってホント目障りなんだもん。


「ねぇねぇ、広人くん。」


ほらまた、ひろに話かける。

その声でひろの名前呼ばないで。


「なに?」


「この問題わからないんだけど.......。」


そんなの自分で解きなさいよ。

わからなかったら先生に聞けよ。

なんでひろに聞く必要があるの?


「あー。これはな。こうやって解くんだ。」


ひろもなんでそんなに優しく教えるの?

どうしてそんなにその女のことを構うの?

そんな女ほっとけばいいのに。


「おぉー!すごい!広人くんてホント頭いいよねー。」


お前がバカなだけだよ。


「そんなことないよ。」

と照れるひろ。


なに照れてるの?

そんなにその女に褒められてうれしいの?


2人は授業中にもかかわらず楽しそうに話す。


ホントになんなのあの女。

マジで目障りなんだけど。

てゆーかさっきからひろのこと広人くんって呼んでるけどなれなれしく広人くんなんて呼ばないで。

ずうずうしい。


「そんな事あるよ!

広人くんがうらやましいな。

私なんで頭悪いしドジだしいいとこなんて1つもないよ.......。」


自覚があるならひろに近づかないで

ひろにバカがうつるじゃない。


「そんな舞花ちゃんは優しいし可愛いしいいとこだらけだよ。」


ひろ、なんでそんな子の事フォローするの?

ほっとけばいいじゃん。


「そ、そんな.....私なんて......。」


「ホント!ホント!」


「お世辞でも広人くんにそう言われたら嬉しいな。」


そうよ、お世辞よ。


「お世辞じゃないよ。ホントの事!」


え?違うでしょ?

お世辞でしょ?お世辞なんでしょ?お世辞だよね?

ねぇ、ひろ?


「あ、ありがと。なんか直接言われると照れちゃうよ。」

と顔を真っ赤にし照れる。


それを見たひろはさっきより顔を赤くした。


なに2人して顔赤くしてんのよ。


2人はふいに目が合ったのかそらした。

だけど2人はすぐお互いの顔を見て笑った。


「「あはは。」」


なにイチャイチャしてんの?

授業中なのにイチャついてんじゃねーよ。

今授業中ってわかってる?

わかってねーだろ。

わからないって言うんだったらしゃべってないで真面目に授業受けろよ。

バカのくせに調子乗りやがって。

イライラが募る。

二人でいれないこと、二人が仲良くしていること、色んな事でとてもイライラしている。

ずっと二人が気になって授業の内容なんて耳に入ってこない。

すると......。


「おい!佐伯!」

といきなり先生に呼ばれた。


「は、はい!」

と私は驚いて立ってしまった。


「お前きいてんのか?」


「す、すみません......。

聞いてませんでした......。」


「お前なぁ.....。しっかりしろよ!」

と先生に怒られた。


「は、はい......。」

と言い私は席についた。


私は怒られて真面目にやろうとノートを開いた。

すると誰かの視線を感じそちらを見た。

その視線はひろと神埼さんのものだった。

2人はこちらを見てクスクス笑っていたのだ。

私はすぐに視線をそらした。


ちっ。

なに見てんのよ。

ひろは見ていいけどお前は見んな。

てゆーか笑ってんじゃねーよ。

怒られたのも授業に集中できないのも全部お前が悪いんだからな。

お前のせいなんだよ。

あの女ホントうざい。

うっとおしい。目障り。消えろ。

ひろに近づくな。

私は授業中ずっとそんなことを考えていた。

今日の授業の内容はまったく頭に入っておらずただただ2人の事を考えて1日が終わった。

見てくれてありがとー♪

まだ続きますょー♪♪


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