普通の日常
こういう日常っていいよね~
うらやましいょ~
全部あの子が悪いんだよね?
あの子がいるからアナタは変わってしまったんだよね?
あの子さえいなくなれば元のアナタに戻るよね?
私たちの関係も.....すべて元通りになるよね?
あの子なんて消えちゃえばいいんだ。
ううん。私が消しちゃえばいいんだ。
.....なんで?アナタが私を否定するの?
私を否定するアナタなんて私の知ってるアナタじゃない。
私の知らないアナタなんて消えちゃえ。死んでしまえ。
私があの子と一緒に殺してあげる。
*ー*ー*
「ひろー、帰ろー」
私は佐伯 千夏 高校2年生
「あー、はいはい。」
こいつは私の幼馴染の宮原 広人 同じく高校2年生
私は広人の事を”ひろ”呼ぶ。
~帰り道~
「で、今日はどこ行くんだ?」
「ん?」
「どーせ寄り道するんだろ?」
「うん!今日はね~。
これ行くの!これ!」
と私はチラシを見せた。
「ケーキバイキング?」
「そう!2時間食べ放題!しかも940円!
安くない!?今日だけだよ!今日だけ!!」
「俺いーわ。」
「え!なんで!?」
「ケーキだろ?
なんであんな甘ったるいものいっぱい食べなきゃならないんだよ。」
「えー、行こーよー!」
「やだね。」
「お願いー!」
「やだ。」
「ねぇー。」
「行かない。」
「どうしても行ってくれないの?」
と私はうつむいて泣く。
まあ、泣くといってもフリだけどね。
泣く真似!
「ば!ばか!そんなことで泣くなよ!」
「だって.....。」
「おい、泣きやめ!」
ひろはかなり焦っていた。
「じゃあ、行ってくれる?」
「い、行くから!だから泣くな!!」
やった。引っかかった。
ひろが騙されたwwww
「ホント?」
と私は聞き返した。
「あぁ!」
「やったー!じゃあ、さっそく行こー!」
と私は泣き真似を止めいつも通りに接する。
「ちょ、お前泣いてないじゃん!
涙全然出てね....!」
「はいはい。気にしないのー。
そんなことはいいからー。早く行こー。」
と私はひろの腕を引っ張った。
「そんな事って.....。」
「もー早くー。ケーキなくなっちゃうー!」
「わ、わかったから腕引っ張るなー。」
私たちはケーキバイキングをやっている店へ行った。
「よーし、いっぱい食べるぞー!」
「お前どんだけ食う気だよ。」
「いーからいーから。」
~2時間後~
「ふぅ~。もう食べられない。お腹いっぱーい。」
「お前どんだけ食ったんだよ。
よくあれだけ食べれるなー。もう俺気持ち悪いよ。」
「あれだけで気持ち悪いとか言ってたら大食い選手権にでれないよー?」
「いや、最初っから出る気ないし。
第一ケーキ大食い選手権てどんな選手権だよ。」
「ケーキをいっぱい食べる!」
「そ、そのままじゃん。」
「えへへ~。」
と笑ってごまかす。
「笑ってごまかすな。」
と言ってひろに頭を叩かれた。
「もー、痛いなー。」
「絶対痛くねーだろ?」
「まあね。」
「もう暗いし帰るぞ。」
「うん!」
~家の前~
「今日はありがとね~。」
「あぁ。
まあ、毎日の事だけどな。」
「えへへ~。
明日もどっか寄り道して帰るつもりだからよろしく。」
「はいはい。」
「じゃあ、また明日迎えに来てね。」
「なんで迎えに来る前提なんだよ。
まあ、隣だからいいけど。
じゃあ、おやすみ。」
「うん。おやすみ~。」
私は家の中に入った。
今日が2人っきりで過ごす最後の日だった。
見てくれてありがとーん♪
まだ続きますょー♪♪