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剣神と黙示録 ~農村の少年が一柱の神になるまで~  作者: わたあめとは哲学である
約束をした日

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第37話 一瞬の交錯、決着

「グガァー!」


 ただ剣を添えたように置いていただけなのに、するりとタイタンの腕が切れていく。


 表面の肉だって十分に強固だし、それ以前に骨だって通ってるはず。実際に足の一部分を削るだけでも自分はあれだけ苦労したというのに。


「うっ」


 何にせよ、切れている事には変わらない。割けた腕の両端が、腕に押されて自分たちの横を通過していく。そこから噴射してくる血しぶきは顔を覆いたくなるほどだ。


「ガ……」


 タイタンだって痛覚はあるし、これが不味いことだという自覚もある。勢い付けた拳であったが、肘程度まで切れたところで何とか腕を退ける。

 

 (切れたのは良いが……どうするか)


 再度構えながら少年は思考する。撤退か決着か、そのどちらを選ぶにしても、今の不思議な現象がもう一度以上起こるのを願うしかない。ならば、後者を選ぶしかないだろう。


「オラッァ!!」


 叫びながらタイタンの方へと走り抜ける。膝立ちとなったタイタンのもう一本の腕が止めにくるが、その腕を少年は容易く切り刻んで進む。

 切っている物はただの肉片なのに、ここまで刃が止められずにスラスラと振り抜けるというのは、逆転の兆しが見えてきたのも相まって、爽快な心地良さでいっぱいだった。


 (あとちょっとか……)


 流れに乗った少年は、そのまま身を任せて進むことでタイタンの足元へと到達する。タイタンの圧倒的規模感、どこから攻撃するべきかも分からなくなってしまう。 

 

 (何なんだ? こいつ……)


 全身黒焦げ、両腕を大破させたのにも関わらず倒れる気配は無い。こうなったら、首を落とすくらいしなければ安心材料にはならないだろう。


 そう思い首を眺めるが、膝立ちでも10m近いタイタンの体高、届く気がしない。


 (まずは腹か……)


 また変化でもされたら、たまったもんじゃない。思い立ったことをすぐに行動に移す。


「よっ、せっ!!」


 タイタンの膝を足掛かりに腹部へと軽い斬撃を与えた……つもりだった。


「おっと……」


 想像以上の切れ味を持つ刃は、軽く切り付けただけなのに腹の一部分を貫通し、大きな傷口を作った。それによりタイタンは、腹を覆うように体を折り曲げてくる。


 (ヤバい、潰される!!)


「間に合わっ」


 膝上から跳び跳ねるようにして距離を取るも、すぐ上からタイタンの上半身が蓋をするように落ちてくる。横に避けるにも如何せんデカイ図体だ、間に合わない。


「ぐっ!!」


 そこで少年は当初の予定とは違ったが、頭の方に進んで首を切ることで、無理やり抜けようとする。


 (これで……!!)


 これまでの切れ味の通り、少年はもちろん首を持っていく。随分あっさりとした決着だった。


「あぶなっ……」


 喜びに浸る間も無く上を見上げる。首と胴体の隙間に入ることで、タイタンの大きな体は避けきれた。そこで油断したのもつかの間、


「ぐはっ!!」 


 崩れるように上から落ちてきた肉片が少年の頭にクリーンヒットする。比較的小さくともそれは桁違いの重量を持つタイタンの欠片、眠るように地へと少年は倒れこむ。



  

 

「ちょっと! 貴方大丈夫!?」

「いやぁー、色々あったけど、まさか倒しちゃうとはね」


 タイタンの前と後ろ出てきた二人は、片方は焦り、片方は安堵した声で述べる。

 

「「あ」」


 まさか自分以外に人がいるとは、二人の少女は驚きの表情で見つめ合う。

長い。

作者の力量不足を感じる。


……感想くれたら喜びます!!

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