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アイザデ

1、序章


太平洋上に浮かぶ孤島。

ここの大型施設にてマヤは働いている。


マヤは24歳。

勤務して5年目。

幼少期の頃から学業優秀な事もあり、飛び級を繰り返し20歳で大学卒業している。

その後IT巨大企業のZ社にプログラマーとして勤める。


機密情報が多くある事から、Z社はある孤島に大型研究施設を作る。

そこで世界各国の優秀な人材を集め商品開発や企画を行っている。


半径10キロほどの孤島をZ社が丸々買い上げ、研究に必要な人材。

生活していく為に必要な人材などを雇用し現在数千人が居住している。


マヤは新卒時からこの島で働いている。

長期休暇以外はこの島で働き生活している。

レストランやバーなどはあるが娯楽施設の様なものはほぼない島。

そのかわり自然豊かで山も多く海も透き通っている。


マヤには彼氏がいる。

19歳の時に付きあった同級生の彼氏。

遠距離恋愛にはなってしまったが付き合って丸5年。

会えない期間は寂しい気持ちも出るマヤではあるが、それ以上に仕事への情熱の方が勝る。

ストイックな働き方や能力を認められ、23歳の時点で主任に任命される。

仕事優先させたいマヤにとっては遠距離の方がちょうどよくもあった。


彼氏のAは大学を卒業後雑誌会社に就職。

今回Z社への取材の為Aがこの孤島に来ることになった。


マヤとAは前回会ったのが1年以上前。

遠距離ではあるが関係は良好。

Aからの連絡が来て喜ぶマヤ。


・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・


5月上旬


マヤはパソコンの前で無言で仕事をしている。

顔の表情は真剣そのもの。

周りが声かけにくいオーラを出している。


今回のプログラミングはマヤが中心となって初めてプロジェクト。

企画を立ち上げ、プレゼンテーションをして上層部から許可を得る事出来た企画。

連日残業になるがそれでもマヤは疲れを見せるような事もなく、生き生きと仕事していた。

それ以外の理由として、明日彼氏のAがこの孤島に来る予定である。

今日中にある程度の仕事を完成させたいとマヤは思っていた。


夕方


「ふ~~~~」

と大きくため息をつくマヤ。

マヤが求めるレベルの仕事が一段落した。

1か月この件につきっきりだったマヤ。

顔に少し安堵の顔が浮かぶ。

「00君」

「はい」

と部下がマヤの所に行く。


マヤのグループは全部で12人。

ほぼ年上であり20代後半から30代。

年齢は下ではあるが、マヤの能力を周りは認めている事から人間関係の問題も起きない。

全員が違う国出身。

文化も育ちも皆違うが、仕事への考え方、取り組み方などは同じこともあり不思議とまとまっていた。

ただそれはマヤのグループだからという訳ではなく、他の部署も同じ。

Z社の方針として

「世界各国の国々から最低一人は雇用する」

という方針がある。

多国籍の集団だからこそ未知のアイディア、イノベーションが生まれるという方針。

世界全ての人種がいる事から差別はないが、能力による差別はあからさまに出る。

年齢や国籍、肌の色、男だろうと女だろうと関係ない世界。

このような環境がマヤには合っていた。


「私の所はある程度終わったけど00君の所は?」

とマヤが聞く

「もう少しかかります。

ですが残業少しするかもしれませんが今日中には終わらせます」

「了解、チェックはしっかりしてね」

とマヤが部下に声かける。


上司となり2年目のマヤ。

1年目はとまどいもあったり、初めて出来た年上の部下たちとの話し方などにも戸惑ったが最近は慣れてきた。

仕事の時は主張が強くなりやすいタイプのマヤ。

上司として1年目の時は強く言いすぎたりもしたケースもあり、多少ぎくしゃくしたケースもあったが、年上の部下たちに

「意見が強くなりすぎるとチームとして機能性が悪くなる」

と教えられ反省した。

試行錯誤続けるうちに加減がわかるようになってきて周りとの関係性も良くなり、仕事効率も上がる事を体感した。


マヤは仕事の時は顔が少しきつくなり、言葉が強めになりやすいタイプ。

しかし普段のマヤはインドア派で1人で過ごすのが好きなおとなしいタイプ。


親友と呼べる友人が一人いる。

入社した際に寮の部屋が隣だったレイナ。

レイナは広報として入社。

マヤよりも2つ年上だった。

レイナは白人、黒人から生まれた父親と、ラテン系、アジア系から生まれた母親の娘。

4つの人種が入り混じってるクォーター。

見たことないくらいの美人で最初マヤがレイナを見た時は見惚れてしまうほどだった。

どの人種から見ても美人と思える顔、スタイル。


部屋が隣と言う事もあったがマヤと波長が合う様ですぐに仲良くなった。

レイナの仕事は広報で、マスコミ対策や、各国の政治家などがZ社への視察などに来た時には対応したり、役員が自社の新商品、サービスなどを世界各国で紹介する時には一緒についていき世界を飛び回ったりしている。


※続きはM男のブログ、またはムーンライトノベルズに書いてます。

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