第1章:異世界!
第1章: 異世界への扉
夜の街を歩く一人の女性、彼女の名は菜々子
天涯孤独の料理人で、絶対味覚の持ち主。
彼女はどんな味も再現できる才能を持ち、また、薬草や漢方薬にも精通していた。
彼女は高級レストランで働いていた。
その日、レストランは特別なゲストのために古典的なフランス料理を用意していた。
しかし、料理長が突然体調を崩し、レシピの最終確認ができなくなった。
そこで菜々子が前面に出ることになる。
彼女は一度だけ料理長が作るその料理を味わっただけで、その繊細な味わいとバランスを完璧に記憶していた。彼女はその記憶を頼りに料理を再現し、ゲストから絶賛されるほどの出来栄えを見せた。
彼女の味覚は日常の料理を特別なものに変え、彼女を一流の料理人へと押し上げていった。
ある夜、菜々子は連日準備のため徹夜続きでクタクタの中家路についていると
おばあちゃんが横断歩道で倒れていた。
「大変信号が変わる前に早くおばあさんを助けなきゃ」
奈々子はすぐにおばあさんのもとに行き
「おばあさん大丈夫ですか?信号わたりきるお手伝いをしてもいいですか?」
「お嬢ちゃんすまないね…突然めまいがして立てなくて」
「大丈夫ですよ~腕を首に回してくださいねー」
無事に信号を渡りきったところで自分の荷物を置き忘れたことに気づき取りに戻ろうとすると…
急に猛スピードで信号を無視したトラックが目の前に…
トラックに轢かれ意識がもうろうとする中
横断歩道の向こう側にいるおばあさんが慌てているのが目に入る
「お嬢ちゃんしっかりして!すぐに救急車呼ぶから・・・」
暖かい血がたくさん出て体がどんどん冷えてくるのがわかる
目が段々重くなっていき指一つ動かせなくなった奈々子はそのまま意識を失った。
目が覚めた時、彼女は見知らぬ森の中にいた。
「えっ…トラックで轢かれて…おばあさんは大丈夫かしら?
あれ?私死にそうになっていたはずなんだけど…?
もしかして異世界・・・?」
菜々子は自分の特別な才能、絶対味覚について思い返す。
彼女のこの才能は、元の世界での日々において重要な役割を果たしていた。
異世界の森で目覚めた菜々子は、自分の体に新たな力が宿っていることに気づいた。
まずは自分自身の状態を確かめて見ようと思い
彼女は深呼吸をし、集中して自身の身体に意識を向けた。
「異世界にきたならまずはこれよね~」
「ステータスオープン!!」
名前:菜々子
種族:人間(転移者)
能力:絶対味覚、魔法(全属性)、鑑定、無限収納
状態:健康
魔力:∞
「うわ~本当に出たんだけど~」
自分が健康であることに安堵しつつ、菜々子は自分の能力に驚いた。
「え?魔法全属性に魔力無限?鑑定に無限収納って・・・チートきたー!!」
特に、「転移者」という言葉には心が踊った。
菜々子は元の世界では異世界ものの小説を読み漁っていた。
「ここは私にとって新しい始まりの場所。
ここでなら私の料理と薬草と魔法の力で、何かを成し遂げられるかもしれない」
自己鑑定を経て、菜々子は自身の状況を受け入れ、新しい力を使いこなす決意を新たにする。
奈々子の旅はまだまだ続く・・
いつもご視聴いただきましてありがとうございます!
もしよろしければご意見ご感想等いただけると結愛が喜びます( *´ㅂ`* )人(*´ω`*)♡
も…もしかしたら執筆スピードがあがるかも?です(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )ƅ̋
どうぞお手柔らかによろしくお願いします。m(_ _)m