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自覚の足りない邪神さんは、いつもどこかで迷走しています  作者: デブ(小)
第十八章 邪神さんと聖なるもの
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30 歴代最高一生不滅

 仕上げに呪界の範囲をアシヤドーマン(富士)さんにピッタリ合わせて完全に閉じる。


 出入り不可能な富士山型の領域の完成である。

 ……それはもうただの富士山だね。


 一応、要石としての意義も残っているけれど、特に効果とか方向性は与えていないので役に立つかどうかは不明である。

 まあ、人間の信仰心とか次第で何かあるかもしれないし、そういう意味では「神になった」といってもいいだろう。

 もちろん、人間的な精神は無いので能動的に悪いこともできないし、万事結果オーライである。


◇◇◇


 面倒な仕事をやり遂げて清々しい気分で現実世界に戻ると、樹海が火の海になっていた。

 そして、領域を出た途端に鳴り始める携帯電話の呼び出し音。

 上空では消防だか報道だかのヘリコプターが飛び交っている。

 地上では、フジンの人たちが消火活動に勤しんでいる。

 情報量が多い。


 とにかく、ひとつずつ処理していくしかない。



 まず、周辺には飛行機の残骸のような物が散乱している。

 何らかの理由でここに墜落して、火災が発生している――といったところか。

 個人的にはこのまま虫けらどもを焼き払ってほしい。

 あはは、燃えろ燃えろー。



 しかし、人間に燃えられると面倒である。

 人死にが出るといろいろと調べられるだろうし。


 フジンの人たちは、結界を張って炎を食い止めつつ、水属性の魔術で消火活動を行っている。

 ただ、彼らの能力では熱波と煙までは完全に防げないようで、更に歳のせいか放水の勢いも弱いらしい。

 だというのに、すごく活き活きしている。

 パイモンさんの領域よりはマシだからかな?

 彼がなぜ領域を解除したのかは分からない――まさか破壊されたなんてことはないと思うけれど、事情があるなら教えてほしいところだ。

 それと、鳴り止まない携帯電話――電話の主は真由とレティシアで不在着信が13件もあるのだけれど、これもどうすればいいのか教えてほしい。



「ユノ様、お帰りなさいませ。首尾よくいったようで何よりでございます」


 そんな中、私の帰還を待っていたらしいパイモンさんが出迎えてくれた。

 ……どう見ても首尾よくいった感じではないのだけれど?


 それに、貴方には訊きたいことがあるのだけれど――。



御神苗おみなえさん、いいところに――いや、よくはないのですが、これは――」

「御神苗さん、何でもいいので早く助けてください!」


 すめらぎのふたりも、人質状態ではなくなっているけれどここに残っている。

 どちらも異能力者だけれど、火を消すような術が使えないからか完全にお荷物状態である。


 彼らからも話を聞きたいところだけれど、まずは真由からかかってきている電話に出なければならない。



「もしもし」


<あ、やっと出た! 何してたのよ!? こっちはアイ〇ンマンみたいなのがいっぱい襲ってきて大変だったんだから! 私たちを生け捕りにするつもりだったのか、最初は実弾使ってこなかったから助かったんだけど>

<真由ちゃん、私にも話させて! 姉さん、聞こえてますか!? アイアン〇ンの機動力が量産型のくせに高かったので応戦するしかなかったんですけど、後はどうしたらいいんですか? あ、もちろん勝ちました!>


 柳田さんたちをジェスチャーで制しつつ電話に出ると、興奮した様子の妹たちが捲し立ててきた。


 ア〇アンマンというと、米軍か?

 装備が似ているだけで別組織ということもあるのかな?

 現段階では判断できない。



「十中八九、さきの講習時に乗り込んできた米軍の仕業だと思います。この惨状も彼らの手によるもので――我々が呪界調査に訪れたことを察知して、いい機会だから事故に見せかけて閉じ込めてしまおう――というところでしょう」


 なんとなく柳田さんに視線を向けてみると、欲しかった情報を提供してくれた。



「燃料と火薬を満載で落ちてきましたが、この程度で我々をどうにかできると思われていたとは心外ですなあ」


 パイモンさんの情報――というかマウントは要らないかな。



「ふたりとも怪我はない?」


<うん、大きなのは。さすがにマシンガンの十字砲火を見切るのは難しかったし、尻尾が無かったらもっと苦戦してたと思うけど>

<人間相手だと思うと、いろいろ考えちゃって手が鈍るのが厄介でした。結局、殺さないように手足を砕いて戦闘不能にするしかなくて――もっと対人経験を積まないとですね>


 無事なのはよかった。

 アメリカにとってもね。


 といっても、本来は妹たちに手を出した事実だけで万死に値するものだし、何らかの報復はしておかなければ。



 それと、人間相手に面倒なのは、戦闘能力以外に戦略や資金力に政治力なんかも絡んでくることと、場合によっては人間社会全体を敵に回す可能性があることだ。

 むしろ、戦闘中にそんなことを冷静に考えられるレティシアを褒めてあげたい。

 ついでに、手早く無力化するには金的狙いがいいと教えてあげよう。



 それはそうと、電話はひとつなのにふたりと会話できているのはどういう魔法か……?

 レティシアが大声で話しているとかそういうことか?

 控えめだったあの子が自己主張できるようになって、お姉ちゃんは嬉しいよ。



「後始末は悪――専門の部隊がするから、もう帰っていいよ」


 余計なことを考えていたら、、危うく「悪魔」と言ってしまうところだった。


 もっとも、亜門さんの会社も「株式会社四天王」だし、そういう組織名とかネーミングセンスということで誤魔化せるとは思うけれど。



<了解。あ、今日はなんかちょっと疲れたから、晩ご飯作りにきてくれる?>


<あ、だったらシチューがいいです。昨日テレビでやってるの見て、ふたりで「食べたいなー」って言ってたんです>


「分かった。材料だけ用意しておいて」


 シチューか、寒い日にはいいね。

 ここはすごく熱いし、私には暑さ寒さは関係無いけれど、妹たちが望むなら万難を排して作ろうではないか。

 食べた人の運命を変えるようなシチュー――シチュー推命を!

 なんちゃって。



<やった! 楽しみにしてるね! レティ、スーパー寄ってこ!>


<うん。あ、それはそうと、姉さんは今どこで何を? 後ろでバチバチ音がしてますけど>


「ええと、私もアイアンドーマンとかいうのと戦って、今は火の海」


 何か混じったか?

 まあ、いい。

 些細なことだ。



<……え? 何それ新種? 弩級の“ド”?>


<……デザートはケーキでお願いします>


「うん、じゃあ、なるべく早く帰る」


 ケーキまで作るとなると、あまりゆっくりしていられないな。



 通話を終えて、パイモンさんに視線を向けると、彼もまた視線で返してきた。

 そこは言葉で返してほしかったなあ……。



 とにかく、パイモンさんの視線の先にあるものにはとっくに気づいている。


 富士山山腹に、光学迷彩? とでもいうようなものを施して見えづらくなっているアイアン〇ンがいて、こちらを窺っているのだ。


 ……それでバレないとでも思ったのか?

 まだ舐められているのかな?


 というか、その後ろに不可視状態の悪魔がいっぱいいるよ?

 パイモンさんが領域展開した時に呼びだした人たちだろうか。

 すごく近い――というか、覗き込んだりもしているけれど、気づかないものなのかねえ。

 それとも、気づいていることがバレないように必死なのか?



 いろいろと思うところはあるけれど、まあいい。

 今最も重要なのは、帰ってシチューとケーキを作ることだ。



「後のことは任せていい?」


「もちろんです。私はそのために存在しているのですから」


 いちいち大袈裟だけれど、それもまあいい。



「時間に余裕があれば妹たちに手を出した人たちに地獄を見せてあげたかったところだけれど、今回は呪うだけで済ませてあげよう。でも、次は無いから――って伝えておいて」


「畏まりました」


「じゃあ、後よろしくー」


「はっ」

「御神苗さん、待ってください!」

「た、助けてくれないんですか!?」


 去り際に何か聞こえた気がしたけれど、気のせいということにしておこう。

 というか、清水さんはこの程度で死ぬような鍛え方はしていないはずなのだけれど。

 私がどうにかすると思って甘えているのだろうか?


 もちろん、やろうと思えばできる。

 しかし、よく考えてみてほしい。

 火を消すだけならパイモンさんでもできるし、それが私に褒められるチャンスになると思えばやっているはずなのだ。

 つまり、この状況は現状が最善で、解決策もあると考えるのが妥当である。


◇◇◇


「ただいま」


「おかえりー」


「おかえりなさい」


 途中まで走っていたけれど、途中で面倒になってセーレさんを取り出し、転移で緊急帰宅した。


 それはそうと、やっぱり家に帰ると待ってくれている人がいるのはいいものだね。



「ところで、お姉ちゃんがいた『火の海』って富士の樹海のこと?」


「今テレビでやってますよ――というか、どのチャンネルもそればかりです」


 妹たちに言われてリビングのテレビに目を向けると、確かについさっきまで私がいた樹海が映っている。


 もちろん、パイモンさんたちは映っていない。

 既に脱出したかどうかは不明だけれど、いずれにしても見つかるようなヘマはしないだろう。



 さておき、米軍の飛行機が墜落したことは既に事実認定されていて――というか、さすがに誤魔化しようがなかったのだろう。

 テレビの人たちが全力で在日アメリカ軍や日本政府を叩いている。


 アメリカにしてみれば、遺憾の意とか世論を敵に回してでも、呪界を――あわよくば私諸共に――と、事故に見せかけて葬ろうとしたのだろうか。


 ……雑すぎる。


 まあ、「事故で処理できれば安いもの」くらい感覚でやったのかもしれないし、私だけが標的だったらそれでもよかった。

 妹たちに目立った怪我や動揺が見えないから今回はここで退くけれど、次にやったらホワイトハウスにデスを放ってホラーハウスに変えてやる。



 テレビに目を戻すと、火の勢いが弱まる兆しすら見えない樹海と、ヒートアップしすぎて論理をどこかに忘れてきたコメンテーターさんが大はしゃぎしている様子が流れている。

 まあ、どれだけ騒いだところで、裏事情を知らなければ核心的な追及はできない――日本では総理大臣も知らないことなので、適当に躱されてお仕舞いだろう。

 皇がどこまで強気に出られるか――は、フジン相手にあんなざまだったことを思うと期待できなさそうだしね。



 そんなことよりもシチューとケーキだ。


 材料は揃っているので、後は作るだけ――そうだ、セーレさんにも食べさせてあげようか。

 理不尽なお仕事でも頑張っていたみたいだしね。


 もちろん、妹たちが「いい」と言えばだけれど。


◇◇◇


 料理が出来て、デザートまで食べ終わる頃になってもまだ消火活動が続いている。

 もっとも、自宅で寛いでいる私たちにとっては画面の向こうの出来事でしかなく、緊張感とかは皆無である。

 むしろ、興奮しすぎて関係無いところまで攻撃し始めたテレビのコメンテーターさんの様子に、みんなドン引きしている。


「空気が乾燥してるからかな、なかなか消えないね」


「結局、どういう作戦だったんでしょうか?」


『パイモンが調べてくるんじゃないかな。どうせろくでもないことだと思うけど』


「あのクソ野郎を絶対許さない! だが、ユノ様の手料理を頂けたことには感謝してもいい!」


 結局、妹たちもアクマゾン利用で頻繁にセーレさんと顔を合わせていたこともあってか、特に何事も無くみんなで食卓を囲んだ。


 そうしてみんなで緩い会話をしていると、テレビに緊急速報のテロップが流れた。



 ――アメリカ大統領が死亡。


 詳細は不明だけれど、ホワイトハウスが厳戒態勢になっているのと大量のお医者さんとかが出入りしている様子は確認できる。

 また、インターネット上では「暗殺」だとか「自殺」だとか「病死」だとか「お尻が爆発した」とかいろんな説が飛び交っていて、情報が錯綜(さくそう)しているようだ。



 みんなが私を見る。

 なぜだ。


「私は知らない」


『呪いが効いたんじゃ?』


「大統領は呪っていないよ」


『真由とレティシアが襲撃されたことの報復だから、最高権力者に及んだんじゃない?』


「……そんな具体的な呪いじゃないよ?」


「お、お姉ちゃん、さすがにちょっとやりすぎ。私たち見てのとおり無事だし、鹵獲ろかくしたアイ〇ンマン装備も後で貰えるそうだし、そこまでしなくても……」


「さすがにちょっと引きます。いえ、ちょっとじゃなくてかなり……。というか、後始末どうするんですか? さすがに洗脳とかでどうにかなるレベルじゃないですよ?」


「ふはは、ご心配なく! しかし、さすがユノ様です。確かに()はありませんでしたな!」

「貴様ぁ! よくもノコノコ顔を出せたなあ! 歯ぁ食いしばれ!」

「セーレ!? ちっ、生きていたのか。だが、今はユノ様への報告の時間だ。邪魔するな」


 そんなところにパイモンさん登場。

 即、セーレさんが掴みかかる。



 あのね、「次は無い」ってそういうつもりで言ったわけじゃないの。

 それは警告に使う脅し文句であって、報告ではないの。

 というか、それはもう犯行声明だよね?



「ご心配なく。私が直接出向いてエリクサーRを掛けてきましたので、すぐに復活の報せも届くでしょう。もちろん、『次は無い』とのお言葉も伝えておきました」


『もっと大問題にならない?』


「最低限必要なところには洗脳を施しております。それに、奴らはドラマティックなものが大好きですからね。『U.S.A.! U.S.A.!』と煽っておけば満足するでしょう」


 それはさすがにアメリカ人を莫迦にしすぎでは?


 まあ、その光景は容易に想像できるけれど。


◇◇◇


 翌日、元気いっぱいの大統領が「U.S.A.! U.S.A.!」している映像がテレビに映っていた。

 彼を心配して集まっていた支持者たちも「U.S.A.! U.S.A.!」している。

 想像のとおりの異様な光景である。

 それでも、「湯の川よりマシだな」と思うあたり、駄目な方向に慣れてきたのかもしれない。



 さておき、大統領が一度死んだことは公式発表や関係者の証言などもあって覆しようがないけれど、半信半疑――というか、演出だと思っている人が多いのか、そこまでの混乱はない。

 よく分からないまま「U.S.A.!」している人も多いのだろう。



 しかし、過激な発言や問題行動で目立つ大統領には敵が多い。


 その中でも特に過激な人たちにとって、「大統領の死」という吉報の直後のこれは気が狂うほどに悔しいものだったのだろう。



 そんな中、記者に扮して潜り込んでいた反大統領派と思われる人が、機材に偽装した改造拳銃――構造的にはソードオフショットガンというべきか? で大統領を狙撃した。


 距離的には少し遠めなので殺傷力はよく分からないけれど、命中はするだろう――という銃撃に、壇上の大統領は超反応で演説台を持ち上げて盾にして防ぐ――と同時にペンを犯人に向けて投げる。

 ペンが肩口に命中した犯人は衝撃と苦痛で倒れ、少し遅れて状況を理解したSPさんたちに押さえ込まれた。



「見たまえ。ペンは銃よりも強しだ。――というのは冗談で、これは一度死んで蘇った私が神の使徒となったからだ」


 そして、大統領が何事も無かったかのように演説を始める。


 彼がわけの分からないことを言うのはこれが初めてではないけれど、人間離れした反応とパワーを見せつけたのは事実である。

 ただし、それは神の使徒になったからではなく、エリクサーRの効果が続いているだけなのだけれど、一般人には分からないことだ。



「神の使徒となったことで、私の中の優先順位が変わった。神が一番にして至上、アメリカはその次だ」


「大統領!? 貴方は一体何を言っているんだ!? 信じられない! おお、神よ!」


 この大統領の演説は予定に無かったのか、側近の人たちが慌てて彼を止めようとしているけれど、超人になった彼はビクともしない。

 というか、比較対象が現れたことで、エリクサーRの効果でひと回りパンプアップしている彼が余計に目立つ結果に。



「みだりに神の名を唱えるな! 死んだことも蘇ったこともない貴様に神の何が分かるというのだ? 舐めるな、チーロン、黙れ。貴様はクビだ!」


 何がなんだか分からないけれど、側近らしき人が公開解雇された。



 しかし、熱心に神を語っているけれど、貴方を蘇らせたのは悪魔だよ?

 貴方の方こそ神の何が分かっているの?

 というか、「神」って誰のこと?

 百歩譲って私だとしても、どちらかというと邪神だよ?



「いいか、親愛なるアメリカ人たちよ。神は天ではなく地に――私たちのすぐ傍におられる。ゆえに私はアメリカを神に捧げるに相応しい国にしなければならない! それは貴方方にとっても素晴らしい国となるだろう!」


「「「U.S.A.! U.S.A.!」」」


 拳を突き上げた強い(※物理)リーダーの姿に、「U.S.A.!」チャントがクライマックス。

 みんな正気か?


 生中継の出来事に、テレビの百戦錬磨な司会者さんや毒舌コメンテーターさんも言葉が出ないようだ。



 ……どうするの、これ?


◇◇◇


 結局、エリクサーRの効果が切れた大統領は、すぐにいつもの彼に戻った。



 ――あの日の大統領は一体何だったのか。


 危険な薬物でもやっていたか、本当の彼は死んでいて今の彼は影武者なのだとか、宇宙人に改造されたとか悪魔にとり憑かれたとか様々な憶測が飛び交ったけれど、真相は明らかにされないまま日常に流されていった。


 彼がおかしなことを言い出すのはこれが初めてではないとか、多少なりとも裏事情を知っていると深入りできないとか、そんなことよりも日々の暮らしが大切とか、いろいろな事情が絡み合ってのことなのだろう。

 あるいは、これも人間の強さなのかもしれない。



 とにかく、なべて世はこともなしである。

 いろんな意味でね。

 お読みいただきありがとうございます。


 本章はここで終わり、次章は幕間をひとつ挟んで今月中には再開したいと考えております。


 ストック自体は一か月分以上あるのですが、章の終わりが見えるところまで進めておきたいのと、申し訳ないのですがモンハンとか弥助シミュレーターをやってみたくて……。

 あの、狩猟生活体験とか歴史考証とか、創作の役に立つと思うんです!

 積む可能性も高いですが、徳も積めるかもしれませんし!


 そんな本作ですが、引き続きお付き合いいただければ幸いです。

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