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自覚の足りない邪神さんは、いつもどこかで迷走しています  作者: デブ(小)
第十八章 邪神さんと聖なるもの
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幕間 ハッピーニュー

 明けましておめでとうございます。


※本話には本編未登場の人物ネタバレが登場していますが、恐らくストーリーに影響はありません。

 どうしても気にされる方は、本章完結後に幕間としてお読みください。

 微かに聞こえてくる除夜の鐘をBGMに、みんなで年越し蕎麦そばを食べている。


 いつもはうるさい古竜たちも、年明けの御神酒おみきを期待しているのでお行儀良くしている。

 というか、期待しすぎているせいか、目はうつろで手は震えて――と、アルコール依存症の離脱症状みたいになっている。


 当然、お蕎麦を食べているというかぶちまけているというか――これを「お行儀が良い」とはいわないか。

 深く考えずに「お行儀良くしていれば、お年玉代わりに本気のお酒を出すよ」などと言ったのがまずかったようだ。

 ひとりふたりならともかく、みんな揃ってなので絵面がヤバい。



 それにしても、古竜も増えたなあ……。


 結局、灰以外は集まってしまった――あるいはすぐ近くに灰もいるのかもしれないけれど、湯の川でなら惨事になることもないだろうし、深く考える必要は無いか。

 むしろ――というか、注意が必要なのはやはりゴクドー帝国だろうか。

 帝国の情勢が良くないところに骨の――不死の大魔王の干渉もあって、悪い方に転がり始めると止まらなくなりそうな危うさがある――と聞いている。

 因果になりそうなのでかかわり合いたくないのだけれど、放置していても問題が起きそうなら仕方がないのかな……。



 それと、やはりアルの線も消せない。


 彼が作ったゲームをプレイして――ガチャで爆死した神族や天使が続々と堕天しているそうだ。

 そうして堕天した彼らが「もう天界にはいられない。つまり湯の川に行くしかない!」と押しかけてきていて、「だったら堕天した方がお得なのではないか?」と堕天がブームになりつつある。

 それ自体は本人の問題といえなくもないけれど、なぜか主神からの苦情が私のところにきているのだ。


きみのクリスマスライブが見れなくて堕天した子もいるんだよ?」


 などと言われても、それはそれ、これはこれでしょう?

 というか、娯楽や休暇はあげよう?

 人間が働き方改革しているというのに、神族がブラックとか笑えないよ?




 それにしても、今年もいろいろあった。

 妹たちどころか両親とも再会したし、それ以上の望みも特になかったので落ち着くかと思っていたのだけれど……。


 まあ、日本に戻って学校に通い直すとか想像もできなかったし、あっちの世界に魔術師とかが存在しているのも知らなかったし、両立するとかもうアニメの世界だよ。

 さすがにドラゴン〇ールじゃなくてよかったけれど。

 本当に星を壊せるとか、そんな攻撃を受けても耐えるような人は概念的にも強いはずだし、戦闘だと手を焼きそうだからね。

 戦闘以外なら完封できるかもしれないけれど、概念的な強制力が戦闘に発展するように働くだろうし、無理に逃げるよりは一度交戦した方が収まりが良くなると思う。

 なので、面倒だけれどすぐに負けない程度に戦闘能力も磨いておくしかない。



 それでも、日本での生活も残すところ三か月ほど。

 大きな問題はほぼ片付いたところだし、受験とか就職をしない身としては消化試合のようなものだ。

 ……一応、しばらくは経過観察も兼ねて地球に残るけれど、表舞台には出ない予定だし、今度こそ平穏な年になると思う。



 それはそうと、今回の学生生活は前回のものより実りの多いものになったと思う。

 これは私が人の心を理解して擬態が上手くなったこともあるけれど、やはり友人の存在が大きかったと思う。

 あるいは女性になったことで誤解のタネがひとつ減ったことか。


 いずれにしても、言葉どおり住む世界が違うので卒業と同時にお別れだけれど、残りの期間は頑張る彼らを応援するとともに、その未来が明るいものであるように祈ろう。


◇◇◇


「「「明けましておめでとうございます」」」


 などと一年を振り返っている間に新年を迎えたので、一斉に挨拶をする。


 もちろん、みんな私。

 今年は各方面からの要請で、特に親しい人たちと、親しくはしているけれど立場とかがある人たちとの公式行事的な、町の人たちとか一般に開放されている場のそれぞれに私がいるのだ。




 一般向けの場所は、お城の最寄りの大神殿のみ。


 神殿は町の拡大に合わせて複数建てられているのだけれど、「日々の祈りならともかく、新年の初祈りは大神殿でなければ失礼だ!」などという理由でそうなっている。

 当然のようにすさまじい混雑具合である。


 一応、こうなることを予測していて、「十日まで新年休みにするから慌てないように」と告知はしたのだけれど、なぜか「やったぜ! 初詣が10回できるぞ!」となっているようだ。

 狂信者って怖いね。


 もっとも、日々の祈りも初詣も「私のため」なら即刻止めさせるのだけれど、彼らの自己満足とか交流のツールになるならと黙認しているものだ。

 それを考慮した上でこの結果が予想できなかったのは、私や巫女たちの不手際である。


 ということで、来年からは貢献ポイントで初詣の権利を売ってみようか。

 それも巫女たちの負担が増えそうだし……まあ、まだ考える時間は一年もあるし、後で考えよう。




 公式行事の方は、お城の多目的ホールという名の宴会場で。

 なお、多目的とはいうけれど、パーティー以外に使っているところを見たことがない。


 そんな場所に、アナスタシアさんたちのように招かないと面倒くさい人たちや、ロメリア王国の国王夫妻や有力貴族にホーリー教のお偉いさん、魔界からの使者など、私との良好な関係をアピールする必要がある人たちを招待している。


 ただし、人族の王侯貴族が大魔王の前で平静を保つのは難しいし、ホーリー教のお偉いさんが祭神であるフレイヤさんの前で一片の穢れもない信仰を示せるかとか、いくら「力こそ正義」な悪魔族でも自分たちの名の由来となった大悪魔を前にイキれるか――などなど、様々な問題が予想される。

 いくら「無礼講」だったとしても、それを額面どおりに受け取れる豪胆な人はなかなかいない。


 そこで、アイリスやアル、シャロンにリディアと、私の周りでも優秀な人たちにサポートをお願いしているのだけれど、やはり手が足りていない。

 みんなには後でボーナス――特別なお年玉でも用意して労ってあげようと思う。


 本来なら古竜たちもここに参加させるべきなのだけれど、あの醜態を部外者に見せるわけにはいかない。

 だからといって先にお酒を与えても問題を起こす未来しか見えないし、このあたりのことも来年の課題かな。



「なるほど。湯の川に比べれば人族の国などゴミ同然。そんなところに侵攻するくらいならここに来る努力を――いや、魔界を第二の湯の川にしろってことなんだな」


「そうだ――いや、我らが神が求めているのは可能性! 畢竟ひっきょう、お主はアルフォンス・B・グレイを超えねばならんということだ!」


「そりゃまたすげえ難題だな! それこそ外界進出より難しいんじゃねえか?」


「ですが、ライナーならきっとなし遂げられます」


「我々も協力しますからね! ……いえ、偽りの英霊である私の力などたかが知れていますが」


 悪魔族を連れてきたのは間違いだったかな……。

 いや、まあ、このあたりも追々修正していけばいいか。




 そして、親しい人たちの中でも、妹たちやリリーといった堅苦しい場が苦手な人たちだけの場も用意している。


 もちろん、新年早々荒ぶる古竜たちは御神酒で誘導して速やかに隔離。

 彼らの存在は無かったものとして、公式行事に比べれば質素ながらも私の手製のお節料理を囲んで新年を祝う。



「さて、今年のお年玉はお金じゃなくて、何かひとつお願いを叶えてあげようかと思うのだけれど」


 去年はお金であげたのだけれど、湯の川ではあまり金銭に価値が無く――そもそもお城暮らしだとほぼ不自由が無い。

 その時は経済観念とかを養うのにいいかと思ったのだけれど、リリーに至っては私へのプレゼントという形で戻ってきた。

 ものすごく良い子に育ってくれていてとても嬉しいのだけれど、もっと我儘というか欲を見せてほしいと心配になる。


 そこで思いついたのがこれである。

 子供がお母さんにあげる「お手伝い券」のようなものだ。



「リリーはユノさんと一緒にいられるだけでいいです」


 リリーは本当に良い子だな!



「私はこっちのお金持ってないし現金でもいい――ペイ〇イとかあるのかな? いや、それならパイ……」


「真由ちゃん、何言ってるの!? しっかりして! あ、私はいろいろ稼げる専用ダンジョンが欲しいです」


 真由はちょっと何を言っているのか分からないけれど、レティシアはリリーにお手本を示そうとしてくれたのかな?

 ふたりも子供には優しいしね。

 レティシアもそこそこ本気な目をしていたけれど、きっと「これくらい我儘を言っても大丈夫」ということだろう。



「分かった。すぐにとはいかないけれど、専門家に相談して作ってみる。ソフィアも手伝ってね」


「う、うん! 任せて!」


 せっかくなので、出来の悪い方のお姉ちゃんにも振ってあげる。



 ソフィアもレティシア相手に人見知りしているわけではないはずだけれど、会えなかった期間が長すぎたせいか、いまだに距離感を掴み損ねているっぽい。

 レティシアも同じ理由で私を頼りがちなのもひと役買っている。

 もしかすると、ソフィアの方は出来の良いお姉ちゃんを前に引け目を感じているのかもしれない。


 しかし、ここで重要なのは出来の良し悪しよりもお姉ちゃんであろうとする意志だと思う。

 ただ、ずっと引き籠って保護者グレゴリーに甘やかされていた彼女はむしろ末っ子気質なのだろう。

 つまり、しばらくは生粋のお姉ちゃんたる私が世話を焼いてあげるしかないのだ。



「リリーも一緒にやる?」

「やります!」


 即答だった。


 まあ、ダンジョン造りというより、私と一緒に何かをやることの方が楽しみなのだろう。

 依存――というわけではなく、私のことが好きすぎるだけだと思うけれど、もうちょっと同年代の子との交流にも興味を持ってもらいたいところ。

 学園に通い始めて友人もできたようだけれど、休日に遊びに出かけることがないので――過去の私とダブって見えてちょっと心配している。



「それとは別に、欲しいものがあるなら何でも言ってみて? 私にできる範囲で叶えるよ」


 それはそれとして、甘えてもらうことも諦めない。



「……何でもいいなら、リリーもアイリスさんみたいにユノさんの眼が欲しいです」


「おおう」


 そうきたかー。

 お年玉ではなく目玉が欲しいとは……。


 アイリスが楽しそうに光線を撃ちまくっていたのを見て羨ましくなったのかな?

 ……羨ましいか?



「……そういうのは心身に負担が大きいから、もうちょっと大きくなってからね。カナメくんも何か欲しいものある?」


 あれは眼の形ではあるけれど歴とした侵食である。

 限定的なものとはいえ、心身が未成熟な子供にとっては麻酔無しの外科手術以上に負担が大きいのだ。

 外科手術なんて受けたことないので雰囲気でいっただけだけれど!



「ぼくは……耳が欲しい」


「カナメくんまで……」


 カナメくんは私の頭上にあるネコミミをご所望らしい。



 ちなみに、この子はつい先日日本で拾ってきた非常に特殊な生まれの子で、身寄りはなく年齢不詳――生まれは平安時代らしいけれど外見的には五歳くらい。

 そして、種族がよく分からない。


 一応、人間に近い外見ではあるけれど、腕が四本あって額には2本の小さな角があるので、恐らく人間ではない。

 人間と鬼のダブル――ならまだしも、ほかにもいろいろな妖魔の因子が組み込まれているっぽい。


 まあ、そのあたりのことは今はいいとして、素性的にすめらぎに預けてはおけないし、いろいろと不安定なので湯の川も不安――ということで私の手元に置いているのだ。



 しかし、耳か……。

 なぜ、耳?

 平安時代にはそういう風習でもあったのか?



『自分が何者かはっきりしないから、何かしら確かな繋がりが欲しいってことなんじゃない? リリーとは耳と尻尾がお揃いだし、古竜も翼があるし』


 そういうことなのか?

 確かに、真由とレティシアとも血の繋がりが――無いけれど、家族の絆があるし。

 古竜と私の翼は結構違う気がするし……?


 確かめてみようとカナメくんの様子を見てみたけれど、私のネコミミをモフるのに夢中らしくてよく分からない。


 もっとも、理由がどうあれ、リリー以上に幼く不安定なこの子に侵食なんてできるはずもない。



「それなら私が角を生やすしかないか……」


「何でそうなるのかな? でもまあ、仕方ないのかなあ。せめて可愛いのにしてよね」


「お姉ちゃんがまた狂ってる。ちゃんとオンオフできるようにしておいてくださいね」


 妹たちに即ツッコまれたけれど、非難しているような口調ではない。

 まあ、そこは心配していなかったけれど。


 まず、大人の努めとして子供を護るのは当然である。

 そして、今現在カナメくんの保護者は私なのだ。

 もしここで私が彼を護らなければ妹たちがやろうとするだろう。

 それなら私がやった方がマシ――という結論になるのは当然のこと。

 また、カナメくんにハッピーニューイヤー()するくらいなら、私が(Horn)年もよろしくお願いいたしますした方がいい。

 Q.E.D.



「よーし」


 ということで、角を生やそうと思う――のだけれど、やはり日常生活の邪魔になるようなものは避けたい。

 カナメくんのに合わせてあげるのがいいのかもしれないけれど、キスする時に相手に突き刺さるかもしれないのはアイリスに怒られそうだし……?

 だからといって、水牛みたいに横に広がるのは邪魔――というか、角のある生物ってほかにどんなのがいたかな?

 これまでに喰った存在の中にいい感じの角持ちがいればイメージしやすいのだけれど――。



「お、なんじゃ? お主、角を生やすのか? じゃったら儂にひと声かけるべきじゃろう! ほれ、見よ、儂の角を――」


「角なら俺のはどうでしょう? 硬さ、長さ、太さ――どれをとっても一級品! ユノ様にもご満足いただけるはずです!」


「赤のは下品だから参考にしては駄目よ。角の美しさは曲線と滑らかさ――ほら、本当ならレオン以外には触らせないのだけれど、貴女なら特別にいいわ」


「どいつもこいつも角というものが全く分かっておらん! いいか、角とは竜のあり方が最も現れる物。貴様らのような性欲塗れの物は性器と変わらんだろうが!」


「盟友よ、我が角が小さいのはあれだ――組織に見つからんようにわざと小さくしているのだ。そう、そうだ! 我らの角は万能素材だからな!」


「ユノが幼馴染の僕のために角を……!? つまり、これはプロポーズ!? 僕はお返しに何を生やせば――?」


「はー、ハニーの角かあ……。角無しでも素敵なのに、角有りになったらもっと好きになっちゃうじゃない!」


「ワタシの角はアンテナも兼ねてます。つまり、ダーリンとのホットライン繋がっちゃう! と、こういうことですね」


「何? 角の話? 見て見て、おいらの角、魔力流すと放電するんだぜ! 綺麗だろ!」


「ほう、初日の出を前に角プレイとはなかなか気が利いているではないか。よし、初日の出役は太陽の化身たる俺に任せろ!」


 そんなところに隔離したはずの古竜たちが戻ってきて、頼んでもいないのに角談義を始める。


 いろいろとツッコミどころはあるけれど、今は何よりもイメージを汚染しないでほしい――。


◇◇◇


「ふむ、そうきたか。これは痛み分けというところじゃろうか……。じゃが、悪くない――いや、良いぞ」

「なるほど、『世界樹の枝』――いや、『角』とでもいうべきものですね。これ以上ユノ様に相応しいものは無いでしょう」

「ふふ、角であると同時に冠のようでもある――素敵よ。触ってもいいかしら? ちょっとだけ、先っちょだけだから」

「さすがユノだな。物事の本質をよく分かっている。ついでにその聖樹でこいつらの性器を打ち砕いてやるといい」

「ククク、さすが盟友だ。万能素材どころか、万能そのものを生やすとはな。だが、だからこそ気をつけろ。組織は――」

「ただでさえ僕は惚れた弱味でユノに勝てないのに、木剋土だなんて――どれだけ僕を惚れさせれば気が済むんだい!?」

「ハニーの角からお花が咲いてる! 苔が生えてる奴は見たことあるけど、お花は初めてだわ! さすがハニー! どこにお賽銭入れればいいの!?」

「ダーリンの愛を受信中…………接続エラーが発生しました。物理的接続に切り替えます。ダーリンの逞しい角をワタシの穴に――」

「ユノはお花、おいらは火花! これはもうふたりでロマンスの花を咲かせるしかないね!」

「うおお! 輝いてる! 輝いているぞ、ユノよ! この輝きは太陽に勝るとも劣らん! つまり、俺と一緒に初日の出プレイ! そういうことだな!」


 うわあ、うるさいし鬱陶うっとうしい。

 角が生えた途端、古竜たちが大騒ぎを始めた――いや、ずっと騒いでいたか。



 ちなみに、生えたのは骨とか肌が変質したものではなく、彼らが言うとおりの世界樹っぽいものだ。

 それがネコミミとヒトミミの中間少し後方から頭の形に沿って前方へ――いわゆる巻き角というのか、ガラガラドンできそうな感じで生えている。

 むしろ、私には更に輪っかもあるので、木端微塵どころか供養も同時にできると思う。


 なお、先端は上を向いているので、キスの時でもそう邪魔にはならないはず。

 そして、ネコミミの下あたりにお花が咲いているので、真由の注文である「可愛さ」も確保しているし、当然脱着も自由自在である。

 欲をいえばもう少しスマートな方がよかったけれど、これなら上出来ではないだろうか?



『真由やレティシアにあげた尻尾みたいなの作ってプレゼントすればよかったんじゃない? 領域の訓練にもなるし』


「……」


 そういうのはもう少し早く言ってほしかったなあ……。


 まあいいか。

 カナメくんも私の角を見て「カッコいい……!」と言っているし、それも改めて作ればいいこと。

 自分の好きな物を生やせる世界というのも悪くない。


 とにかく、

「みんな今年もよろしくね」

 お読みいただきありがとうございます。


 本編を書いた方がいいのは分かっているのですが、ネタを思いついてしまった時点で本編が進まなくなったので仕方がなかったんです!


 なお、これを機に開発された「好きな物を生やせる魔道具」は、アイリスをはじめとして多くの人から好評を得ました。

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