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29 士気高揚

「す、すごいな、お前ら……。いや、いろんな意味で」


「本当に強くなったんだな……。いろんな意味で」


 吸血鬼にも油断があったとはいえ、ミゲルたちが一方的に、しかも吸血鬼の尊厳を踏み(にじ)って瞬殺したのは、命と引き換えに尊厳を差し出して生きることを選択した里人たちには、衝撃的な光景だった。



「ユノさん――いや、ユノ様にもろうたアドバイスが役に立ったなあ。僕らの不完全な魔法だと、それ以下の世界にしか通用せえへんとかなんとか。よう分からへんけど」


「僕らも吸血鬼もひとつの世界だけど、吸血姫の方が種族的に――定義されてることが多い分、世界としては完成してるんだっけ。よく分かんないけど」


「それでも、自覚して世界を構成してるわけじゃないから――だっけ? 俺には難しすぎてよく分かんなかったけど」


「『与えられただけの世界は表層的なものでしかなく、本質的には変わっていない。表面的な不死なんて付け入る穴なんていくらでもある』でしたか。ユノ様の仰るとおりでした」


 ミゲルたちのコンビネーションは、ぶっつけ本番の、しかも、特に打ち合わせなど行っていなかったものである。

 というより、里の仲間や大魔王を相手に試せるような戦術ではないため、ぶっつけ本番になるのも致し方ないものだ。


 それが上手くいったのは、長年積み上げてきた関係性と、これまた長年積み重ねてきた農業技術、そしてユノのアドバイスによるものだろう。




 人が頑張っている姿を見ることが好きなユノが、彼女のお気に入りの彼らの晴れ舞台を見に来るのは当然である。


 しかし、猟奇(りょうき)とも凌辱(りょうじょく)ともいえる方法で吸血鬼を完全に殺しただけならともかく、そこで自身の名を連呼されるのは迷惑というほかない。



 確かに、彼らの前で――正確にはレオナルドやエスリンに向けて、「本当の魔法」や、吸血鬼という存在などについての所感を語った覚えはあった。

 それを聞かれていたことに問題は無いが、ところどころ聞き間違いや変な解釈をされているのは理解に苦しむところで、なおかつ致命的であった。



 もっとも、ミゲルたちにしても、訓練終了直後の息も絶え絶えの状態で聞いたため、一言一句を正確に理解、記憶することは難しかったのだ。

 それでも、恩人であるユノの言葉を理解しようと、皆で寄り合って知恵を出し合い、まとめ上げたものがこれである。



 ユノとしては、その努力は否定したくないが、お互いのためにも間違いは指摘しておきたい。

 しかし、軌道修正するためとはいえ、ここで姿を現すわけにもいかない。



「おお、そうか。すごいな」


「で、そ、そのユノ様って誰?」


「ユノ様は僕らの女神になるお人や」


「超可愛くて綺麗な人だよ。あと、すごく優しいけど厳しい」


「それに、超セクシーで清楚」


「上品で、聡明で、とてもお強い方です。それなのに、私たち下々の者にも敬意をもって接してくださる、完璧を絵に描いたようなお方です」


「ああ、そうなんだ……。お前たちがそう思うんならそうなんだろうな……」


 里人たちは、ミゲルたちが吸血鬼以上にヤバい何かに囚われてしまったのだと思った。



「でも、何か矛盾してないか? 本当に大丈夫なのか?」


 吸血鬼には屈した里人たちも、仲間を想う心まで捨てたわけではない。

 彼ら自身は無力であると理解しつつも、それでもミゲルたちのことが心配で、何か少しでも力になれないかと、下手に刺激しないように気をつけながら疑問を呈してみた。



「言葉の上ではそうかも」


「君らに領域の話は分かんないか」


「まあ、実際に見てみないと分からないよね」


「ユノ様を表現する正確な言葉がありませんので、どうしても拙い説明になってしまいますね」


「「そうか……」」


 里人たちは、既に手遅れだと、深く追及しない方がいいことだと悟った。



 そんな折、正門の方から轟音と白煙が上がり、彼らの気を惹いた。


「ええっ!? 早すぎる――僕らまだ何もできてへん!」


「あっ! 定期連絡忘れてた!」


「それで正面部隊が攻撃を?」


「とにかく、のんびりしている時間はありませんね」


「そうやね。とにかく、僕らはみんなを助けにきた――いうても里を取り返すとかは無理やから、引っ掻き回した隙にみんなを連れて逃げたいんやけど、みんなの捕まってるとこに案内してくれへん? 悪いけど、個別に詳しい説明してる時間無いんや」


 ミゲルたちは、本来先に行うはずだった破壊工作を保留して、捕虜との接触を優先することにした。



 もっとも、当初予定されていた破壊工作は、捕虜との接触と説得、そして逃走のための時間稼ぎが目的で、隠密行動が前提だった。

 しかし、落石までは誤魔化せても、城壁の崩壊をスルーされることはないはずである。


 現に、城壁の方には、少なくない数の吸血鬼が対応に向かっている。




 里人たちは、全く展開についていけずに困惑していた。


 しかし、ミゲルたちが想像以上に強くなっていたことや、正面から城壁にダメージを与えられるほどの戦力を揃えて――少々誤解はあるものの、「助けにきた」という響きは希望を抱かせるものだった。


 それでも、説明が不十分なこともあって、逃げるとしてもどこに、いつまで続けるのかが分からないと不安で仕方がない。

 何より、尊厳と引き換えにここで生きるよりマシなのかなど、判断材料が不足していた。



「わ、分かった。この時間、男衆は畑仕事をしていると思うが、もうすぐ昼食で食堂に集まると思う」


「女衆はこっちだ」


 ミゲルたちは、里人たちの案内で行動を再開する。


 元より、成功率は微妙で、臨機応変な対応が求められる作戦だったが、正面城壁を突破できた場合のプランは用意されていない。

 状況はさっぱり分からないが、里人の説得や救出は彼らに任されていた案件であり、考えるより動かなければならないと判断した。



 それからしばらくして、ベネットたちが城壁を越えて、かつての故郷に侵入した。


◇◇◇


 残るか逃げるかを迷っていたニコルは、城壁が破壊されたと聞いて安堵の息を吐いた。


 その小規模の破壊は大魔王の手によるものではないだろうし、デスやそれを従える存在であれば《転移》などで侵入できるはずである。

 つまり、彼女たちは参戦していない――少なくとも現時点ではその姿は見えない。



 ニコルにとって、里に残っても逃げても、デス以上の存在を仕向けられれば終わりである。


 しかし、彼の知り得る範囲の上位者に助けを求めるのは、禁忌に近づくことと同義で自殺行為である。

 普通なら、ろくに動けない真祖はともかく、不死の大魔王がそう簡単に敗れるはずがないと考えるところだが、その一端に触れた彼には、ヴィクターが善戦する姿が想像できなかった。



 ヴィクターに会った時には、その覇気に気圧されつつも、後で強がれるだけの余裕があった。


 しかし、バケツを被った彼女は、何かが根本的に違った。


 それに何かされた自身の左腕が、今もって何かが違う。

 何度も切り捨てようと考えたものの、なぜか取り返しのつかないことになるような予感がして実行には至らなかった。


 とにかく、彼女とは絶対に敵対してはならない。

 つまり、禁忌とやらには絶対に近づいてはいけない。


 しかし、ほかに行く当てもなく、吸血鬼の身では人里に紛れるのも困難で、吸血衝動のせいで根無し草になるのも問題である。


 結局、囮や人質の多い隠れ里に残るしかなかったのだが、開き直れるほど彼の心は強くなかった。



 それでも、いつ来るかと怯えて過ごす時間は終わった。

 ここを上手く切り抜ければ、生き残れる目が出てくる。



 ニコルにとって最良のシナリオは、「狩人の撃退」である。


 しかし、その場合は大魔王やデスが後始末に出てくる可能性がある。


 ただし、前者が出てくる場合は面子の問題で、序列的にはニコルの上位に当たる貴族を生贄にすれば助かるかもしれない。

 後者であれば、もう神頼みくらいしか手はないが、投入するつもりなら最初から投入するはずの手札であることを考えると、恐らくは杞憂に終わる。

 だからといって、恐怖は消えないのだが。


◇◇◇


 警戒に出てきた吸血鬼たちをどうにか撃退しつつ、故郷への帰還を果たしたベネットだが、そこでようやく「何をすればいいのか」が分からないことに気がついた。


 しかし、最高に有利な状況で、普段なら苦戦を免れないレベルの吸血鬼を相手に立て続けに勝利したことで、長年鬱積(うっせき)されていた様々なものから解放されて、カタルシスを得ていた――だけであればよかったのだが、(たが)が外れたベネットはとんでもない指示を出す。



「このまま吸血鬼どもを殲滅するぞ! 火を放て! 奴らを太陽の下に引き摺り出すのだ!」


 当然、自分たちの故郷を自分たちの手で焼くことに難色を示す者も少なくなかったが、肯定派の「吸血鬼を駆逐してから再建すればいい」という圧力には勝てなかった。

 自分たちの主張を貫けるような者が、ここまで彼らに従っているはずもないのだ。


◇◇◇


 里の入り口方面で火の手が上がったのを見たミゲルたちは、作戦とは全く違う展開に困惑するしかなかった。


 彼らの行うはずだった破壊工作は、吸血鬼以外にはなるべく被害を出さないよう配慮したものである。

 というより、こんな無差別な破壊を行ってしまっては、要救助者たちまでいたずらに混乱させてしまう。

 そうなると、説明や説得をするのに時間がかかったり、迅速な逃走の妨げにもなってしまう。


 湯の川の監督がついているはずの正面部隊がなぜこんなことをしているのか、それとも吸血鬼たちが彼らの足止めのためにやっているのか、ミゲルたちの位置からは確認のしようもない。

 ただ、この作戦で全員を救えるとは思っていなかった――断腸の思いでそう覚悟していたものを、更に下方修正する必要がでてきたことに唇を噛んだ。



 まだ湯の川っ子ではないものの、ユノの信徒である彼らに、自己犠牲などという逃げは許されていない。

 何人見殺しにしたかではなく、何人救えるかがこの作戦の指標であり、彼ら自身も真っ先に救うべき対象なのだ。


 結果として犠牲になるのは仕方がないが、最初からそういうつもりで挑むのは、期待して目をかけてくれたユノへの裏切りである。

 ユノ本人は、「残された人の気持ちを無視した自己満足」という点を問題視しているだけで、自覚した上での行動なら尊重するのだが、ユノの信徒にとっては前述の理由以上の問題は存在しない。



「急ぐで! 僕らの自己満足やとしても、ひとりでもようさん救うんや!」


「「「おう!」」」


 ミゲルの号令に、メンバーの士気が高まる。

 もっとも、先導している里人の速度が上がったわけではないので、気持ちだけのものだったが。


◇◇◇


 地下水路を攻略していた部隊は、想定以上に苦戦していた。


 その理由は、ゾンビやグールといったアンデッドの存在――ただし、人だけではなく、大小様々な動物のものだ。



 里にいる一般以上の吸血鬼たちとは違って、人間の血を得ることができない下級の吸血鬼たちは、その本能を満たすためには動物の血を吸うほかなかった。

 それはイヌネコなどの愛玩動物からはじまり、オオカミ、イノシシ、クマなどの野生生物、中にはネズミのような小型のものまで、血液が流れているものなら何でも襲っていた。


 当然、それらは彼らの吸血衝動を誤魔化すだけのもので、到底満足できるようなものではなかったが、人間や家畜は一般以上の吸血鬼によって管理されているため、彼らがおこぼれに与るようなことは滅多になかったのだ。

 そうして発生した、下級吸血鬼の何倍もの数のアンデッドが、日の光を避けて地下通路に潜み、飢えていたのだ。



 前衛2名で通路を封鎖できるため、後方の警戒は必要ないという戦術は、人型以下の小型ゾンビのせいで早々に崩れていた。


 もっとも、地獄の訓練のおかげで、後衛でもイヌネコゾンビ程度であれば、無視はできないものの大した脅威にはならない。


 ただし、それらに混じって襲ってくる、飢えた吸血鬼への対処が遅れる原因になると同時に、唯一といっても差し支えのない攻撃手段の聖水を浪費することも避けられない。


 聖水の量は、《固有空間》のほとんどを占有するレベルで充分な余裕を持たせていたはずだったが、アンデッドの量がその想定を大きく上回っていた。



 また、吸血鬼ほど脅威ではないが、吸血鬼のように死ねば灰になるわけでもなく、ただの死体になるだけのアンデッドは、動いていてもいなくても邪魔な存在である。


 場合によっては、解体か回収しなければ前進できないこともあったが、解体して放置する場合にも、瘴気濃度を蓄積させないために、聖水などで清めなければならない。

 回収するにしても、《固有空間》の容量には限度がある。

 詰め込みすぎると、現場での聖水の再調達を減らすことにもなる。


 もっとも、あまり進行速度を遅らせられない都合上、現地で生産できる量も限られる。

 それに、狩人たちの中には専門の聖職者がいないため、即席では気休め程度の物しか作れないが、無いよりはマシである。



 そんな事情から、既に予備隊も投入しているのだが、それでも聖水の消費量は増える一方で、供給が追いつかない。


 予備隊の投入は、最悪の想定での上限に達している。


 これ以上の予備隊の投入は、万が一にも生き埋めや毒ガスなどの罠が仕掛けられていた場合は甚大な被害を受けるため、可能な限り避けたい。

 また、里へ侵入した後の作戦を遂行するためにも――むしろ、貴族級と対峙する可能性もあるそこからが本番であり、一定の戦力は温存しておく必要があった。



「なるべく素手でやれるゾンビは素手で斃せ! 浄化も最低限でいい!」


「うわあ!? 大蛇だ! ヘビのゾンビがいる! 悪食すぎるだろ! こんなの素手でどうしろっていうんだ!?」


「もう目先の罠は警戒してもどうしようもねえ! 前衛を突破した奴の処理に注力しろ!」


「やってるよ! ネズミ多すぎ! やってもやっても追いつかないんだよ!」


「今どの辺り!? 聖水のストック尽きそうなんだけど!」


「半分ちょい――六割ってところじゃねえかな?」


「足りない! 絶対足りない!」


 本来であればかなりの修羅場で、会話をする余裕などあるはずもなないのだが、地獄の訓練を潜り抜けた精鋭たちは、ギリギリのところで踏み止まっていた。

 なお、進捗状況は全体の六割ほどで、聖水のストックは二割を切っている。


 このまま奥までアンデッドがぎっしり詰まっていなければ足りる可能性もあるが、現状ではまだアンデッドの攻勢が衰える様子はない。



「どうする? 撤退するか? 撤退すんなら殿(しんがり)を務めてやるぜ?」


「――いえ、進みます! 俺たちにはユノ様のご加護があるんですよね」


「ゾンビごときで退いちゃ、ユノ様に顔向けできねえ!」


「昨日は頭領たちのせいで壮行会が――ユノ様のライブが中止になっちまったからな! それを見るまで、俺たちは死ねねえ!」


「あの老害、マジでろくなことしねえな!」


「でも、生きてれば次の機会がある!」


「ああ、歓迎会だな!」


「胸張って楽しむためにも、こんなところでケツまくるわけにはいかねえ!」


「わはは! 弱っちいくせに、根性は最高じゃねえか! ああ、ユノ様はきっとお前らを見守ってる! んで、その頑張りに報いてくれるぜ! 死んだり逃げたりしちゃあもったいねえ!」


「じゃあ、頑張ってるところしっかり見てもらわねえとな! お前ら、気合入れろよ!」


「「「おう!」」」


 地下通路攻略部隊のメンバーは、決して順調とはいえない――生と死の境界で必死に抗っている状況でも、士気だけは衰えるどころか上がり続けていた。


 それも、後に用意されているであろうご褒美や、ユノが彼らひとりひとりを見ているというご褒美のおかげである。




 魔族領でのユノは、特に誰かに能力を見せるようなことはなかったが、複数の大魔王を率いている事実や、彼らの口から語られる湯の川での彼女の話などで、多くの信徒を獲得していた。

 巫女を連れてきていないので大丈夫だと油断していた彼女のミスである。


 狂信者の域には至っていないのは幸いだが、それも時間の問題である。



 攻略隊の面々は、大魔王をも虜にする女神が見守ってくれていると思うと、どこからともなく力が湧いてくるのを実感していた。


 普通は人間の信仰が神の力になるものだが、ユノの場合は、彼女を信仰すると、信者の力になる。


 しかし、世界を自由に、無数に創造できる彼女が、信仰で増える力など誤差にもならない。

 むしろ、見返りが無くても他者に恩恵を与える彼女は、無償の愛を体現する女神かママであり、今や半ば眷属化しているシステムもそう認識している。



 そこまでならよかったのだが、システムが忖度した。


 その結果、ユノの信者にはステータスやスキルなどに補正が掛かるようになった。


 さすがに、一気に何倍にも強くなるようなことはないが、信者は湧きあがる力に彼女に見守られていると実感して、更に信仰心と士気が上がる。

 システムはそれに反応して、忖度度合いを強める。

 すると、信者は自らが選ばれた者であると錯覚して、更に信仰を加速させる。


 そうして、最大200%までパラメータが上昇する、狂信者発生スパイラルが完成していた。



 ただ、彼らの想いとは裏腹に、ユノが彼らを観ていたのはアタック開始から数分だけだった。


 グロ耐性が相変わらず低い彼女は、大量のゾンビを前に早々に離脱していたのだ。

 もっとも、彼らがそれを知ったからといって彼らが不満に思うようなことはなく、むしろユノを遠ざけたアンデッドへの怒りに変えるか、「俺が守護ってあげなければ」と庇護欲を掻き立てられるだけなのだが。


 信仰は人の心を豊かにする反面、目を曇らせてしまうこともあるのだ。

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