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42 採点

――ユノ視点――

 あれから、大空洞下層での単独行動や、悪魔とのやりとりなどについての事情聴取やら、検疫的なあれこれなどなど、いろいろとあった。


 もっとも、検疫については魔法的なものだったので、私には効果が無かった。

 そのせいで、拘束時間が無駄に延びたけれど。




 とにかく、どうにか魔界村に帰ってきた。

 一時はどうなることかと思ったけれど、結果的には無事に遠足を終わらせることができた。


 コレットも、あれ以降は、リディアさんから暴力を受けたりはしていないようだ。

 そして、以前の関係に戻っている――いや、戻ろうと努力しているように見える。



 リディアさんには少し言いすぎたかと思ったけれど、ちゃんと自身の言動を反省してくれたようだ。

 そういう素直なところは彼女の美徳だと思う。

 まあ、素直すぎて視野が狭くなっている気もするけれど、それはもっと彼女に近しい人が指摘した方がいいだろう。


 とにかく、この様子なら、コレットからSOSが出るまでは見守るということでいいだろう。



 変わったことといえば、私が素顔を晒したその日のうちに、私の親衛隊ファンクラブなるものが発足した。


 というか、私の素顔を見てとち狂った人たちが、私やその周辺の人に迷惑を掛けないようにとアイリスが組織したものである。

 言い方は悪いけれど、彼らの動向を管理したり、人間の盾にするつもりなのだろう。


 なお、隊員数は現在のところ二百名弱で、なぜか顧問には副学長先生が就任していた。

 副学長先生の立ち位置がよく分からない。



 また、親衛隊の人数は、当時そこにいたG組と、その直後に合流したS組だけのもので、今後相当数の増員が見込まれているそうだ。


 そう聞くと、今更ながらにやってしまった感が酷い。

 とはいえ、済んでしまったことを嘆いても状況が良くなることはないので、とにかく前向きに受け止めようと思う。


 ……前とはどっちだ?




 さて、魔界村に戻ると、休む暇もなく、遠足参加者全員が闘大の大講堂に集められた。


 例年どおりであれば、学長先生からの各組の成績発表やら優秀者の表彰などなどが行われる。

 それから、最後に閉会の挨拶があって、長めの夏季休暇に突入となるそうだ。



 ただ、今回は不慮の事故で、4人も犠牲者を出している。


 しかも、あまり公にはできない事情もあったりして、そもそも、学長先生が体調不良を理由にずっと学園に出てきていないこともあって、それらが中止になるのではないかとも思われていた。



 もちろん、式典が中止になったからといって、ルナさんたちが稼いだ実績がなくなるわけでもない。

 スタンピードの対応もそうだし、崩落に巻き込まれながら生還したというのは、そこそこ評価されるものらしい。

 ルナさんの目標に向けて一歩前進した形である。

 選抜に勝っても魔界からは出られないけれどね。

 ごめんね。


 それでも、私が目立たなくなるのは好都合である。



 しかし、現実はそんなには甘くなかったようだ。



 生徒や講師が全員入れるサイズの大講堂は、講堂というよりは巨大なコンサートホールのようである。


 そこでの私たちS組ルナ隊は、邪魔にならないように隅の方に陣取っていた。



 多くの学生は、私たちと同じように、組ごとに、若しくは隊ごとに集まっている。


 それ以外の、特に表彰などには縁のない人たちは、バラバラに座っているようだ。

 必要に迫られて、とりあえずパーティーを組んだだけのドライな関係だったのだろうか。



 そんな状況の中、私たちのいる付近にはS組以外の人も大勢いて、人口密度の分布がおかしかった。



 お察しのとおり、彼らは私の親衛隊に入った人や、私の噂を聞いて野次馬に来ている人たちである。


 空席が目立つ講堂内において、立ち見に飛び見までもがいるレベルである。



 当然、血の気の多い悪魔族が一箇所に集まって何も起きないはずがない。


 隊員同士の喧嘩はご法度となっているそうなので、そこはいいのだけれど、隊員と野次馬、野次馬同士はどうにもならず、結構騒がしくなっていて肩身が狭い。

 私のせいで争わないで、とでも言うべきか。




 しかし、それも学長先生の登場で、一瞬にしてほぼ沈静化した。


 もっとも、それは学長先生のカリスマとは別の要因のようだけれど。



「お、おい。あれ、学長だよな? 学長って、体調不良だったんじゃないのか?」


「あ、ああ。そう聞いてる。その学長が、何であんなに血色が良い――っていうか、ムキムキバッキバキになってんの?」


「首から下が全く別人じゃねえか……。もしかして、これが『移植』ってやつか?」


 などという声が聞こえてくるように、元々細マッチョではあった学長先生が、ゴリマッチョ――いや、ゴリラも裸足で逃げ出すような身体に仕上げてきたのだ。

 そういえば、学園内の各所に飾られている初代大魔王の絵画や彫像もそんな感じだった。


 もっとも、初代大魔王の方は、体長数十メートルありそうな感じで描かれていたけれど。

 ゴリラというより〇ジラ、若しくは〇ングコングである。

 ヤバいね、初代大魔王。



「おはよう、諸君。疲れているところを悪いが、もう少しだけ頑張ってほしい」


 壇上に立った学長先生が、拡声の魔法も使わずに、講堂内の隅々まで通る肉声で切り出した。

 その声に《威圧》でも込められていたのか、僅かに残っていた喧騒もピタリと止まった。


「まず、私事になるのだが、私の身体のことでいろいろと聞いていた者も多いと思う。心配をかけたかもしれんが、見てのとおり大事(だいじ)無い」


 充分大事(おおごと)なような気がするのは私だけではないと思いたい。

 というか、身体だけではなく、脳もやられているのかと心配になる。



「それでは本題に移るが――今回の大空洞遠征では、史上類を見ない大崩落に見舞われ、前途ある若者が4人も犠牲になってしまった。まずは彼らに哀悼の意を表し――」


 学長先生にもコレットの報告は届いていると思うのだけれど、どうやら、学園的には事故ということで処理するようだ。


 とはいえ、こんな所で本当のことは言えないだろうし、学園長が出てきたのも、私には分からない配慮とかもあったのだろう。


 というか、今更だけれど、コレットに負担を押しつけすぎたか。


 やはり、四天王の死体は捨てていくべきだった。

 それか、私が持って帰るか。


 まあ、今更どうにもならないけれど。



 さて、そのコレットは、リディアさんと一緒にいて、なぜか落ち着きがないように見える。

 というか、リディアさんも妙にそわそわしている。


 いまだに私の脅迫が尾を引いているとは考えにくいのだけれど、魔界村に戻ってきてから、ほんの少し目を離していた間に何かあったのだろうか。

 きちんと仲直りして、少し気恥ずかしくなっているだけとかならいいのだけれど。




「それでは、評価に移る」


 四天王の話は割と軽く流された。


「まずS組だが、不測の事態の連続にもかかわらず、大きな被害を出すこともなくキャンプまで辿り着いた。これは個々の実力もそうだが、見事な団結力だと評価せざるを得ない。よって、プラス50点!」


 50点が高いか低いかは分からないけれど、思いのほか甘い評価だ。

 


「だが、その不測の事態の原因となったG組は、事態の収拾に当たるでもなく、探索を優先した。大きな力を持つ者は、その力に応じた責任を負う――結果として大事に至らなかったとはいえ、その責任を放棄したことは看過できない。よって、マイナス100点とする。それ以外の組はプラスマイナス0点。今回は残念だったが、次回は頑張ってほしい」


 あはは、G組はマイナスだって。

 もっとも、あれで減点されないなら、何が減点されるのかという話なのだけれど。


 ただ、私としては、責任は能力ではなく、何かをなそうとする意志において発生するものだと思う。



 とにかく、評価はまだ始まったばかりだけれど、現時点では私たちS組がトップに立った。

 ルナさんとジュディスさんも心なしか嬉しそうだ。



「次に、攻略組、S組ルナ隊だが――。これは単なる魔物の討伐数を競うものではないため、本来は評価の対象ではないのだが、さきの魔物のスタンピードで消耗しているにもかかわらず、最終キャンプ地付近の魔物溜りにアタックしている。結果的には大崩落に巻き込まれ徒労となったが、その勇気と英断は賞賛されてしかるべきだろう。よって、S組にプラス80点!」


 お、また得点だ。

 学長先生どうしたの?

 やっぱり、脳の調子悪い?


「その後、更なる不測の事態の中でも団結し、全員無事に生還したことは、素晴らしいのひと言に尽きる。もっとも、幸運によるところも大きいのだろうが、幸運を呼び込み掴み取るのもまた実力。よって、S組に更にプラス300点!」


 おお、学長先生大盤振る舞いだ。

 S組の人たちは、ルナ隊以外は特に仕事をしていないのに、棚ぼた的に評価が得られたことで大いに沸いている。


 そして、副学長先生は悔しそう。

 この人は結局どういう立場なのか。



「また、ルナ隊所属のアイリスの従者が大崩落で独り(はぐ)れてしまったが、大空洞下層での単独行動という絶望的な状況にありながらも、G組リディア隊の保護に、食料や薬品類の提供など多大な貢献をしてくれた。従者単独の行動ゆえポイントはやれぬが、ひとりの子の祖父として礼を言いたい。ありがとう」


 学長先生がこちらに向かって丁寧に頭を下げ、それを切っ掛けにあちこちから拍手を送られた。

 いや、単に成り行きなのだけれど――とは言い出しにくい。


 というか、大崩落とやらの半分くらいは私のせいなのだけれど、それでも褒められるのは悪い気はしない。



「それともうひとつ。彼女はリディア隊から逸れておったコレットの救出までなしとげておる。確かに、暗闇の中で、魔力が無く、体術に秀でた彼女を感知することは、悪魔でも難しいだろう。とはいえ、万一戦闘になった場合は、相手が悪魔のような肉体的に優れた種族が相手では分が悪い――いや、逃げることもできないとなれば、我々よりも致命的だろう」


 ふむ、学長先生は、私の能力をそういうものだと評価しているのか。

 それとも、揺さ振りをかけているのか?


 考えて分かることでもないのだけれど、彼のあの変りようは、きっと私の料理が一因だよね……。

 ほかにも主たる要因があるはずだし、そもそも健康になっているので恨まれる筋合いはないのだけれど、さすがに周りがそれだけでは済ましてくれないかもしれない。



「それでも、悪魔(ひし)めく大空洞下層を、単身で探索できる勇気を持つ者が他にいるだろうか。知っている者も多いかと思うが、過去のコレットの言動は、彼女を必要以上に傷つけるものであった。そんな者を、見返りもなく助けるその献身。そして、貴族級の悪魔に遭遇しておきながら、見事に切り抜ける機転。さきにも言ったように、彼女はただの従者であり、主人の意を無視して動くことはあり得ない。しかし、彼女は主人からの指示が無い中、迷わずそれらをなした。それはつまり、日頃から彼女がそう動くように指示していた、主人の教えの賜物である。そこで私は、彼女たちの思慮深さと勇気、そして見事結果を持ち帰ったことの両方をもって、特例としてポイントを進呈しようと思う。――S組にプラス1,000点! そして、その分G組にマイナス1,000点だ!」


 学長先生の宣言の後、それ理解するまでの一拍を置いてから、歓声と悲鳴がほぼ同時に起こった。


 やはり、1,000点がどれほどの価値なのか分からない。

 そもそも、点が欲しくてやったわけではないのだけれど、まあ、くれると言うのなら貰っておく。


 というか、魔界の人は、子供が助けを求めていても助けないの?

 子供は国の――いや、世界の宝だよ?

 それを大事にしないのは駄目だろう。



 さておき、リディアさんとコレットが、こちら――というか、明らかに私を見ている。

 減点されたことを怒っているとか恨んでいる感じではなく、どちらかというと困惑とか憐れみとか、判断に困るものだ。


 もしかして、何か面倒事が待っていたりするのだろうか?



「さらにもうひとつ、彼女は魔界の有史以来の偉業をなしとげた。――これが何だか分かる者はおるか? 見たまえ、これこそが我ら悪魔族の悲願。堅牢な封印越しにでも、この膨大な魔力の波動は皆にも届いているであろう?」


 学長先生がそれを取り出した瞬間、思わず「あっ」と小さな声を出してしまった。


「そう、魔神の心臓とも呼ばれる『デーモンコア』である。大魔王様にも報告し、急ぎ高位の鑑定士を寄越してもらっているが、まず間違いないだろう。彼女は、これを大空洞の地の底より持ち帰った――いや、正確にはコレットが持ち帰ったのだが、彼女は、自身の規格外の魔法無効化能力がこれに悪影響を及ぼさぬよう、魔力を通しにくい鋼鉄の箱に入れた上でコレットに託したのだ。さすがの彼女でも、これを抱えて悪魔から逃げるのは不可能。コレットに手柄を取られても、魔界のためになればという気高い精神でだ! 貴族の責務を忘れた貴族擬きも増えてきている中で、平民にこのような者たちがいたことに、まだまだ魔界も捨てたものではないと、魔界の未来委は明るいと確信した!」


 あああ、違うの。

 ただ忘れていただけなの。


 少し前までは覚えていたの!


 でも、私にとってはそんな石ころより、コレットの方が大事だっただけなの。


 コレットが魂や精神に深い傷を負ってしまうと私も悲しいのだけれど、あの程度の石なんて売るほど採れるの。

 売ると怒られそうなのでしないけれど。


 そうだ!

 私は、彼らがそんな物を使って何をしたいのかを見たいのだ――ということでいけないだろうか?


 うーん、無理か?

 今からでも返してほしいのだけれど、さすがに無理っぽいか?


 ヤバい、どうしよう?



 アイリスの方を窺うも、諦めたような表情で小さく首を横に振られただけ。

 そして、ルナさんたちが、信じられないという表情で私を凝視している。

 なるようにしかならないということか。



「英雄の資格を持つ少女と、正直すぎる少女に最大の賛辞を。S組にプラス5,000点! G組にもプラス3,000点!」


 何だか点数の付け方が雑すぎるような気がするのだけれど、採点基準はあるのだろうか?

 それとも気分次第?

 それなりに学生も楽しんでいるようだしいいのか?




「だが、残念なことに――彼女は魔界の法を破った」


 うん?

 誰のこと?


「正確には、禁止されている魔法を使ったわけではないし、現在の法では裁けない類のものかもしれん。だが、こうなることを知っていたから、バケツなどを被っておったのではないのか? 法を破ってはおらなんだとしても、我々との約束を破っているようなものだ。彼女が何を考えてそのような暴挙に出たのかは分からないが、私は魔界の秩序を守る立場にある者としてこれを看過できん。よって、彼女とS組に与えていたポイントは全て取り消しとする!」


 何?

 もしかして、素顔を見せたことを言っているの?


 それがコレットを助けたり――は自分の意志でやっていることなので、どうでもいいけれど、私やルナさんたちの点数を帳消しにするほどのものなの?


 というか、約束って何?

 そんなものをした覚えはないのだけれど、もしかするとまた忘れているとか、そもそも聞いていなかった可能性は排除できない。


 しかし、だからといって罰則を決めていたわけではないと思うし、これは横暴すぎる気がする。



「今回の遠征は、G組の優勝だ!」


 何という出来レース。


 特に点数とか勝負には拘っていなかったので、それ自体はどうでもいいのだけれど――そうか、こうなることを知っていたからのコレットたちの表情か。


 というか、数千点も減点される私の顔って何なの?



「さらに、ユノ個人には罰として15日間の懲罰房生活を命じる。それと、ルナ隊の面々は、後で私の部屋まで来るように」


 何だそれ。

 アイリスやルナさんたちは関係無いでしょう?



 ひとつ文句でも言ってやろうかと思ったけれど、私よりも、エカテリーナさんや親衛隊の人たちの方が殺気立っている。


 彼らまで巻き込んでの騒動に発展すると、私の余罪が増えそうな気がする。

 さすがにそういう理不尽は要らない。



 まあ、懲罰房とやらに放り込まれても分断されるわけでもないし、アイリスたちに危害が加えられると決まったわけでもない。

 そのときはそのときということで、ここは大人しく従っておくべきか。



「誤解だと分かればすぐに戻ってこられると思いますので、ユノも、皆さんも早まった真似はしないでくださいね」


 アイリスも同じ結論に至ったのだろうか――というか、私も信用されていない?

 念のためだよね?



(既にいろいろやらかしてる気もするけど)


 え、何を!?

 アナスタシアさんの欠片のことを忘れていたのは、朔が教えてくれてもよかったんじゃないの?


(分かっててやってるんだと思ってたんだけど。ボクにとってはどうでもいい物だし、ユノにとって大事な物だっていうなら、忘れてるなんて思わないよ)


 ……まあ、自分の失敗を他人のせいにしても仕方がない。


 どのみち、アナスタシアさんの欠片――というか、精神や魂に影響を与えるでもなさそうな、ただの劣化版神の秘石を失っても痛手ではない。

 それに、禁固も分体の無駄遣いになる程度で、大した意味は無い。


 コレットと仲良くなれたと思えば、大勝利といってもいい。




 こうして魔界での初めての学校行事は、私の謹慎処分とS組の敗北、そしてルナさんの幾ばくかの実績取得という形で幕を閉じた。

 実績まで帳消しにされなくてよかったよ。


 とにかく、今回は、国家間の戦争とか神々の思惑などといった、規模の大きなものには巻き込まれていない。

 結果も、比較的大人しいものになっているように思う。


 つまり、大勝利と言っても過言ではない。



 アナスタシアさんの欠片についても、彼らがそれをどう扱うのかを見てから考えればいい。

 道具なんて、使う人次第で良し悪しが決まるのだし。


 ということで、アナスタシアさんへの報告は一旦保留しよう。

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