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06 オーダー

――ユノ視点――

 フレイヤさんたちが湯の川に住み着いてから数日。


 折に触れてセクハラされるだけで、特に代わり映えのしない日々が続いた。


 彼女たちの持ってきた問題は、神でも容易に解決できるものではなく、ただ時間だけが過ぎていく状況だ。

 もちろん、そんなことの解決策が私に思いつくはずもない――正確には「暗殺」とか「皆殺し」くらいは思いついたけれど、実行できるはずもない。



 そもそも、解決策を探しに来たはずの当事者たちが、既に諦めたかのように遊び惚けているようではどうにもならない。



 とはいえ、同じ神族であるヨアヒムから聞いた話では、神や天使には趣味や娯楽とよべるようなものが少なく、それどころか、休暇すらも無いという、ブラックどころのレベルではない環境である。

 ちょっと休暇ではしゃいだだけで、堕落といってしまうのは酷かもしれない。



 なお、彼らのお気に入りはお風呂上がりの卓球らしい。


 もっとも、競技自体が楽しみというより、対戦相手が私や古竜あたりにしか務まらなくて――特に、私のチラリとかポロリを期待してのことだと思う。

 私の時だけ気合の入り方が違うし。


 残念ながら、私の浴衣は朔による特別製なので、朔の制御を振り切るレベルで激しく動かなければ、チラリはともかくポロリはない。


 しかし、彼らはそれを可能にすべく、魔球というか神球の開発に余念がない。

 そんな莫迦なことでも真面目に努力や研鑽をしているのは、見ていて楽しい。


 ただし、爆発する玉などの、もう卓球だか何だか分からないものは禁止させてもらった。


 理由は、ラケットが壊れるから。


 私の愛用のラケットは、普通に道具が使えない私のために、クリスが作ってくれた特注ラケットである。

 といっても、それほど特別な物ではなく、グリップと打球面ブレードが分離していて、グリップに仕込まれた魔石の力で、ブレードがそれに追従するだけの単純な物だ。

 ……充分特別だった。


 とにかく、私が使っても壊れないのはいいのだけれど、さすがに細かい精度までは望めない代物である。

 普通の卓球なら良いハンデといえなくもないけれど、マジカル爆発物の処理など無理がありすぎるのだ。


 なお、同様の機構で野球のバットなども開発しようとしたらしいけれど、さすがに魔王や神の投げるボールに打ち勝てるほどの強度が出なかったので頓挫した。

 むしろ、「私めをバットにしてください!」などという奇行に走る人が出てきたりしたので、プロジェクトを凍結せざるを得なかった。


◇◇◇


 そうやって問題解決を先送りにしていたところに、新たな来客という名の問題がやってきた。


「ユノ、客だ。一応、応接室で待たせてるんだが――相手はあのバッカスだ。集会の時にいた毛無しの筋肉ダルマだが、覚えてるか?」


 そう言って私を呼びに来たのはレオだった。

 少し前までは、獣人の大魔王として名を馳せていた彼は、今はその名や支配地を捨てて、ただのレオナルドとして湯の川に身を置いている。



 私の勝手なイメージでは、獅子のような立派な(たてがみ)を持っていて、しかも同族内でボス格にあった彼は、ライオンの雄のように怠け者なのかと思っていた。

 しかし、実際には、毎日不定期に町周辺の森や海を見回りに出かけていて、食事やお風呂の時間には帰ってくる。

 どちらかといえば、ネコっぽい人だった。


 いや、ライオンもネコ科だったか。



 まあ、部下――というか、一緒に湯の川に移住した友人たちと遊んでいるのだろう。

 それでも、彼が不規則にうろついているおかげか、強大な魔物との遭遇件数が目に見えて減ったという報告も受けているので、それなりに役に立っているのだろう。



「忙しいなら、俺が聞いてきてやろうか?」


 編物の練習をしていた私のどこを見て忙しいと思ったのかは分からないけれど、不器用な彼なりに気を遣ってくれているのだと思うことにする。


「ううん、行くよ」


 私も、ここで「忙しい」と言えるくらいにハートが強ければよかったのかもしれないけれど、後のことを考えるとそうもいかない。

 というか、レオとバッカスさんが、まともな話し合いをしている様子が想像できないしなあ……。



 バッカスさんは、世間的には大魔王という体の神格保持者である。

 レオの言うとおり、魔王の集会の時や、それ以外でも会っていて、もちろん覚えている――というか、恐らく一度見れば誰もが忘れられないだろう。


 見事――かどうかは賛否が分かれるところだと思うけれど、鍛え上げられた筋肉の鎧を身に纏い、終始にこやかな笑顔を浮かべながらテカテカ光る、ブーメランパンツを正装だと思っている人だ。

 下手をすれば、夢にまで出てくるインパクトの強さである。

 私は夢はほぼ見ないので害はないけれど、アルやレオンはたまに夢に見てうなされているそうだ。



 しかし、彼は変質者的な外見とは裏腹に、中身は神格保持者にしては常識人だったりする。

 一緒にいることが多いアナスタシアさんやクライヴさんの暴走を、身体を張って制止してくれるのだ。

 やはり、人は外見で判断してはいけないのだと思い知らされる。



 そんな彼が問題を持ち込んできたのは予想外だったけれど、むしろ、彼も常識人だからこそ巻き込まれた口なのかもしれない。

 そして、彼が私の所に来たということは、それが最善だと判断したということだ。

 私の感情的なところを抜きにすれば、だけれど。


 まあ、それも今更だ。

 方々に貸しを作って、いつかどこかで返してもらおう。


 まあ、あまり当てにはしないけれど、無いよりはマシだろう。


◇◇◇


 応接室に到着すると、なぜかフレイヤさんがバッカスさんの対応をしていた。


 バッカスさんの笑顔が少し引き()っているようにも見えるけれど、気がつかなかったことにする。

 触らぬ神に祟りなしである。



 もっとも、それでも退かなかったということは、それ以上に面倒な問題を持ってきたからなのかもしれない。

 彼の隣にいる、非常に切羽詰まった表情の女性が、それを物語っている。



「こんにちは、バッカスさん。お久し振りですね」


 とりあえず、心を無にして挨拶する、

 どんな時でも挨拶は大事。


「いきなり押しかけてすまんな。今日はお前さんに頼みがあって来たのだが、また随分とおかしなことになっておるな……。だが、既に大魔王やそやつらまでいるなら話は早い」


 バッカスさんも、フレイヤさんたちと同様に苦情を入れないところをみると、ここに大魔王や神がいることは、私が思っているほど大した問題ではないらしい。

 そういうことにしておこう。

 元いたところに帰してこいとか言われても困るし。



「だがまあ、吾輩も他人のことをとやかく言える立場ではないのだが、まあ、何だ。おっと、忘れるところだった。これはつまらない物だが――」


 勝手に話を進める彼に、綺麗に包装された箱の入った袋を手渡された。

 手土産だとすれば、お菓子なんかが定番なのだけれど、それにしては異様に重い。


 まさか、黄金色のお菓子だとか、爆発物などではないと思うけれど、念のために領域で確認してみると、なぜかダンベルが入っていた。


 なぜだ。

 どういう意図だ。


 ひとつだけ分かっているのは、彼の言った「つまらない物」とは、重量的な意味だということだけだ。


(いや、問題は、手土産まで用意して頼みごとに来たってことだよ)


 なるほど。

 忙しいと言って出直してもらおうかとも思ったけれど、バッカスさんも私が分体を出せることを知っているので無駄だろう。



「私に?」


「うむ。お前さんの美しさは誰もが認めるところだろうが、吾輩の好みとしては、もう少し――もっと筋肉がついていた方が美しいと思うのだ。今日持ってきたのはこれだけだが、他にもいろいろなトレーニング機械を手配しておる。もっとも、吾輩らの使い古しでもいいのであればすぐに持ってくるのだが、やはりお前さんのような乙女が、吾輩らの汗や汁の染みついた物は使いたくないであろう? もちろん、器具を使わなくてもいい方法もあるが――」


 一体何の話をしているのだろう?


『そっちじゃなくて、頼み事の方』


「おっと、すまんすまん。実はだな――」


「お待ちください、バッカス様。ここから先は、私が説明と、お願いをするのが、せめてもの筋かと」


 そう言ってバッカスさんを遮ったのは、現代風の軍服のようなものに身を包んだ女性だ。


 顔色は良くないものの、彼女のバッカスさんに向けている目からは、何かの決意というか、覚悟が窺える。

 使命感というのはあまり好きではないけれど、強い意志を感じられるところは、何となく好感が持てる。



「ええと、確か前に一度会っているよね。エスリンさんのところの人かな?」


 エスリンさんとは、邪眼の魔王と呼ばれている、これまた大魔王のひとりである。

 彼女とも集会の場で顔を合わせていて、その後で私の為人(ひととなり)を見極めるためにこの町に視察に来ていた。


 目の前にいる彼女は、エスリンさんの副官か補佐か、その時に一緒にいた女性だったと思う。



「わ、たたしごときのことを覚えていてくだしゃったのでしゅか!? こっこっこっ光栄でしゅ!」


 強い意志とか覚悟がどこかに行ってしまった……。


 というか、私の記憶が合ってたのはいいのだけれど、彼女の歯の根が合っていない。

 噛み噛みだ。

 神いっぱいいるし、仕方がないのかもしれない。


 というか、「こけこっこー」とでも鳴くのかと思った。


「こっこっこっこのたびっはっ、ごっごっご拝えちゅのきっきっ機会をたままり――」


「もういい、やはり吾輩が話す。すまんな、お前さんの素顔を見て動転しておるのだろう。許してやってほしい」


 人の顔を危険物みたいに言わないでほしい。


「気にしていません。というか、もっと楽にしてくれていいですよ」


 とはいえ、顔を真っ赤にして涙目になっている彼女を見ると、気の毒すぎてこう言うほかない。


◇◇◇


 会談も一段落して、ふと窓の外に目をやれば、夕日が見えていた。

 どうやら結構な時間が経っていたらしい。


 もちろん、交渉事は、朔や、後からやってきたシャロンに任せていたので、例によって、細かい内容は把握していない。


 とはいえ、私にはここ以外で活動している分体もあるので、サボっていたわけではない。


 他人から見れば、それぞれ独立しているように見えていることも理解しているけれど、実際には私が複数いるわけではない。

 例えるのは難しいけれど、どちらかといえば、ほぼ無制限に増やせる手足を操っている感覚に近いだろうか。

 傍目には大したことないように見えるかもしれないけれど、これで結構面倒なのだ。



 それに、サボっていたというか、居眠りしていたのはレオの方で、うつらうつらと舟を漕いでいたり、時折(いびき)までかいていた。


「んごっ!? はっ、寝てない。全然寝てないから」


 などと、むしろ、話の邪魔になっていたくらいである。

 なぜついてきて、居残ったのか。

 それと、サボるなら、もっと上手くサボってほしい。




 さておき、彼らの話をまとめると、事の発端は、ゴブリンの大魔王が、同じく大魔王であるエスリンさんに対して宣戦布告を行ったことだ。


 ゴブリンの大魔王アザゼルさんの目的は、はっきりしていない――バッカスさんには心当たりがありそうな感じだけれど、話したくないらしい。


 それが人にものを頼む態度か――とも思ったものの、下手に聞いてしまうと引き返せなくなるかもしれない。

 いや、エスリンさんの部下の【グエンドリン】さんには聞かせられない内容なのかもしれない。

 そういうことにして、気にしないことにした。



 どうでもいいのだけれど、彼女の国では、名前の後ろに「リン」を付ける決まりでもあるのだろうか。

 和名の「子」とか、海外の「ビッチ」にでも該当するとか?

 もしかして、ゴブ「リン」も仲間なのか? 

 だったら仲良くしろよ。



 さておき、喧嘩を売られると無視できないのは魔王の性らしく、エスリンさんは勇んで飛び出して、返り討ちに遭ったのだとか。


 正直なところ、アザゼルさんの印象が全く残っていないので、感想のつけようもない。

 精々、ゴブリンに負けると聞いて、ユウジたちを思い出したくらいか。



 しかし、彼の用いた手段というか兵器が、先史文明の兵器――神を殺すためのものらしく、言い訳のできないレベルで禁忌だと聞くと、擁護や賞賛のしようもない。


 それさえなければ、魔王同士の争いなど、私には関係の無いことだというのに。

 どいつもこいつも禁忌禁忌と、分別のつかない子供のようにはしゃぐとか――いや、きちんと話せば諭せる分だけ子供の方がマシだ。


 というか、なぜに禁忌キッズの後始末を私のところに持ってくるのか。



 とにかく、エスリンさんはアザゼルさんの手に落ちて、グエンドリンさんはその事実を国へ伝えるために見逃された。

 一部、話が繋がっていないようにも思えたけれど、何か聞き逃したのだろうか。

 まあ、いいか。


 その後、アザゼルさんは首都へは侵攻せずに、エスリンさんの領内でも北方にある未開拓地へ向かっていて、そこで何かを探しているそうだ。


 バッカスさんには、彼が何を探しているかの心当たりがありそうだったけれど、これもあえて尋ねない方針でいく。

 更なる面倒事になるのは間違いないからだ。



 グエンドリンさんが同席している理由は、エスリンさんの領地の人たちの一時的な保護、若しくは湯の川への移住のお願いをしに来たのだとか。

 ゴブリンに負けた人の末路は大変みたいだし、そこは分かる。

 ただし、後者については私の管轄外だ。

 シャロンを呼んで、彼女に任せよう。



 さて、彼女としては、戦力をかき集めて、エスリンさんの救出、若しくは仇討ちをしたかったらしい。

 しかし、エスリンさんなら「先に民のことを考えろ」と言うはずだと考えて、たまたま訪れていたバッカスさんに相談したそうだ。



 そのバッカスさんによると、アザゼルさんの使っている禁忌兵器が、魂を動力源に変えるらしく、戦場での犠牲者や捕虜が、そのままアザゼルさんの力になるという悪循環を招くおそれがあるそうだ。

 なので、自力でのエスリンさん救出や報復は諦める――というのが、私と顔繋ぎをする上で、バッカスさんが彼女に出した条件なのだとか。



 なお、そのバッカスさんは、とあるところ――恐らく、現地管轄の調和の神々を通じてこの件を知って、彼らからの要請か独自の判断かは分からないけれど、最悪の状況にならないように介入する機会を窺っていたのだろう。

 そうでなければ、都合よく居合わせたりはしない。

 彼の言う、「プロテインを買いに来ていた」なんて言い訳が通じるのは、グエンドリンさんが追い詰められていたからだろう。



 さておき、私としては、保護でも移住でもどちらでも構わない。

 後者は当然として、前者も町の方でできそうなら、その判断や実務的なところも含めてシャロンに任せるだけだ。


「部下を信頼し、部下にできる範囲のことは部下に任せる。そして、ご自身は部下の力が及ばないところだけ手助けする。――ユノ様は、部下想いの優しい方なのですね! 私、感激いたしました! エスリン様も部下を大切にしてくださる方でしたが、どちらかというと、ご自身で全てを背負い込みがちで――」


 などと、グエンドリンさんには、なぜかキラキラと目を輝かせるほどに誤解されていたけれど。


「貴女、中々違いの分かる方のようですね。見所があります。貴女のような方が副官を務めておられる国の方々でしたら、湯の川の人々とも上手くやっていけるでしょう。一時的といわず、移住の方向で話を進めましょう」


「あ、有り難いお話なのですが、そんなに簡単に決めてしまってよいのですか? 失礼ですが、私たちからするとこの町は異常――いえ、楽園そのもので、私たちはここに住むような資格は――」


「資格など必要ありませんよ。私自身も、ユノ様にお救いしていただく以前は、奴隷として売り飛ばされる寸前の、資格どころか何の取り柄もないただの亜人の娘でした。強いて申上げるなら、ユノ様と出会えた幸運が必要なのかもしれません」


「そんな、シャロン殿に取り柄がないとなれば、私たちなどどうなるのです!?」


「今の私があるのは、全てユノ様のおかげです」


「なるほど、やはりユノ様は素晴らしいお方なのですね」


「貴女とは気が合いそうですね。では、場所を移して詳細の詰めを行いましょうか」


 ……完全に油断していたせいで、訂正する機会を逸ししまった。

 そのせいで、危険な方向へ進んだ話の流れを戻すこともできなかった。


 何事も、遅きに失することはない――遅くてもやらないよりはマシというのが私の考えだけれど、何事にも例外はあるとか、物事にはタイミングがあるのもまた事実。

 そもそも、ここで呼び止めたとして、何を言えばいいのか。


 恐らく、今はそのタイミングではないし、そもそも、グエンドリンさんが勝手に誤解したことまでは、私の責任ではないはずだ。

 彼女もいつかは――私がアイドル活動をしていることでも知れば、目が覚めるだろう。




 さておき、バッカスさんからの私への依頼は、「アザゼルさんの使う古代兵器を無力化してほしい」ということだった。


 そんなことくらい、バッカスさん自身や調和の神々でやればいいとも思ったし、主張もした。


 しかし、その兵器には、天使や神同士で殺し合いができないシステムを発展させた、神族の行動を著しく制限して、逆に神族の《神域》などを弱体化させる能力が備わっているのだとか。


 すごいな、先史文明の人。

 私もそれ欲しい。



 そんなわけで、この件に関しては私に丸投げされる形になった。


 ついに来た、丸投げ。

 うちは神の下請けか何かですか?



 もっとも、話を聞く限りでは仕方がないのかとも思うし、足手まといや口うるさいのがいないと考えれば、悪いことではない。


 それに、エスリンさんの救助は条件に含まれていないし、最悪の場合は、アザゼルさんと関係者を殺して終わりにしてもいいという許可も貰った。


 もちろん、その前にやれることをやった上での話だけれど。

 ということで、やはりエスリンさんの領内の人を避難とか移住をさせる必要がある。

 それと、話の通じない神のように、問答無用というのは好みではないので、アザゼルさんとも対話をしてみたい。



 最後に、ロメリア王国内や周辺諸国の問題だけれど、何でもかんでも私に解決できると思わないでほしい。

 どうせ発端はアルとかその周辺の人物なのだろうし、ヤマトでの問題が片付いたら、アルにどうにかさせよう。

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