11 マッドティーパーティー
赤竜と銀竜の衝突の調査に来たはずの一行だが、なぜか当事者のひとりである銀竜と、バケツを被ったメイドに招かれて、彼女たちの城でお茶会に参加していた。
そこで出された紅茶やケーキは絶品だったのだが、城や町の様子を見て、城の住人の自己紹介を受けた後では、余裕を持って味わうことなどできない。
城下町には、様々な種族の亜人や魔物が不自然なくらいに仲良く共存しており、至るところで精霊の姿を目にした。
本来は、精霊が人前に姿を現すこと自体が稀なのだが、ここにいる精霊たちは、進んで町の住人たちの手助けをしている。
何より驚きなのが、これほど大量の精霊がひとつ所に存在していることだ。
精霊が存在する場所は豊かになるが、それは精霊が餌とする魔素や魔力があってこそのこと。
これだけの精霊が狭い範囲に集まっていれば、その地の魔素や魔力を吸い尽くし、かえってその地を荒廃させることになる。
しかし、町には荒廃の気配すら見当たらない。
むしろ、魔王や白竜にも、これほど豊かな土地は記憶に無い。
つまり、それはこれだけの精霊を養えるだけの魔素や魔力がこの地にあるということだが、こんなところに地脈が通っていたという話など聞いたことがない。
また、彼らが知っている地脈上の要点でも、いるのは特定属性の精霊のみ。
しかも、これほどの数の精霊はいない。
それは、まるで伝説に謳われる世界樹の麓のような場所であり、こんな場所が今まで手つかずでいたことが信じられない。
しかし、有翼人たちの話によると、この辺りにはほんの少し前までは何も無かったそうで――海に至っては、水が綺麗なことだけが取り柄の場所のはずだった。
当然、魔王と白竜にはそんなことは信じられないし、そう話した有翼人たちも、自分たちが間違っていたのではないかと疑心暗鬼になっていた。
そして、城の住人だと紹介されたのが、今回の調査の目的である銀竜と、無名の吸血鬼の大魔王である。
さらに、魔王でこそないものの九尾の妖狐。下手な勇者より強い巫女。
なぜか、遥か北の森で隠棲していたはずの賢者までもがいる。
最後に、城の主だというMIB。
有翼人から見ても、実用性を無視した立派すぎる翼はともかく、尻尾の存在が種族を分からなくする。
バケツを被らされているのは何かの罰か虐めなのか、住人たちの人格にも問題を感じさせた。
そこに「MIB」といわれても、大半の者には何のことなのか理解できない。
質問をしようにも、バケツを被ったままで、触れもしないのに紅茶やケーキが徐々に減っていき、明らかにバケツの下で味わっている――そんな怪奇現象に目を奪われて、機会を逸してしまっていた。
しかし、ただひとり、元人間の魔王だけは、MIBと聞いた途端に咽てしまった。
(深入りすると危険だってことか? ――どう考えても異世界人だよな? 羽根とか尻尾は飾りか? 案外、聖天使猫姫だったり――なんてな)
元人間の魔王はそう考え、信用するまでには至らなかったが、警戒レベルを少し下げた。
彼の経験則からすると、強力な仲間や手下を率い、領地を持つ彼女は、普通に考えれば野心溢れる警戒すべき人物である。
しかし、その手の異世界人にありがちな、自己顕示欲や承認欲求は見られない。
正体不明の不気味さは感じるが、それでも今すぐに対立することはなさそうだと感じたのだ。
「何か知ってるの?」
「後で説明する。あまり深入りするなよ」
魔王の変化に気づいた白竜は、他には聞こえないような小さな声で魔王に尋ね、魔王もそれに端的に小声で返す。
「俺は元人間――元召喚勇者の魔王【レオン】。本名だ。で、こっちは相棒のシロ」
魔王が名乗った直後に、今度はMIBがバケツの下で咽ていた。
「シロ? お主の名は確かル――」
「私の名はシロよ。レオンが付けてくれた、私だけの名よ」
銀竜ミーティアの指摘を遮り、シロと呼ばれた白竜が、自身の名を誇らしく主張する。
そんな竜たちのやり取りを余所に、有翼人たちが自己紹介を終えて、ようやく本題に入る。
ホスト側の要求は、自分たちのことを知ってもらうことと、今日のゲストに、必要な範囲に情報を拡散させてもらうことだった。
曰く、自分たちが求めているのは平穏である。
曰く、侵略行為による領土や勢力の拡大は特に望んでいない。ただし、必要に応じて拡張する可能性までは排除しない。
曰く、それ以外の争いも望んでいないが、否定はしない。自分たちの平穏を乱さない限りは好きにすればいい。
ホスト側の要求はそれだけだが、ゲスト側の常識からすれば、そんな都合の良い話は存在しない。
領土を持つことはいい。
この世界の大半は未開の地であり、そこを誰がどう使おうが、利害関係が発生しなければ争いに発展することはない。
そして、この地がどれだけ豊かな地であったとしても、こんな僻地を収めるために軍を動かすようなことは考えづらい。
というより、竜のように空からでなければ、辿り着くことすら困難だろう。
少なくとも、軍を率いてここをに侵攻するのは現実的ではない。
しかし、問題は別のところにある。
魔王同士が手を組む、魔王が竜と手を組む――レオンとシロもその中のひとつで、そういった話は特に珍しいものではない。
そして、世間にその存在を知られていない魔王も珍しくはない。
この吸血鬼の大魔王ほどのとなると例がないが。
「俺たちが情報を広めた結果、武闘派の魔王が動く――なんて考えられるんだけど?」
「構わん。じゃが、ユノは強いぞ?」
「とてもそうは見えないけれど――嘘は言っていないのよね」
「あんたにも竜眼があるなら分かるでしょ」
「俺もアンタの噂は聞いてるけど――」
魔王レオンの耳にも、ロメリア王国で流れているユノという名の少女の噂は届いている。
単身で古竜に勝利し、神の悪戯とでもいうべき美貌は人心を惑わすどころか、死すらも彼女の足元に平伏する――と。
しかし、いかにチート能力持ちの異世界人だったとしても、古竜単独攻略などあり得ない。
白竜の力をよく知っているレオンは、そこに疑問を持つことはない。
それに、噂の大半はポエミーになっていて、意味がよく分からないものが多かった。
彼の本拠地がロメリア王国から遠く、情報の鮮度が低くなっているのが理由だが、情報を入手できているだけでもマシな方である。
他にも噂は沢山流れていたが、同様の理由で、意味の分からないものが多かった。
それでも、魔王レオンは噂を総合的に判断した上で、人間の尺度の、他愛ない噂だと判断していた。
しかし、現に銀竜や無名の大魔王と一緒にいて、赤竜も撃退していることを考えれば、何らかの絡繰りがあるはずである――と、今になって思い直すに至った。
可能性が高いのは、魅了や洗脳系のユニークスキルだが、どちらも古竜に効くようなものではないはずだ。
しかし、彼とて世界の全てのスキルを知っているわけではない。
最初は何の冗談かと思っていたが、バケツで厳重に顔を隠していることからも、そのことを裏付けているようにしか思えない。
それに、本当にそうだとすれば、自分たちも魅了や洗脳すればいい話で――。
「――それでも、大軍を相手にできるようには思えないけどな」
レオンはもう少し深く確かめるべきかと一瞬考えたものの、万が一にでも噂が本当だったり、それに近いものであれば、無用なリスクを負うことになると自重した。
「悪いけど、そんなことを言われても誰も信じないと思う。尋ねられればそう答えるようにはするけど、できれば自分たちの口から言ってくれないか?」
レオンは、彼らの願いを拒否した。
◇◇◇
――ユノ視点――
可能な限り面倒事を避けて、ひっそりと暮らせるならそれでよかったのだけれど、赤竜と遭遇した時点で、それは夢物語になってしまった。
いや、いくら監視観測技術の拙いこの世界でも、魔法やスキルといった代替手段はあるし、システムという超技術もある。
いつまでもバレずにというのが不可能なのは分かっていた。
ではどうするのか?
味方や理解者を増やそう。
私たちは平穏を望んでいて、無闇に争ったりどこかの陣営に与したりすることは望まない。
対話には応じるけれど、簡単に譲歩はしない。
これを周知徹底してしまおう。
口で言うだけなら甘っちょろい妄言にしか聞こえないけれど、赤竜の撃退という前例も作っている。
「いいんじゃないでしょうか? 正直なところ、私には人外の組織の対応を判断できるほど詳しくありません。やってみて駄目なら方針を変えられるというのは強みです」
「何……じゃと……!? 朔ではなくお主が考えたじゃと……!? どうしたのじゃ? お主らしくもない!」
「いえ、この娘がこれを言っているところを想像してみなさい。目の前に巨大な釣り針をそっと置かれたように感じるはずよ……。この娘はそうやって犠牲者を増やしていくのだわ」
「ユノさん、格好いいです!」
あれえ?
意図が伝わっていない?
「ああ……。確かに……」
「そういうことじゃったか。じゃが、良い案じゃ」
「そうね。きっと一度痛い目見ないと信じない奴もいるしね」
ええ……。
最悪の状況は想定しておくべきだけれど、最初から上手くいかない前提で話を進めるのはどうかと思うよ?
真っ当な大人として、対話で解決する努力はしておくべきだと思うのだけれど。
竜と魔王は、暴力で全てを解決できると思っている脳筋なのか。
「基本的なスタンスはそれでいいと思いますけど、ただそれを口で言ってもなかなか信じてくれないでしょうし、この町の現状を見れば、富を独占しているように思われるかもしれません。それと、そう思うような勢力ごとに、何度も説明と防衛を繰り返すのはよくありませんね」
「そういうことじゃと、いっそ北の大魔王のように、一大勢力として名乗りを上げてしまうのもよいかもしれんのう。赤を返り討ちにした実績があるのじゃから、有象無象は寄ってこんようになるじゃろう」
「あの大魔王と事を構えるようなのは、さすがにまずいんじゃ――いえ、この娘なら普通に返り討ちにしそうよね……」
「ユノさんが負けることなんてありません!」
リリーの謎の信頼が痛い。
というか、リリーも私が力尽くで解決するしか能がないと思っているのかな?
『話し合いで解決できるならそれが一番だと思うけど、話し合いの場に着かせるにも力が必要だからね。ただ、ユノの力は初見の人には伝わりづらいし、見せすぎると即世界の敵だから、もう少し分かりやすい力が必要だね』
「でしたら、私たちではなく、他の人の口から伝えてもらうのはどうでしょう? その方たちが言葉だけではなく、困惑や恐怖などの感情も伝えてくれると効果的かもしれません」
「なるほどのう。そういうことじゃと、もうじき赤の様子を見にどこぞの勢力の者がやってくるじゃろうて、そやつらを捕まえればよいかものう」
「まあ、この町見たらドン引きするでしょうし、効果はあるんじゃないかしら?」
町にそんなにドン引きする要素があったかな?
ああ、神殿とか狂信者のことか?
私の考えた計画とは違うのだけれど……。
まあ、いいか。
そうして、網を張っていたところにノコノコと現れたのが彼らである。
遣い走りの有翼人さんたちはともかく、魔王や古竜と直接会話できる機会を得られたのは幸運だったかもしれない。
残念ながら、魔王の能力はそれほど高くはないらしく、格――というか、レベル的にはソフィアの方が高いらしい。
もちろん、そんなことは私には見分けがつかないし、どうでもいいことなのだけれど、偵察を手下にさせないのは、彼もソフィア同様、部下のいない魔王なのだろうか?
そう考えると、彼をメッセンジャーにするのは不適切かもしれない。
臣民すらいない王に、交友関係とか望めないだろうし。
それとも、白竜が一緒にいるからと、勝手が許されているのだろうか?
こちらであることを期待したい。
さておき、この魔王が元召喚勇者――日本人であることも幸運かもしれない。
日本人だからと無条件で信用するわけではないけれど、価値観が共有できるだけでも話しやすさが違うはずだ。
彼が特別お人好しだったのか、平和ボケしていたのかは分からないけれど、使い潰されて魔王に墜ちたり、勇者も大変だなあと同情はする。
とはいえ、そういう人ならこちらにとっては好都合だ。
ただ残念なことに、比較的容姿は整ってはいるものの、黒髪黒目の典型的な日本人顔で、本名があれとは――キラキラしているにもほどがある。
思わず吹き出してしまった。
いや、彼や名前が悪いわけではないのだけれど、ちょっとギャップが酷い。
どんな字を書くのだろう?
仲良くなったら訊いてみたいところである。
白竜も、当然のように人型になることができるようで、その姿は腰まで届く白くて長い髪と肌に青い瞳。そこに純白のドレスを纏った、長身でスレンダーな体形の美しい女性で、黒尽くめの魔王と対照的だった。
しかし、自身の名前に触れて、惚気なのか何なのか、頬を染めてクネクネしている姿はせっかくの美人が台無しだった。
これでも、古竜の中でも上位の存在であるらしい。
つまり、いい歳をしたご婦人が、若い男にメロメロにされている様を見せられているわけである。
愛に歳の差はないというし、それをとやかくいう気もないけれど、時と場所くらいはわきまえてもらいたい。
有翼人たちには、話を持ち帰ってもらって、彼らの主に伝えてもらうしかない。
恐らく、今日はろくに発言することもないと思うけれど、精々良い印象を持って帰ってもらいたい。
お茶会は、表向きは和やかな雰囲気で進行する。
水面下ではこちらの腹を探っているのかもしれないけれど、自分たちを曲げてまで仲良くしようとは思わないので、特に隠しごとなどはしない。
「悪いけど、そんなことを言われても誰も信じないと思う。尋ねられればそう答えるようにはするけど、できれば自分たちの口から言ってくれないか?」
なので、こうやって率直な意見をもらえた方が有り難い。
しかし、伝手がないからメッセンジャーを頼んでいるのに、自分たちの口で言えとはどういうことか。
積極的には協力しないということだろうか?
「ああ、いや――言い方が悪かったかな。伝手を使って、主だった魔王を集める集会を提案してみる」
「魔王の集会――ですか?」
何だろう、この良いイメージの一切思い浮かばない言葉は?
黒塗りの高級車の送迎で、強面のお兄さんたちに出迎えられるイメージしか浮かばない。
「魔王といっても、いつも好き勝手に暴れてるわけじゃないのよ。内政に外交――人間の王とやっていることは大差ないわ」
白竜は補足してくれた。
これを内助の功とでもいうのだろうか?
「だから、大きな議題ができたときなんかは話し合いの場が持たれたりするんだ。といっても、俺は発言権とか影響力はほとんどないから、確約はできないけど」
「レオンの良さが分からない愚物に、存在価値など無いのだけれど。レオンが優しいから生きていられることを理解してほしいものね」
白竜の魔王推しがすごい。
さておき、私としては、そんな場があるならとりあえず乗り込んでみればいいのではと思うのだけれど、アイリスや朔は何やら考え込んでいる。
罠を警戒しているのだろうか?
気は進まないけれど、それはそれで強引に話し合いの場に変えてしまえばいい。
あ、分断工作の方か?
「言うまでもないと思うけど、案外普通の会議だったりする。でないととっくに廃れてるはずだからな。詳細は後で話すとして、ギルバートのところもそれでいいか?」
「我々に決定権はありませんが、それでしたら問題は無いかと」
『うちもそれでいい』
虎穴に入らずんば虎子を得ずともいうし、朔もひとまず同意を返した。
この後、みんなでまたいろいろと考えるのだろう。
しかし、相手の顔も知らずにあれこれ考えても無駄だと思う。
とりあえず自分を貫いておけばいいのだ。
「それなら――可能な限り早く、新たな魔王を発見したから紹介するという名目で招集する。それだと多分通るはず――ああ、同行者一陣営からは2名だけ許される。銀竜と――MIBの人のみで頼む」
同行者を制限するのに意味があるのかと一瞬考えたけれど、常識的に考えれば、会場の規模とか手間の問題とかその程度だろう。
私の新しい能力もまだ完全ではないので、分断工作ではないと思いたい。
そう考えると、ミーティアには残ってほしかったのだけれど――仕方がない。
できればこの手は使いたくなかったけれど、防衛用に邪神君をパワーアップさせておこう。
◇◇◇
和やかな空気のままお茶会は終了して、お客人には手土産も持たせて見送った。
もちろん、他意はない。
普通にケーキやお菓子などの詰め合わせを渡しただけだ。
ただし、出所については内緒である。
それより、バケツについて、不敬だとか素顔を見せろとかツッコまれると思っていたのだけれど、最後まで触れられることがなかったので拍子抜けしてしまった。
私には理解できないけれど、多種多様な種族が存在している世界では、バケツを被っているくらいは珍しくないのかもしれない。
◇◇◇
「どうするつもりなの? ――根拠はないけれど、アレは相手にしない方がいい類のものだと思うわ?」
奇妙なお茶会を終えた魔王レオンと白竜シロは、帰りの空の上、いつもは張らない結界の中で密談を行っていた。
「とりあえず、闘神さんにでも頼ってみるよ。それと、アレは恐らく俺と同じ日本人――元って付けるべきかな? だからどうしたってことでもない――それだけで信用はできないけど、話くらいは聞くさ」
「アレが貴方と同じ? ――莫迦なことを言わないでちょうだい。あんなに得体の知れないものを見たのは初めてよ。あの場にいた中で最も平凡――いえ、無価値な存在よ。そんなのが魔王や竜の前で平然としている。それでも、私の眼には嘘は映らない――それに、ほとんど喋りもしなかったけれど、あれは話し合いがどこに向かってもどうにでもできるっていう自信――傲慢さじゃないかと思うのよ」
「シロがそこまで警戒するのも珍しいな……。まあ、心配しなくても深入りはしないよ。そのための闘神さんだしな」
「まあ、アイツが食いつきそうな話ではあるけれど。――深入りしないって聞いて安心したわ」
「もしかして嫉妬か? あそこ美人多かったしな、MIBもバケツを外したら噂以上だったりしてなー」
「そ、そんなんじゃないわよ! 振り落とすわよ!?」
「ははは、悪い悪い、冗談だよ。俺にはお前だけだよ」
レオンは爽やかに笑いながら、白竜の首筋を優しく撫でる。
「もう、莫迦なんだから……」
白竜は、レオンの軽薄な態度にそっぽを向くけれど、その口元は満更でもないとでもいうように緩んでいた。
◇◇◇
私は一体何を見せられているのだろう?
日本人というだけで信用しないのは、私も同じ――というか、ある一部では、日本人の方が信用できないと思っている。
ついでに、魔王ともあろう人が素直に協力してくれるとは思っていないので、少しばかり観察していたらこれだ。
まあ、密談の内容も敵対するというほどではないし、むしろ、蜜談しているバカップルでしかなかった。
彼らについては、必要以上に警戒する必要は無いかもしれない。




