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第14話 夜空を見上げていた俺は決心する

 強敵との戦いを終えて拠点に帰ってきた。



 名前:フミト ウエノ

 種族:ハイヒューマン

 年齢:25

 職業:森の上級探索者

 状態:普通


 レベル Lv.52

 HP:3491

 MP:3846

 筋力:3512

 魔力:3737

 精神:3226

 敏捷:3202

 運 :2151


《スキル》

 言語理解(アーク語)

 マルチマップ

 並列思考

 遠見

 暗視

 HP・MP自動回復

 剣術 Lv.8

 短剣術 Lv.3

 斧術 Lv.6

 槍術 Lv.4

 盾術 Lv.7

 格闘術 Lv.4

 調理 Lv.4

 造形 Lv.5

 解体 Lv.5

 隠密 Lv.3


《耐性》

 全状態異常耐性

 即死無効


《魔法》

 生活魔法

 火魔法 Lv.6

 水魔法 Lv.5

 氷魔法 Lv.3

 風魔法 Lv.8

 土魔法 Lv.8

 白魔法 Lv.5

 無魔法 Lv.1


《加護》

【アーク神の加護】


《ユニークスキル》

【神の気まぐれな力添え】

【アイテムボックス】

【鑑定眼】


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 俺のレベルも4つ上がったようだ。

 瞬間移動の魔法は無魔法なのか。

【アイテムボックス】も無魔法っぽいけど、これは俺のユニークスキルだから別なのかもしれないな。


 無魔法の瞬間移動だが、有効範囲は50メートル。

 これってマルチマップの死角の立体投影と範囲が同じだし、マルチマップと瞬間移動をリンクさせたら目視していなくても対象の背後や死角に瞬間移動出来るんじゃないか? この先、何かの機会で出来るかどうか試してみよう。


 あと、この世界には即死攻撃が出来る魔法があるんだな。

 復活の指輪があったおかげで九死に一生を得たけどな!


 実際は一度死んでるが…汗


 こうして一日を振り返り、今日の出来事、新たに知った事、反省点や課題、目標などを立てるのは新人に毛が生えたくらいとはいえ、社会人の経験が役立ってるのかもな。


 装備を外して【アイテムボックス】に仕舞い、リッチの魔石を取り出し眺めてみる。

 大きさはテニスボールよりちょっと小さいくらいか。

 この世界の魔物は心臓付近に魔石を持っている

 この森に来て、魔物の魔石を集めているがいずれ何かの役に立つだろう。

 骨の方はさすがに食べられないのでそっちの戦果は乏しいが、レベルが4つも上がったのでこれは素直に嬉しい。


 さて、食事の準備でもするか。少しずつ使っていた砂糖や胡椒のストックはもう僅かで残り少ない。醤油もほとんど残っていない。塩の量だけは余裕だが、毎日塩だけの味付けの食事生活も飽きるよな。


 調味料などほとんどない、そんな古代に生きていた人達を尊敬するよ。

 その古代人の探究心や努力の積み重ねが文明や文化を徐々に発展させてきたんだよな。こんな事は元の世界に居た時にはたぶん考えもしなかっただろう。


 食事を済まし、風呂の用意をして浴槽に浸かる。風呂は出来るだけ毎日入ってる。体力的な疲れはヒールで取れるんだけどさ。何ていうか、精神的な疲れを取るのは風呂が一番効果があるんだよな。

 まあ、俺がもし酒好きならここにビールでもあれば風呂上がりの一杯でもっと精神的に疲れが取れるだろうけど、さすがにそこまでは贅沢ってもんだ。


 風呂から上がり、ちょっと涼みに外へ出てみる。空を見上げると満天の星が夜空に煌めいている。空だけ見れば、元の世界の田舎で見た夜空と何ら変わりないように錯覚してしまいそうだ。


 この世界も朝になれば太陽が昇り、夕方になれば太陽が沈む。一日の時間も元の世界と同じように24時間くらいだろう。最初にここに来た時の季節は春先だったようで、少し暑い夏、爽やかな秋、雪は降らないが寒い冬を経験してまた春に戻ってきたようだ。夏の暑さ対策で涼しくなりたいなと思っていたらいつの間にか氷魔法を獲得してた。そして雨も降る、短いがここらへんの地域は雨季のようなものもある。



 暫くの間、夜空を見上げていた俺は決心する。


「この世界に来て一年経ったし、そろそろ街を探してみよう」


 そう、俺はここからの旅立ちを決意したのだった。

多くの作品の中から本作品をお読みいただき誠にありがとうございます。


皆さんの応援が次話の投稿のモチベーションに繋がります。

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