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第12話 強敵が現れた

感想ありがとうございます

 休息日を入れながら、毎日のルーティンをこなし、いつの間にか季節は巡りここの世界に来てから一年ちょっとが経過した。毎日が新鮮だったのであっという間だった。


 異世界に来てしまったという事実に最初は慣れない部分もそりゃあった。ここに俺一人だけという状況にすぐに街を探すべきかを考えたが、街に出る前に自分自身を鍛えてみようという気持ちが勝って俺をここに押し留めた。それに此処は居心地も良いからね。


 その間に数々の魔物を倒し、俺のレベルもかなり上がった。加護による補正があるのかレベルやスキル、ステータスの上がり方もすこぶる早いような気がする。

 オークキングのいる集落を全滅させたり、変異種の巨大なジャイアントキラーウルフの群れや大型のロックベアーの大群を相手にしたり。危険は危険だけどレベル上げに適しているというか、俺の成長に役立つパターンの戦いが多かった気がする。だからといって油断すると例え相手が格下でも足元を掬われるけどね。



 名前:フミト ウエノ

 種族:ハイヒューマン

 年齢:25

 職業:森の上級探索者

 状態:普通


 Lv.48

 HP:3287

 MP:3635

 筋力:3283

 魔力:3523

 精神:3040

 敏捷:3009

 運 :1986


《スキル》

 言語理解(アーク語)

 マルチマップ

 並列思考

 遠見

 暗視

 HP・MP自動回復

 剣術 Lv.8

 短剣術 Lv.3

 斧術 Lv.6

 槍術 Lv.4

 盾術 Lv.7

 格闘術 Lv.4

 調理 Lv.4

 造形 Lv.5

 解体 Lv.5

 隠密 Lv.3


《耐性》

 全状態異常耐性


《魔法》

 生活魔法

 火魔法 Lv.6

 水魔法 Lv.5

 氷魔法 Lv.3

 風魔法 Lv.8

 土魔法 Lv.8

 白魔法 Lv.5


《加護》

【アーク神の加護】


《ユニークスキル》

【神の気まぐれな力添え】

【アイテムボックス】

【鑑定眼】


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 はっきり言ってこれがこの世界でどういう位置づけなのかさっぱりわからん。

 比較になりそうなのは魔物くらいしか居ないしな。


 拠点情報だが、建物に描かれてる魔法陣のようなものはこの建物を中心に結界と偽装を施してるのがわかった。

《槍術》スキルを獲得したのは裏の川で小さなマスのような魚が泳いでいるのを発見して真っ直ぐな木の枝を銛の代用品にして川の中の魚目掛けて突いたら獲得出来た。

《暗視》スキルは何となく夜目が効いたら便利だなと思っていたら取れた。


 この森はとにかくだだっ広くて、拠点を中心に歩き回って周囲半径100キロをマッピングしたけど全く森が途切れる様子がないんだよね。

 小高い山を見つけて登ってみたが、頂上から見える景色は辺り一面の森だった。

 この時に《遠見》スキルを獲得。

 このスキルで周囲のエリアを全て見渡してみたがやっぱり全部森だった。


 魅了攻撃を受けてレジストしたら耐性スキルが統合されて《全状態異常耐性》スキルを獲得。


 俺に過保護な神様だが、風魔法で空を自由に飛びたいとかいう願いは虚しくも却下されたようだ。どんなに試行錯誤しても、レベルが上っても、なぜか飛ぼうとすると調整が上手くいかないんだよね。


 まだ試していないものも含めて、さすがにそこらへんは今のところ神様なりにこの世界のバランスっていうものを考えてるのだろう。逆に何でも思い通りに出来ちゃうよりはこんな感じで現実感が残っている方が面白い。


 各スキルや各魔法のレベルも上がり、この近辺ではちょっとやそっとの魔物相手なら剣と魔法のコンビネーションで余裕で倒せるように成長したと思う。


 ある程度強くなったと思うし、そろそろこの拠点を離れて人が住む街を探してみようかなと思い始めている。


 仙人でもないのに、ずっとぼっちなのもさすがにどうかと思うしな!


 そんな事を考えながら、三日に一度の武技修練と魔法修練を行いに岩場に来てるのだが…

 すると、オフにしてた《マルチマップ》スキルが索敵テリトリーに魔物が現れたので自動でオンになる。

《マルチマップ》スキルも進化して、結構な広範囲で索敵出来るようになっている。

 赤い点は一つだけだ。

 位置を確認して《隠密》スキルをアクティブにしながら高速で移動する。

 赤い点から100メートル程手前に到着して木の陰に隠れ様子を見る。

 すると俺の目に写ったのは黒っぽいローブを着た魔物の後ろ姿だった。


 ん、オークメイジか?


 だが、俺の鑑定眼は驚きの結果を示していた。



 名前:リッチ

 種族:アンデッド

 年齢:不詳

 職業:

 状態:普通


 Lv.78

 HP:849

 MP:4038

 筋力:658

 魔力:3127

 精神:1312

 敏捷:932

 運 :138


《スキル》

 障壁


《耐性》

 火魔法耐性

 風魔法耐性


《魔法》

 火魔法 Lv.8

 水魔法 Lv.5

 風魔法 Lv.6

 土魔法 Lv.5

 黒魔法 Lv.7


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 マジかよ! 俺より30もレベルが高い上にMPと魔力の数値が高い。それに魔法のレベルはほぼ互角だ! だが、HPやその他の数値が低いのが唯一の安心材料だな。


 ところで、黒魔法って何だよ。


 どうやらこの森に来てから最大の強敵が現れたようだ。

多くの作品の中から本作品をお読みいただき誠にありがとうございます。


皆さんの応援が次話の投稿のモチベーションに繋がります。

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