金髪爆乳美女に再敬礼!
日記風エッセイ風の何かです。
noteで死ぬほど滑ったんで、ここに供養してます。
※エロくないです。たしかに金髪爆乳美女はエロいですが、この話はエロくないです。
今日は女のふりをして書くわ。
先人がやってたでしょ?確か平仮名ができたばっかりの頃。
私ね、人通りの多い地下街を歩いてたの。買い物の帰り。本を買ったの。私は基本電車使わない人だから、駅に来るのはまれなのね。だから駅に来た時には、何か買わなきゃなって思うの。地下街は駅の下にあるの。当然の帰結よね。
もう混雑、すごいの!きっと平日の昼間でもこんな感じなんでしょうね。人ばっかで疲れちゃうわ。人ばっかりだと疲れちゃうのよね、私。マスクの下で苦い顔してたんでしょうね、その時。
でも混雑してるっていっても、人の流れは一様なの。不思議よね。たくさんタピオカがあるけど、ストローの中では一列、みたいな?ちょっと古くてナンセンスな例えだわ。だから私も、人の流れに沿って歩いてたの。それが正しいことだと思って、いや思ってすらないほど正しかったのかも。
そこに現れたのが金髪爆乳美女!外国の方ね。何といっても爆乳!カツカツと歩くの!それに従って、爆乳が暴れたわ。爆乳って、動くから爆乳なのよね。彼女が一歩着地するたびに彼女の心臓のすぐ前で爆発が起こったわ!でも飛び散らない。爆乳は再びその大きな果実を結ぶの。そしてまた一歩!爆発!この破壊と再生の繰り返しが、美そのものと直接つながる何かをあんなにも容易く表現できてしまうのかしら。もう敬礼よ!敬礼するわ!
足なんかまぁ長い!錯覚を利用した小手先の生存戦略じゃ追っつかないような、抜群のプロポーション強者!身体に裏打ちされた歩行速度!燦然と輝く美を振りまきつつ猛然と過ぎ去る彼女に、私はため息すら奪われた心地になった。
でも許せないこともあるの。とってもとってもひどいことだわ。
彼女は左奥から颯爽と現れたかと思うと、右後ろに横切って行ったわ。人の流れを切り裂いて。あの苦々しい顔で!見た?私は見たわ。私と同じ表情。なぜ?彼女と私は同じなの?違うわ。全然。だったらどうして?どうして同じ表情をしているの!
ひどいわ!
まさしく罪が歩いていたわ。金髪で爆乳で美女、おまけにあんな表情。しちゃいけないわよ。ちょっとは周りにやさしくしたら?されてるんでしょ?どうせ。
当然なの?あなたが魅力的で、みんなに尊敬されて、それは当然で、そのうえで嫌なことがあったの?
案外、私と一緒で混雑が嫌いなのかもね。でも彼女は人を集めるから、もっとつらいのかしら。
あぁ嫌だ。彼女が許せてしまいそう!美には逆らえない!超然としてあたしをおびき寄せ、掴まえたら土足であたしに入ってくる。重なってくる!美にはめ込まれたら、ちびたあたしの体は強烈に悲鳴を上げる!
あたしもあなたも独りが好き。これで手を打ちましょう。敬礼して距離をとりましょう。