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知多星ゴヨウ  作者: MIROKU
元年
9/100

サモニャン、リングに立つ

※短いです。



 サモニャン・ニャンポーは猫ムエタイの王者だ。


 得意技は首相撲からのニャランボ(膝蹴り)。


「ニャランボー、ニャランボー」


 今もリングの上で対戦猫にニャランボを叩きこむサモニャン。


 強い。強すぎる。


 サモニャンは猫ムエタイの無敵の王者であった。


「ニャランボ~♪」


 試合を終えたサモニャンは、通りすがりの美猫マドンニャにときめいた。


 英雄、色を好む。


 その言葉通り、サモニャンはメス猫に弱かった。


「ニャ、ニャランボ~♪」


 幸せそうな顔でマドンニャに歩み寄るサモニャンだったが、


「ウニャー!」


 マドンニャの前足の爪で引っかかれるサモニャン。更に、マドンニャによってボコボコにされるサモニャン……


「ニャ…… ニャランボ……」


 バーのカウンターでうずくまるサモニャン。彼は強いがメスにはもてなかった……


「ニャ……」


 右隣に座った友人、ニャッキー・ニャンが慰めた。


「ニャン……」


 左隣に座ったニャン・ピョウもまたサモニャンを慰めた。サモニャンは二人に感謝しつつ、もう一杯酒を飲み、毛繕いをした。


 明日はリー・ニャンチェイとの試合が彼を待っている。




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