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知多星ゴヨウ  作者: MIROKU
二年
69/100

帝都を覆う混沌28 ~明日への一矢~



 ラグナロクの鎖は物理的限界を越えて伸びる。


 その先端のスクエアは、時空をも越えて敵を追跡する。


 たとえ敵が何光年の彼方にいようともーー





 ラグナロクの角鎖スクエアチェーンは空間を越え、混沌カオスへと襲いかかった。


「何い!」


 座していた混沌カオスが瞬間、茫然とした。


 まさかゴヨウの一撃がーー


 伝説の兵器ラグナロクを手にしていたとはいえ、混沌カオス自身を探り当て、一矢報いてくるとは。


「おのれ知多星ゴヨウ、ただの人間と思い甘く見ていたが…… もはや容赦せん!」


 混沌カオスが玉座から立ち上がった時、不思議な声が彼の心に響いた。


“止さないか! ここはお前の負けだ……”


 それは何者の声であったのか。


 ゴヨウは天母様より秩序コスモ混沌カオスは双子の兄弟と聞かされているがーー


「く…… なるほど、敵ながら見事だ知多星ゴヨウ」


 混沌カオスは忌々しげにーー


 そしてどこか愉しげに笑った。


 以前も混沌カオスはゴヨウを殺すチャンスがあったのに、殺さなかった。


 それはなぜなのか理由はわからないが。


「だが心するがいい…… 因果応報、自業自得、それは定められた宇宙の真理なのだ……」

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