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知多星ゴヨウ  作者: MIROKU
元年
35/100

戦え軍神スサノー

 聖夜の戦乙女の寮では、


「メリイイイ!」


 リングの上で聖母様は戦乙女ミラクルをロープに振った。


「クリスマアスッ!」


 聖母様のレッグラリアットで、戦乙女ミラクルはリングの外まで吹っ飛んだ。


 八頭身美人のミラクルだが、ギャグ担当だ。彼女は聖母様の八つ当たり(シングルベルだから)に必死に耐えた……





 軍神スサノーはアルフォンシーヌ、アウター、戦乙女サニーと共に、スーパーで夕食の買い物だ。


「夕食はカレーにします」


 小学五、六年生の少女姿に転じたアルフォンシーヌは言いました。


 彼女はサキュバスながら家事を担当しています。スサノーの下着も洗っているので、サニーには殺意を持たれています。


「わたしはチキンカレーがいいでーす」


「ポークカレーや!」


 アルフォンシーヌに対抗するサニー。


「ビーフカレー!」


 アウターは今夜は牛肉特価日だからビーフカレーにしようと言う。


「し、シーフードカレー……」


 スサノーは小さく挙手してシーフードカレーを主張したが、アルフォンシーヌらは「空気読んでよ」と言わんばかりの視線を返してきた。


「……く!」


 スサノーは駆け出した。三人の女性から見ればスサノーは「お財布」なのだ。それがたまらなく悔しいのだ。


 しかし、負けてはいけない。


 帝都の平和は君の双肩にかかっている。


 戦え! 媚びるな!


 軍神スサノー!

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