4,5話 神さま(うっさいの)がスキルに定着しました
また、追加です。
やらかした……話数御覧になれば分かるように、
入れるとこ間違いました。
(深夜テンションほど恐ろしいものはありません)
4話を読んだ後に見てくださいお願いしますっ!
ピコンッ!
-メッセージを受信しました-
「ん?」
イオリが、そのメッセージに気づいたのは、姫様の機嫌を直したあとだった。
今は、木々の間の空間に造った秘密基地(笑)にて、
改修したナイフで、木を加工している。
改修スキルのレベルは、使用した分上がるらしいので、戦闘系以外のレベルを上げようと、ちまちまと、ぼっちで、内職している。
つまり、忙しいのだ。
決して、メッセージを見たのは、ぼっちで寂しいな…とか、転生したのに、
現実は、地味…ゴホンっ!非情だなぁ…とか思っていたからではないのだっ!
メッセージには、さっき散々バカにされたので、無視しとこうかな、
と、ツンデレを発揮していたが件名を見てそんな思いは霧散する。
-件名:権のu…スキルが解禁されました-
「ん?スキルが一気に解禁され、た…のか!?」
若干、「あっやらかした!?でも時間無いしいいや!」
みたいな雰囲気溢れる件名である。
て、いうか…権能って見た感じ分かるから、
わざわざ u 使っても意味無いからっ!
と、送り主に、内心でツッコミを入れる。
ゴホン………気を取り直して。
本来なら年齢で段階的に解禁されるはずだった出来事に
若干戸惑いつつも、早速メッセージを開くと、
「おおっ!」
新たに獲得したスキルに胸を踊らせ……
「……おおう…」
次いで、そのスキルの数と、スペックに、頬を引き攣らせた。
(…いや、だってさおかしくない!?
まぁ、〈剣術〉〈高速演算〉〈思考加速〉〈武具作成〉(あれ?スキル内容ダブってない?) とか〈念話〉
とかに関しては、イイトオモイマス、素晴らーですよ)
好きな戦略ゲームや、ラノベ系のファンタジーなスキルが持てて
正直、めちゃくちゃ嬉しいっ!
で、も、さっ!!!!!
「なんなのこれ、〈舞陣技〉は、よく分からん、多分戦闘系だろうけど、
……〈読者〉とか〈裁縫〉とかさ、全っ然〈提督〉に関係ないよね!?」
もはや、〈提督〉を器にしたスキルなのに、中身が、明らかに別物である。
もうなんか…闇鍋のようである。
こんなスキルを見たらきっと
前世の先輩がいたら嬉しそうにこう言いそうである。
「魔☆改☆造だね」
と、
何故か、とても、いい笑顔で、親指をグッとしながら
サムズアップする先輩を幻視した気がした。