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同居人

専門学校を卒業して、就職した私はそれと同時に一人暮らしを始めた。


専門学生の時から実家を離れ寮生活だった為、自炊には慣れている。出来るだけ、外食は控えて自炊を心がけているがここ最近は帰ってくることだけの気力しかないのが現実。


そんな私を癒してくれる存在がいる。

寮生活半ばから一緒に暮らしている大切なこ―…



―ウーッー、ポコポコポコッ…、

「ただいま。留守番ありがとう、プクプク」

プクプクは、

ずっと飼ってみたかったミドリフグ。

動物学校だったことから、飼育可の環境となり寮生活が慣れた頃に行き付けのお店で一目惚れした可愛い同居人。


底面フィルターとエアフィルター(投げ込み式のブクブク)にノズル(水面までを伸ばした物)を取り付け濾過と酸素補給等を行っている。


ごはんは、冷凍赤虫をメインとし時折、人工飼料や貝類を与えている。

そしてフグは、歯が丈夫で硬いものを噛む機会が少ないと歯が伸びてしまう生き物。

なので、珊瑚や貝殻を砂、砂利の代わりに敷いておき、塩分を含む水で暮らすプクプクの水槽の中にはウィローモスという水草を入れている。

水槽は45センチを使用。週1回に、4分の1程ずつ水替えを行っている。


そんなプクプクとの生活も今年で4年半。

ミドリフグの寿命は平均5~6年と言われている為、ここ最近はとても気にしている。

だから、うんと愛情を注いでいる毎日。


私が帰って来たことに気付いたプクプクが、

胸ビレをパタパタして、こっちを向いている。


明日は、プクプクのごはんをお店に買いにいく予定。



―ジーッ、ピピピピピッー

カチャッ

「んー~、ふぁー…。おはよー、プクプク」

朝は、パン派の私。

大好きなブルーベリージャムをたっぷり付けて

口一杯に頬張るのがすごく好きな時間。


<さて、支度をして買い物に行かなきゃ!!>



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