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20.老い
すごく短いです!
次回から、塗色視点の話が始まるからです…。
m(_ _)m
夜中。
寝ていた飛彗の目が、ゆっくり開かれる。
その瞳は、うつろ。
立ち上がり、障子を開ける。
何も羽織ることなく、寒い廊下に出て行く。
そして、飛彗はそのまま外へ。
門をくぐり、道に出る。
こんな時間に、飛彗はどこへ行こうというのか。
遥か彼方、失くしたもの?違う。
総次郎の記憶を戻すことなど、もうとっくに諦めている。
誰かに助けを求めているのか。
大事な大事な孫を守ろうとしているのか。
…どちらでもないかもしれない。
『誰か。誰か、あの子の心を救ってやって』
この言葉が、飛彗自身も言えなくなっていた。
読んでくださった方、ありがとうございます!!




