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忘却花葬  作者: 涙紫月
10/26

10.私はあなたの家族だから

最初は考えていなかった、ねじ込み話①

会話が多いです。

「オムライスでも、作りましょうか」

台所で、飛彗はそう言った。

「えっ。和食以外も作れるの…?」

和食以外の、飛彗の料理を食べたことがない塗色は驚いている。

それを聞いた飛彗は、一瞬きょとん、としたあと笑う。

「ふふ。もちろん作れますよ」

「そうなんだ…」

「面白い子ですねぇ」



「これを切ってください」

「わかった」

黙々と料理をしている2人。

飛彗は塗色を横目で見たあと、口を開いた。

「…塗色」

「ん?なに」

「あなたのお父さんは、あなたに暴力でも振るっているのですか?」

「え?どうして…?」

「お父さんの話になったとき、ひどく辛そうな顔をしていました」

「…。別に…、何もないよ」

「本当ですか?」

飛彗も塗色も、手は止めないまま会話を続ける。

「暴力は無いけど…。暴言…、みたいなのはよく言われる」

「そう…ですか。私にできることがあれば言ってください。ひどいものであれば、警察にも言わなければ…」

「ないよ」

「え?」

「ばあちゃんにできることなんか」

飛彗は手を止めて、塗色を見た。

塗色も驚いたように手を止め、飛彗を見る。

「あっ…。ごめん…」

咄嗟に出てしまった言葉のようだ。

飛彗も驚いたようだが、塗色が一番驚いている。

飛彗は黙ったまま、少し俯く。

どうしようか、と塗色が悩むなか、すぐに顔を上げた。

そして、料理を再開する。

「いつでも言ってくださいね」

塗色とは目を合わせず、飛彗は言う。

塗色は嬉しかった。

飛彗の優しさが、声からだけで伝わってくる。


あぁ、この人は、自分の全てを受け入れてくれる人なんだ。

読んでくださった方、ありがとうございます!

ヽ(*´∀`*)ノ

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