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第八章─王女?

さてさて、第八章、新たな仲間も加わりそうな予感

…急展開?なんですかそれ、美味しいんですか?

「さて、一丁あがり♪」

さて、状況を整理しよう

まず、さっき響はありえない数の投げナイフをどこからともなく取り出し、

虫に投げつけた

ここまではよしとしよう、いや良くないけどさ

そして今、ここにいるのは僕、響、ラタトスク、女の子、の3人と1匹だけだ

あとは響の投げた大量のナイフだけ

…そう、気づいただろうか?さきほどまでサボテン状態だった虫がいなくなったのだ

「あれが魔物の特性の一つだ、死ねば地面に帰るわけでも、蒸発するわけでもなく、

 ただ単純に消える」

ということらしい

「あ、あの…」

「ん?」

あ、また忘れてた

「助けて下さって、本当にありがとうございました

 旅の途中にあの魔物、フロン・ビーに襲われてしまって…」

「旅?あんた一人でか?」

さすがに無茶だろう、っていうか現にやられかけてたし

「あ、いえ、護衛が20名ほどいたのですが、全滅しました…」

「護衛がそんなに大量って…あんた貴族かなんかか?」

いや、そんなに多くないのだろうか?どうもこの世界での都合は分からない

ま、どちらにせよ全滅してんだから、ごく潰しだったってことなんだろう

「あ、すいません、まだ名乗ってなかったですね

 私はシャルライン=エル=アスタナシアです

 シャル、と呼んで下さい」

「アスタナシアだと!?」

「うわっ!急にどうしたんだよラタトスク」

ビックリしたー僕がカエルなら内臓飛び出してるぞ!?

「い、い、今の声は一体?」

「アスタナシアってことはお前、まさかアスタナシア国の王族か?」

「え、ええ、第三王女です

 ところで、あなた方は?」

「ああ、僕は…」

と、言おうとして疑問を覚えた

さっきの名前を聞くに、ここは日本みたく、苗字、名前って形じゃないのかな?

ミドルネームっぽいものもあったし…

まあ、めんどうだし、これでいいや

「僕はユウ、こっちはヒビキだ」

カタカナにしとけば問題ないよね

…まあシャルには分からないんだけどさ、漢字でもカタカナでも

「ユウにヒビキ…変わった名前ですね」

「ああ、かなり遠くから来たから、この辺とは文化が違ってね」

遠くっていうか異世界だから距離で言えるわけもないんだが

「と言うことは、お二方とも旅をしておられる?」

「ああ、2人でね」

本当の事を言ってもいいとは思うんだが、説明がめんどいし、第一理解できないだろう

「おい、俺はどうした」

ポケットから頭を出しながらラタトスクが文句いっぱいに言ってくる

「あ、悪い、こいつはラタトスク」

「リス…ですか?」

「まあ、そんなもんだ、よろしくな」

「あ、はい…」

さすがに戸惑っている様子だ……最初からずっとだけど

「話を戻すぞ?それで、ここまで旅をしてきたんだが、道が分からなくなってね

 ここから一番近い町とか、教えてもらえると助かるんだが…」

「ここからですと…王都、ティファレトが一番近いかと

 方角は…あちらですね」

「ありがとう。それじゃ、道も分かったことだし、僕達は行くよ」

「あ、待ってください」

「ん?」

「助けてもらっておいて厚かましいのですが…

 私はティファレトから、遠くの村へ、視察に行くところだったのですが、

 先程のフロン・ビーに襲われたせいで護衛が全滅してしまって…」

「その村に行くにも、ティファレトに帰るにも無茶がある、と」

「はい…ですから、護衛をしていただけないでしょうか

 当然、王都までついたら謝礼は払わせていただきます、恥知らずな事とは重々承知していますが…」

「別に全然構わないけど?」

「へ?いいんですか?」

「いいもなにも、断る理由もないだろうよ

 報酬もあるわけだし」

「あ、ありがとうございます!」

「話はまとまったか?んじゃ行こうぜ、ところで距離はどれくらいなんだ?」

なぜか沈黙を保っていた響がようやく口を開いた

「そうですね…だいたい500ラルムくらいでしょうか」

「ラルム?」

「あ、そうか説明してなかったな、ラルムってのは、距離の単位だ

 1ラルムで、大体0.4キロだ」

中途半端だなー

えっと、500*0.4だから

「ってことは…約200キロか?」

「まあ、そんくらいだな」

「遠っ!」

お、めずらしい響のツッコミだ

「走りゃすぐだろ?」

さっきのはやさからすれば5秒もあれば着く気がする…無理か

でもまあ、本当の問題は別にあったらしく

「そりゃ俺達だけの場合だろ?シャルがそんなスピードで走れるか!」

もっともだ…

「ああ、そりゃそうか…

 あ、それなら僕に良いアイデアがあるぞ?」

「ん?なんだよ」

「僕もオーディンから武器貰ったんだけどさ、ほらこの刀」

「それがどうしたよ?」

「これ、念じればどんな形にも変形するんだってよ」

「へえ、それで?」

「だからこれを車にでも変形させれば、だいぶ移動は楽だし、早いだろ?」

「あーなるほどな、んじゃ、やってみてくれよ」

「了解…えっと車、車っと」

その瞬間、腰に差していたはずの刀は僕の目の前に浮き、ぐにゃりと形を変えだした

あと、隣でシャルも顔を変形させている…驚きの形に

「よし、できあがり」

「おー車だ車」

「あなた達はいったい…?」

「だから旅人だってば、ほらシャルも乗って」

旅人ねえ…

「え、ええ…」

若干、いやかなり戸惑いながら車に乗り込むシャル

「それじゃ、かなり飛ばしていくから、しっかりつかまってろよ」

「と、飛ぶんですか!?この乗り物!?」

見当違いなシャル

その飛ぶじゃないんだけどな…まあいいや

「それじゃ、レッツゴー!」

アクセル全開!!

ではまあ、ありきたりに王族とか出して見たりして、

…なんといいますか、章を重ねる毎に思うんですが、文章力ってどうやったら付くんですかね?

なんか良い方法知ってる人は教えてください

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