第二十四章─進展?
…やっと、受験が終わりを迎えました…
長かった…これからはしっかり更新して行きたいと思います。
「ッ!やってくれますね…しかし…
『ヒール』!」
…なんとか銃弾は命中したものの、即座に魔法で治されてしまう…
と、なると…
「攻撃しても無意味、ですか…」
どうしたもんかねえ…
『おい主』
ん?ああ、未定概念か
『ああ、この形態の俺だ。っと、まあそんなことはどうでもいい。
とりあえずこの状況を打開する案があるが、聞くか?』
案?そんなものがあるのか?
『ああ、で、どうする?』
もちろん聞こう。
『主の魔法で、魔法をつかえない空間を作り出しちまえばいいんだよ。』
そんなことができるのか?
『出来るも何も、やれなきゃずっとこのままだぜ?ならやっちまえよ。駄目元でも、な』
…分かった。やってみる
「何を考えているのですか?どうしたって無意味ですよ。私は神の加護を受けているのでね」
…前から気になっていたんだが…
「ルーさん、その神って誰ですか?」
まあ、オーディンではないと思うけども、僕の心が読めていた神が、こんな悪意を見抜けないものなのか?
「…そんなことを知って、どうしようと言うんですか?」
「いえ、ただ単純な好奇心ですよ。僕は神にも一応詳しいので」
詳しいというか、会ったんだけどね
「ふむ…いいでしょう、教えて差し上げましょう。」
「本当で」
「ただし」
言葉を途中できられてしまった
「ただし?なんですか?」
「ここで生きて居られたら、の話ですけど、ね!!」
瞬間、ルーさんは一気に切りかかってきた。
フェイントも何もない、ただそれゆえに圧倒的な速さ。
「ぐっ!」
かわしきれずに肩を切られた。
「ユウ!!」
どこからか、声が聞こえてきた。
その方向を見てみたら、アニルが叫んでいた。
「大丈夫、こんな傷…『ヒール』」
「…そう言えば、あなたも魔法が使えるんでしたね。
しかし、これでは決着が着きませんね…」
「そうですね…そこで提案です。」
「提案?なんですか?」
「お互い魔法を封じましょう。これから僕が魔法をつかえない空間を作り出すので、そこで戦いませんか?」
「…そんな提案に私が乗るとでも?」
「乗らないのならそれはそれで結構です。あなたには僕に魔法抜きで勝つ自信がない、それだけの話なので。」
「…聞き捨てなりませんね、それは。」
よし、挑発に乗ってきた。
「いえ、無理をしなくてもいいんですよ?所詮あなたはその程度の者だったんですから。」
「……いいでしょう。ではその空間とやらを製作してください。ただし、そこで私は一切の手加減をいたしませんからね」
「委細承知、です。」
ルー戦闘編は意外と長くなりそうです。
まあ、稚拙な文章ですが、御容赦下さい