第二十二章─秘密?
えー長らくお待たせいたしました。
現在も忙しい中ですが、ようやく学校が半日になったので、少々の余裕がうまれましたので、一話、更新します、
あれから、アニルの使った吹き飛ばす魔法で塔に帰ろうとしたのだが、
「本当に大丈夫?これ、案外精密なコントロール要るわよ?」
と、心配されてたのだが…
「まあ、大丈夫でしょ、なんとかなるって時間も無いしね」
そう、いつの間にやら既に真夜中、早く帰らなければ
と、気軽に考えていたら、アニルの心配的中
威力が強すぎて、塔に突っ込む派目になってしまった。
「いたたた……アニル?大丈夫?」
「大丈夫…ってんなわけあるかー!!
体中あちこち擦りむいたわよ!」
…結構本気で涙目だった
「いや、ごめんって、ここまで飛ぶとは思ってなくて…」
「だから精密なコントロールが要るって言ったでしょうが!
ったくもー、アタシは良いから、とりあえず塔を直してきなさい。」
「了解」
まあ、話の流れから分かるように、僕達は塔を壊して入ってきた
ちなみに壊れた所は僕の部屋。ルーさんのとことかじゃなくてよかった…
「って、あれ?アニル?」
「なによ」
…まだ怒ってる…まあいいか
「この塔って壊れないように作ってるんじゃなかったの?
中で暴れても大丈夫なように。」
「ああ、それはあくまで魔法だからね、術師も今は寝てるから、魔法がきれてるのよ」
ふーん、明らかに後付け設定だけど、まあ、気にしないで置こう
とりあえずさっきの要領で壁を元に戻して、と
「よし、出来上がり。アニルーこっちは直ったよー」
「お疲れ様、しっかし、派手にやったわねー。まだ痛いわ」
「ああ、そうか、…ちょっとまってね。
彼の者を癒せ
『ヒール』 」
と、その瞬間、アニルの身体からは傷が消え去った。
「ほんとに、何でもありなのね…
…ユウ、あんた、あんたの力と、事情について、もう誰にも言っちゃだめよ
特に、隊長には絶対に、ね。」
「え?どうしたの?急に」
「どうしたもこうしたも、あたのその力、一人でも国を潰せる位の力なのよ?
そんなことが他国に知れたらどうなる?」
どうなるって…あ
「そうか、僕達の力を狙って…」
「そう、最悪戦争が起きる」
「分かった…けど、ルーさんには絶対言っちゃだめって、どう言うこと?」
「そうか、あんたは知らないんだったわね。
隊長はね、この国出身じゃないの」
「え?そうなんだ」
初めて知ったな…でも…
「それがどうした、って言いたそうね。
彼は、ただの他国出身ってだけじゃない。この国と戦争をして、負けた国の者よ
敗戦国の生き残りは、どこに行っても嫌われる、だから彼は大変な人生だったらしいわよ。
なんとかがんばって、今の立場にのし上がれたらしいけどね」
「まさか、そんなことでルーさんに言うな。って言ってるの?」
だとしたら、少し腹が立つ。そんなもの差別じゃないか
「そうじゃないわよ、というか、アタシもこの国出身じゃないしね
ま、それはどうでもいいとして、別にその差別のせいで言うな、って言ってるわけじゃないわよ。
…アタシが人の心を読めるのは知っているわよね?」
「うん、もちろん」
「だから、当然、彼の心も読んでしまったのよ。そしたら、彼の心、どんなだったと思う?」
「どんなって…」
そんなもの、検討がつくわけが…
「復讐。彼の心はそれでいっぱいだったわ。」
復…讐。
「ま、当然よね。国を潰され、差別され、復讐もしたくなるでしょうね。
ただ、問題はそんなことじゃない。彼は…途轍もない才能の持ち主だった。神に選ばれたんじゃないか、ってぐらいにね。
戦いも、頭脳も、完璧だった。だから、ただ安直にこの国を滅ぼそうとはしなかったのよ。
内側から、『腐らせて』いこうとしてるのよ。」
「内側から…」
「それで、この立場まで来れたんだから、すごい話よね。」
「ってことは、ルーさんに話すなってのは…」
「あんたまで、隊長の復讐に巻き込まれるかもしれないから、よ」
「…分かった。今後一切他言しないよ。」
「そのほうがあんたのためでしょうね。」
と、その時、塔の上の方から誰かが降りてきた。
「おやおや、人の陰口とは、感心しませんねえ。」
ルーさんだった。だけど、何かが違う。雰囲気というか、なんと言うか…
「こんばんわ、隊長。隊長こそ盗み聞きとは趣味が悪いんじゃないかしら?」
「ああ、これは失礼。ですが、気になったものでしてねえ。
誰しも、己の話ほど気になるものはないでしょう?私とて例外ではないのですよ」
「ルーさん。どこから聞いてたんですか?」
「どこから、と言いますと、そうですね。あなた達が壁から突っ込んできた時からですね」
最初から、か
「しかし、アニル。あなたが私の秘密を知っているとは思いませんでしたよ。
ですが、まあ、心が読めるんですから、いつかは知られるだろうと思っていたので、よしとしましょうか。
ただ、知られてしまったからには、口封じが…必要ですよねえ」
そう言ってルーさんは剣を取り出した。
「なにを…するつもりですか。」
「なにをって、決まってるじゃないですか。これ以上秘密が知れまわるのは勘弁願いたいのでね、口封じですよ。先程も言いましたでしょう?」
「そう、ですか。
では僕もそれを看過するわけには行きませんね」
「ちょっユウ!?」
「とりあえず任せてよ。大丈夫。僕は一度ルーさんに勝ってるから。」
「けど…」
「ふっ…フフフフフ…あーはっはっはっはっは!!」
急に笑い出すルーさん。しかも三段笑いってただの悪役じゃん
「何がおかしいんですか?」
「おかしいですよ、これが笑わずにいられますか。まさか、アレが私の全力だとでも?
滑稽極まりないですね。」
おいおい、悪役がここでそんな台詞って、死亡フラグだろ
「ま、それはやってみれば分かりますよ。なんにせよ。アニルを殺そうとしてる以上、僕はあなたを全力を以ってして止める」
「そうですか、まあ、せいぜいあがいて下さいよ。私をがっかりさせないで下さいね。」
こうして、僕とルーさんの二度目の戦いは幕を開けた。
はい、超展開で申し訳ありません。
なんか、書いているうちにこんなことになって居まして…
ルーが完全に敵になっちゃいました。
ではでは、次話をお楽しみにー