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第二十一章─何者?

お久しぶりです。

とりあえずようやく私立の受験が終わったので、一話、上げます。

アニルに一通りの「塔」の説明を受けてから、町に降りてきた。

「ここがティファレト。アタシ達の国、アスタナシア王国の首都よ

 この国では一番大きい町だし、そもそもアスタナシアが世界最大の国だから、

 世界一の町ってことになるのかしらね。」

「へえー、確かに大きいしね、この国。

 どれくらいの大きさなんだ?」

「まあ、歩いて回ろうと思ったら一日じゃ利かないでしょうね、

 けど、とりあえずは必要そうな所だけ回っていくから、今日はそんなにかからないと思うわよ。」

「どんなところを回っていくんだ?」

「まあ、色々よ、色々。この町は本当に大きいから、口で説明するだけでもめんどくさいのよ。

 ま、着いてくれば分かるわ。」

「ふーん、ま、了解したよ。」

まあ、そんな感じで、町の案内は終了した。(本気ででかかった。武器屋や、防具屋、その他諸々。)

全部終わる頃には、完全に日が暮れていて、辺りは真っ暗だった。

「…ところでさ、」

「ん?」

「あんたって、魔法、使えるのよね?」

「ああ、使えるよ?それがどうかした?」

「いや、ちょっと見せてもらいたいなーと思ってさ。

 ちょっと全力でやってみてくれない?」

「んーまあ、いいけど。それじゃ、とりあえず町から出ようか。 

 ここじゃ人が多すぎるし。」

「そうね、んじゃ、さっさと行くわよ。」

と、言いながらアニルは魔法を詠唱しだした。

「何してんの?」

「風魔法の応用よ。歩いて行くんじゃ時間かかるからね。

 よし、OK」

と、その瞬間、二人とも、何かに包まれたような感覚になって、空に浮いた。

「んじゃ、飛ばすわよー!」

そして横から強風。つまり……

「え?ええーーー!」

飛ばされたわけである。






「アニル……」

「ん?何かしら?」

「飛ばすなら飛ばすって先に言ってよ。いきなりすぎるでしょ。」

「ああ、ごめんごめん。忘れてた。」

そんなことを忘れれるか……

「ごめんっていってるじゃん。ま、そんなことはさておき。

 町は出たことだし、さっさと見せてよ。魔法」

「ま、良いけどさ。」

「あ、全力でね。」

「全力、ねえ。」

まあ、とりあえず御希望通り、魔力全開のエクスプロジム(炎魔法の最強)を放った。

……のだけども。

「…あ、あはははは。やり過ぎちゃった。」

どうにも威力が高すぎて、放った先に穴があいちゃった。(いやもう、これは穴と言うか崖?)

「……やっぱりおかしい。」

「え?何か言った?」

「ユウ、あんた何者?」

「何者って…」

「初めてあった時から思ってたんだけど、あんたの心、なんか読みづらいのよ。

 変に雑音が入ると言うか…とにかく、おかしいのよ。」

「いや、そんなこと僕に言われても…」

「それに、今の魔法。普通のエクスプロジムはそんな威力じゃないのよ。

 自分で言うのも何だけど、アタシはこの国で魔法においては最強よ。

 そんなアタシでもあんな威力は出ない。それにあんた無詠唱だったでしょ?」

「それは…」

んー、まあ、仕方ないか。

「分かった、説明するよ。

 ただ、これから言うことは突拍子もないことだし、信じれないかも知れない。

 信じるかどうかは君に任せる。良いね?」

「ええ、分かったわ。」

それから、僕は僕と響について説明した。

「……異世界に、神、それに移民計画ねえ。なるほど」

「ま、これで全部だよ。さっきも言った通り、信じるか信じないかは君しだいだ。

 ただまあ、どちらにしても、あんまり人には話さないで欲しいかな。」

「ま、分かったわ。信じる。って言うか、あんたの心からも真実だ、って聞こえるしね。」

「ありがとう。さて、それじゃ、そろそろ帰ろうか。」

「ええ、そうね。ってその前に、この穴、何とかしなきゃ。」

「あ、そうか…んじゃ、

   自然に逆らいし物の流れよ、今一度正しきに戻れ。

        『リ・ムーブ』!」

とりあえずそれっぽい呪文と魔法で元に戻して、っと

よし、完了。

「それじゃ、帰ろうか。」

「魔法、作ることもできるのね…」

ただまあ、これからも公立の受験が残っているので、どうなるかは分かりませんが、温かい目でよろしくお願いします。

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