第二十章─案内?
えーさて、日曜日を利用して、久しぶりの本文更新です
お待たせ致しました。
「さて、んじゃ、新入り…ユウとヒビキだっけ?さっさと行くわよ
…ったく、なんでアタシがこんなこと…ブツブツ」
やっぱりめんどくさそうだ、仕事ぐらいちゃんとしろよ…
「あ?なんか言った?」
「いえ別に何も?」
思っただけだ、言ってない
「揚げ足を取るな、言ってようが思ってようが、アタシには聞こえるんだから、一緒だっての」
「そういえばそうでしたね、すっかり忘れてましたよ」
覚えてたけどね、皮肉だし
「覚えてたんかい!ったく、やめてよねー
弄られんのは隊長だけで一杯一杯なんだから
あと、敬語、やめなさい、うっとうしいから」
「え?でも、年上ですよね?」
「そーだけど、自分より大きい奴に年上扱いされるのって、なんかムカツク
嫌味言われてるみたいで」
なんつー自分勝手な
「ま、分かりました…わかったよ、これでいいか?」
「ん、OK、これから敬語使ったら、そのたびに蹴るから」
「はいはい、了解了解」
「よし、それじゃ、案内を始めますか。
とりあえずこの塔に関してね。
この塔は、分かってるとは思うけど、近衛騎士の本部で、宿よ
一人に一階ずつ与えられてるってわけ」
「ふむ」
「んで、その階の分け方なんだけど、とりあえず、あんたたちは一番したのフロアからよ」
「ん?とりあえず?」
「そう、まあ、うちの独特のシステムなんだけどね、
隊員内で戦って、勝ったら上の階に上がっていく、ってシステムなわけ」
「つまり、一番上にいる人が一番強い、と」
「いや、そこはルールが違うの。どんな状況であれ、一番上と二番目は隊長と副隊長の物
それ以下はまあ、勝った者が上になっていくの」
「ふーん、その戦いは、いつ行われるんだ?」
「まあ、不定期ね。っていうか、志望者が出れば、その時点でスタート
申し込まれた側は、否応なしに、挑戦に応じなければならないの」
「へえ、なるほどね。分かったか?響?」
…………
「あれ?響は?」
「あ、ホントだいない。って、あそこに紙がおいてあるわよ?」
「えっと、なになに?『話がめんどくさそうなので、ちょっとデュオと一暴れしてくる
後で説明よろしく』…って、アホか!あいつは!」
「話がめんどくさいって、あいつは聞くだけでしょうに…
まさかのアタシ以上のめんどくさがりが居たとは…」
「ん?」
「何よ?なんか変なことでもあった?」
「いや、てっきり怒るもんだと思ってたから」
「ああ、こんなことでいちいち怒ってたら、この隊じゃやっていけないわよ」
えーどんな隊なんだ…
というかむしろ僕がそんなところでやっていけるのか?
「大丈夫よ、あんた、あんな奴と一緒に居たんでしょ?
なら大丈夫でしょ」
「あんな奴、ねえ。むしろ、あいつとよく今まで居れたもんだ
逆に驚くよ」
「まあ、しばらくしたら慣れるって、大丈夫大丈夫」
なんか、慣れたくないと思っている自分も居るんだよなあ…
「ま、気にしなさんな。んじゃ、次、町の方に行くわよ。」
「了解。」
はい、今回は塔についての説明でした。
それと、前回配布した、キャラクター表ですが、不備が見つかりました。
キャラクター表.htmlから起動すると、どの内容も見れません。
ので、各データフォルダの中のものから見て行ってください。