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第十七章─終戦?

さて、久しぶりの更新です。

といいましても一週間くらいですが、人気のないうちはこれくらいしないと、すぐに廃れて行ってしまいますので。

ちなみにいつもより遅かった理由は、前にも書いた通り、冬期講習です。

少しずつ書いていったのが、本日ようやく完成したので、アップさせてもらいました。

さて、来いとは言ったものの、どうしたもんかねえ

実際の所、どうやって戦ったものか、迷ってるんだよな…

とか考えてる間にも相手は突っ込んでくるし…

ってオイ!のんびりと考えてる場合じゃないっての!

いつの間にやら間合に入られてるし、斧、振りかぶってるしよ!

「ふん!」

「っと、あっぶねー」

危なかった…つーかあんな勢いで普通斧なんか振り回せねえだろ

マジで力馬鹿だな、こいつ

しゃあねえ、考えてても仕方ないみたいだし、いっちょやるか

とりあえず、ナイフ(さっき出した奴、直すの忘れてた)を投げつけてみた

「せい!」

が、いとも簡単にはじかれてしまった

まあ、そりゃたった一本のナイフだしな、ある程度の反射神経があれば避けれるだろ

「んじゃ、これでどーよ!」

今度は両手に4本づつ、計8本をいっぺんに投げつけてみた

「小賢しいわ!」

のだが…

「えーまじかよ…」

斧の、刃の部分ではない、面の部分を使って、まとめて弾かれた

…万策尽きたり、って事も無いが…どうしたもんかねえ

「もう終わりか?それじゃ、こっちからも行かせてもらうぜ!」

言うが早いか、デュオは、斧を投げつけてきた、

俺に向かって、ではなく、俺の真上に

…これはまさか…

「うりゃあああ!」

はい、予想通りー空を回る斧を手に取って、重力を使って切りかかってきた

○空…いや、気にするな

まあ、なんとか避けたんだが…

斧が、斧が突き刺さってるよ、地面に

しかもそれをいとも簡単に抜いちゃったよ

どんだけ力あるんだ

「おいおい、ありえねえよ…」

「へえ、避けちゃうか、今のを」

「まあ、喰らったら死んでるしな」

「はっはっは、違えねえ」

笑い事じゃねえ…てかまじでどうしよう

『おーい御主人ー』

ん?

『御主人ってばー』

なんか聞こえるぞ?

『おーい』

??

『無視すなってばよー』

ってなんだよ壱と零ラニビアか。

ちなみに壱と零ってのは俺の武器、

終わりなき壱と零アイン・ソフ・ラニビアのあだ名だ

『ったく、無視すんなよなー』

しょーがねえだろー忙しいんだから、

こうして話してる間もあいつ、思いっきり攻撃してくんだからよー

んで?何の用なんだよ

『いやいやー御主人、苦戦してるみたいだからよーいっちょ、オイラについて、

 ヒントを与えてやろうかと思ってよー』

ヒント?なんだそりゃ?

『御主人さーオイラを増やすとき、いっつも手の中に出してるだろ?

 あれさ、思い浮かべれば、どこにでも出せるんだよ』

どこにでも?

『いや、どこにでも、ってのは無茶だけどよー

 物理的に物が存在できる場所なら、どこでも出せるんだよー』

…つまり、出す位置を調節できると?

『そー言うことー

 んでもって、出方も調整できんだよー』

出方?

『例えばー回りながら出てくるとかー

 合図したら出てくるとかー

 ものすごい勢いでー指示した方向に飛んでいくとかー』

へえー便利だな

『そーなんだよ、便利なんだよー』

ふーん…良い事を聞いたな

さんきゅ、壱と零

『いやいやーオイラは御主人のものなんだからよー

 いつでも頼ってくれよなー』

おう

さてと、んじゃ反撃開始と行きますか

「ん?なんだ、急にすっきりした顔になりやがって」

「いやいや、デュオ、ようやくあんたを倒す算段がついたもんでな」

「へーそいつは楽しみだっと!」

またしても突進、俺はとりあえずそれをかわして、出来る限り相手と離れる

「あ?オレを倒す算段ってのは、逃げる事なのか?」

「んなわけねーだろ、まあ、とくとごろうじろ」

ナイフの数は15本

出す位置はあいつの頭の上から、ちょっとはずして、

真下に思いっきり早くぶっ飛ばす!

ザッザッザッザザシュッ!

何本ものナイフが一気に地面に突き刺さった

それも一気に

「うお!!」

デュオも驚きを隠せないようだ

俺が完全に勝ち誇った顔をしていると、

「クックック…面白いじゃねえか、ヒビキ

 こんなに面白い戦いは久々だぜ」

どうやら一切戦意は消失していないようで、

てかむしろ意気揚々、といったかんじだ

「そーかよ、んじゃ、さっさと終わらせてやるよ、

 あんたが楽しんでも仕方がねえ…」

と、言った瞬間、

ドガーン!!

と、轟音が鳴り響き、錬兵所の壁がぶち破られた

「魔物が来たぞー!!」

衛兵の物らしき声が響き、その瞬間、

全長10メートルはあろうか、どでかい魔物が現れた

「んだよ、せっかく楽しかったのに…」

あ、いいことを思いついた

「なあ、デュオよ」

「ん?なんだ?」

「試験の内容を変えないか?」

「はあ?」

「今から、あの魔物を先に倒した方の勝ち、

 人間どうしの戦いだと、どうしても手加減が入っちまうからよ」

「へえ面白そうじゃねえか」

「どうする?」

「乗った!」

「よっしゃ、んじゃ、よーいドン!」

その瞬間、2人して魔物に走って…行かなかった

いや、デュオは行ったのだが、俺は行かなかった

なぜならば…俺は遠距離からナイフで攻撃できるからだ

だが、今回はそれもしない、

今回は…ナイフを使った、自作魔法だ

「雷よ、我が導きに沿いて魔を滅せよ

 ライトニングドロップ!」

瞬間、魔物の上やら周囲やら地面やらに魔法陣が出てきた

これで準備は完了だ、あとは、発射地点を決めてナイフを落とせば…

ズッシャーン!!

ナイフと共に強烈な雷が落ちて、雷の光が消え失せるころ、魔物は消滅していた

「うわー、自分で撃っておいてなんだが、これまたとてつもねえな…」

つかまー実際ビックリしてるし、なんというか、楽しい

「…ヒビキ、今の、お前か?

 雷とかじゃねえよな?」

デュオも混乱してるし

「ああ、そうだ、つーか魔方陣でてただろうが、

 あれは俺の魔法だよ」

「だよな…はあ、オレの負け、か

 ま、しょうがねえわな、あんなもん見せられちゃあ

 あんなもん、直接撃たれたら死んじまうっての」

「ま、そーだろうな、だから俺はルールを魔物退治に変えたんだよ

 殺すのは、嫌だからな」

「あーそうかよ、ったく、んな力あんなら最初から使ってろってんだ」

「だから言っただろ?人に向かって撃ったら死ぬっての」

「そりゃそーだけどよ…

 あーもういいや、めんどくせえ、とにかく、お前はオレに勝った

 ってことで、試練合格だ、これからよろしくな」

「あいよ、こちらこそ」

ま、そんなわけで、ちょっとしたアクシデントもあったが、

とりあえず試練終了だ!

さて、そんなわけで、響君も問題なく試練合格、一段落着いたところで、この先の展開ですが…どうしたものですかね。

まあ、なんにせよ、冬期講習もまだ続くので、やはり更新は遅いかもしれませんが、御容赦下さい。

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