第十一章─魔法?
さて、今回はまたしても主人公達のチート紹介です
今回は魔法編
「あ、そうそう言い忘れてたけど」
「ん?何をだ?ラタトスク?」
「とりあえず、お前らの事、話すのはその姫さんくらいにしとけよ
あくまでお前らは移民計画のテスターなんだからよ、環境が違うのはあまりいただけないからな」
「了解。響?シャル?分かった?」
「おう了解だ」
「分かりました」
「んじゃ、そろそろ着くみたいだから、俺はポケットの中に入っとくよ」
「お、ほんとだ、あと…5分あれば着くな」
─五分後─
「なんか時間飛ばなかったか?」
「気にするな、つなぎ方が思いつかなかったんだよ、」
「作者が?」
「まあ、多分そうだろう」
「ならまあいいか」
横目で見たところシャルはきょとんとしていた
「ま、何にせよ、ティファレト到着だ」
「やっとか…」
「私にすればかなり早いんですけどね」
「まあ、そりゃそうか、んで?シャル、これからどうするんだ?」
「そうですね…とりあえずお城に戻ろうかと思っています」
「僕達はどうすればいいんだ?」
「とりあえず、私の下で働くことを父上に話さなければならないので、
適当に町を見ててください。あ、後で適当にお城まで来てくださいね。
場所は…分かりますよね」
「まあ、分かる分からないの前にすでに見えてるしな…」
そう、そのお城とやらは、異常なまでに大きいのだ
「ですよね…まあ、いつでもいいので、来てください」
「了解、んじゃ適当にぶらついてるよ」
「あ、やることないならやっときたい事があるんだが」
「お?なんだ?ラタトスク」
「ほら、お前ら魔法使えるだろ?それの使い方を説明しときたいと思ってよ」
「ああ、そう言えば結局聞いてなかったな」
「魔法か…面白そうだし、やってみようぜ、悠」
「そうだな、んじゃ、よろしくたのむよ」
僕自身も、結構興味が沸いてきてるしな
「おう、一応それが仕事だからな、んじゃ、とりあえずここ出ようぜ?
さすがに人が多い所で魔法なんか使えないしな」
「よし、それじゃ、さっきの平原にでも行こうか」
「そうだな、んじゃ、行くか」
「ではまた後ほど」
─────────────────────
「到着!」
「よし、それじゃ始めるか
まず、魔法って言うのは、4つの種類があって、
その中で込める魔力の量に応じて、さらに4段階に別れる
火なら、ファイアボール、ラインフレイム、ジェットストライク、エクスプロジムって感じにな」
「ふむ、それで?」
「普通は魔法を使おうと思ったら、それなりの詠唱がいるんだが、
お前達の場合、今説明した、4種の魔法に関しては、一切必要ない。
まあ、ラインフレイム辺りなら普通のエルフでも
かなり鍛えれば無詠唱は可能なんだけどな」
「ここでまたチートですか…」
どんどん人間離れして行ってるよ…
「まあ、一応神レベルの人間だからな、お前ら」
「ああ、そう…」
もう反抗する気もない
「んで、ついでにもう一つ、特典があるんだよ」
「特典?これ以上に?」
「ああ、お前らは魔法を自分で作れる」
「いやまて、さすがにそれは…」
「まあ、これもエルフにもできるんだけどな…まず、かなりの才能がいる
お前らの世界で言うところのエジソン以上の才能がな」
「エジソンて」
なんでそんなもんを知ってるんだよ、お前が
「更に、そんなやつでも、一生丸々掛けなきゃ無理だ
そんなのをお前らは一秒でできるんだぜ?」
「えぇ~」
「ま、とにかく、お前らは魔法を作れる、ここまではOK?」
「ああ」
「俺もだ」
「次にその自作魔法なんだが、特に、と言うか一切の制限がない」
「は?」
「だからつまり、想像した魔法をなんでも作れるんだよ、お前らは」
「えっと…なんでも、というと?」
「そのままだ、例えば時間を止めたいと思ったら、それを想像しながら、
なんかそれっぽい詠唱をすれば、それだけで時間が止めれるってわけ」
「むちゃくちゃだな…」
しかもそれっぽい詠唱って…適当すぎるだろ
「だからお前らは神なんだって」
「ああ、そうですか…」
「詠唱も一定である必要は無いから、適当に思いついたやつでいいしな
ま、とりあえず基本の16個の魔法から練習してみるか
使い方としては、頭の中で、まず魔力の調整をするんだが、
これはまあ適当に1とか3とかでいい、
っていうか適当に考えるだけで自動調整されるから、お前らは」
「適当って…」
「んで、属性の選択だが、これも火、とか風、とか適当に考えてくれ、
あ、ちなみに氷は水、雷は風に含まれるから」
「便利な体になったもんだ…」
便利な上、適当だし
「んじゃ、とりあえず始め!」
まあ、こうして魔法の練習が始まったんだが…
ちょっと僕達の魔力が強すぎるらしくて、当たり一面クレーターだらけっていう惨状になっちゃった
とりあえずそれは元に戻す感じの魔法を作って直したんだが…
まあ、自作魔法も練習できたし、結果オーライって事で!
…よくないよね、やっぱり…
いかがでしたでしょうか
どんどん人間離れしていく主人公達、一体どこまで行くのやら