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第0話 元社畜の神、下界へ降り立つ

連載したてで文章の表現が拙いこともありますが、よろしくお願います

神界中心部、神座の間。


「エイド様!第113世界で勇者が魔王を倒しました!後処理の許可を!」


慌ててやってきたミカエルは、頭上の玉座でくつろいでいる優しげな顔立ちをしている青年に対して跪きながらそう進言する。青年、エイドは


「うるさいミカエル!!いま休憩中ってのがわかんねぇか!」


エイドは神とは思えない口調でミカエルに注意する。


「申し訳ございません!エイド様!しかし...ッ!」

「だまれ!...チッ、わーった。書類を作成する。それでいいな?」

「感謝します!エイド様」


エイドは亜空間から紙を取り出して慣れた手つきで書類にハンコを押していく。

(こうなったのも全部あのくそゴッドのせいだ...)

そう考えるとエイドは数万年前の光景を思い出す。


         ↓

         ↓

         ↓


「あれ?ここどこだ?残業してたはずじゃ…」


俊は周りを見渡した。あたり一面真っ黒な空間だ。


「気が付いたか……」


俊が前を見ると神々しい姿をした人外の存在……ではなく、バカンスの水着を着たヒゲがボサボサのおじさんだった。


「俺なんでこんなところに、確か疲労が蓄積しすぎて...」


俊は少しの間、状況を整理しすぎだが,それの時間はなかった。目の前のおっさんは


「其方、死んだぞ。最も、殺したのは我だが...」


は?それって、どういうことだよ。てか、


「てか、あんた誰だよ?」


おっさんは少し驚いていたが,すぐに気を取り直して衝撃の一言を発した。


「我の名前はセブノック。神界の7代目神にして、全世界の神である。」


え?このジジイそんなすごいの?てか、神!?


「ジジイって言うな!まだ15億歳だ!」


心読まれた!?てか15億歳で、ジジイじゃねえか!


「ゴホン、まあ良い。俊よ。其方にはこれから我の代わりに8代目の神になってほしい。あとこれは決定事項だ。」


俺が?神に!?なんで!?


「なんでおれなんですか!?それより俺を殺したって?」


セブノックは少し眉間を寄せていった。


「其方本当は十歳の誕生日に交通事故で死ぬ運命じゃったぞ」


て。ますます理解が追いつかない。でもなんで、俺生きてんだ?


「それはな、我が助けたからじゃ。強制的に其方が死ぬ運命を先延ばしにしたのじゃ。」


心読まれた!?あー。だから俺は疲労死したのか。って、そうじゃない!


「質問いいか、なんであんた神をやめたんだ?」


神は自信満々の笑みで言い放った。


「神ってのは忙しくてな。休暇という休暇がないのじゃ。休みが欲しかった我は神をやめてな。

だから代わりのものを探していたのじゃが,そこで其方がいたのじゃ。」


理解はできた。だが、社畜として生きてきた俺はこの無責任の発言に腹が立った。


「あんた。それを言ったらおれ459連勤だよ!!」

「我、542万連勤だったんだが」


今度こそ何も言えなくなった。

神は言い負かしてやったぜと言いたげな顔で、


「今神不在じゃから、次元がすごい不安定であと10分で全世界消滅するぞ。」


ふぁ!?え?おれ、死んだ後も死んじゃうの!?


「消滅って、どうすればいいんだよ!あんた、しってんだろ!」

「うむ、話は戻るが其方が神になれば良いのだ」

「神?俺が?冗談じゃない!!できるわけ...…」


神は申し訳なさそうな、嘲るような顔で


「もう其方で神の座に登録しておいたから!よろしく!」


突如俊の足元に穴が空いき、俊が落ちていった。


「うわぁぁぁぁぉ!!!」


神の声が遠くから聞こえた。

「其方の名前はこれから俊ではなく、エイドと名乗るように!

あと神の権能はもう其方のうちで覚醒しておる!力に関しては心配するな!

わからないことがあればミカエルに聞くように!それでは達者でな!」


くそゴッドがぁぁぉ!その無責任な発言でキレそうになったが意識は闇に飲まれていった。



俊改めエイドが去ったあと神は


「あやつの出自の話してなかった。まぁいいか!」


そうして虚無宇宙へ通じるポータルを開き、はいっていった。



そんなことを考えながら作業をしていると、ミカエルが、

「そう言えばエイド様、近頃ナンバース世界で、魔王討伐記念祭が行われています。

仕事の気休めとして、観光してきてはどうでしょうか?七天使長には私から伝えておきます。

エイド様の仕事は我々で分担しておきますので...」


おぉ、ミカエル。お前やっぱいいやつだわ!そうと決まれば!


「ミカエル!七天使長を集めろ!神転輪を開く!」

「承知しました。エイド様」


ミカエルは魔法通話で七天使長に連絡をかけ始めた。


「エイド様、神転輪を開けれるまでの時間はおおよそ2時間です。その間に支度を済ませてみてはどうですか?」

「わかった。そうさせてもらう。ありがとな!ミカエル」


ミカエルはなぜか涙ぐんでいたが、今の俺はさほど気に留めていなかった。


「もう神とか疲れたんだよねー!ゆっくり休暇を楽しむとするか!」

       ↓

       ↓

神の座にミカエルならびに七天使長が集まった。このメンツが集まったのは、ちょうど250年ぶりだった。


「エイド様、準備が整いました。支度は済みましたか?」

第二天使長のウリエルは、恭しい態度でエイドにいった。

「あぁ、支度は済ませた!いやー、150年ぶりの休暇だ!少し羽を伸ばさせてもらうよ!みんなには悪いが、」


七天使長は、皆揃って

「「「問題ありません!どうかごゆっくり休暇を満喫してください!」」」


と言った。


「んじゃ、行ってくる!神転輪(ゴッズレーション)オープン!」


鈍い音を立ててゲートが出現する!ミカエルが


「ゆっくりして楽しんできてください!変な人についていってはダメですよ!」


お前はお母さんか!と喉まででかかったが押さえておく。あいつもあいつで心配なのだ。だから俺は笑いながら言う。


「心配すんな。おれは神だぞ!?」


後ろから心配そうな気配がしたがエイドは後ろを振り返らずゲートを潜る。そしてエイドは


「当分ここには戻るつもりないから!俺の仕事、分担してやっておいてねー!」


突如視界が歪み始めた。

少しして、目の前に番号が表示される。迷わずエイドは1番を選択し、ナンバース世界にテレポートする。

エイドが去った直後、番号が表示されるところにエラー表記が出ていた...。


楽しんでいただけたのなら幸いです。今後ともクエーサー島津をよろしくお願いします。不定期で更新していきます!

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― 新着の感想 ―
初めて見ましたが、設定がとてもいいです! この一人称を続けてください!
発想が面白い。絶対伸びると思う
神様が転生する系の話を初めて読んだので新鮮で面白かったです!続きがめっちゃ気になります!
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