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窓辺の備忘録  作者: 瑞穂
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ニキビ

※月経、生理用品についての表現があります。苦手な方はご注意下さい。





尻が痛い。尻にできたニキビが骨盤と床の間に挟まり圧迫されている。


あぁもう。またかよ。


毎月一個尻の下半分にできるニキビ。それの今月分が出現した。ここ一、二年ほど毎月律儀にできるニキビ。本当にやめてほしい。求めてない。このニキビは自分のウザさが分かっていないのだ。とんでもなく痛いし、場合によっては血、膿が下着につく。一度便器についたこともあった。さいあくだしウザい。


だがいくらウザくても治るのを待つしかない。だから今ニキビの薬を塗って治るのを祈りながらこの文章を書いている。いやいや、祈るまでもなく、すぐに治るでしょ。そう思ったら大間違いだ。三分の一くらいの確率で治らないやつがある。なぜか?膿むからだ!!


うっすい皮一枚を隔て、とんでもない量の膿が溜まる時がある。そうなったらもういくら薬を塗っても治らない。多少の痛みと血を覚悟して薄皮をちぎり膿を出すしかないのだ。皮をちぎると、顔にできるニキビとは比べ物にならないほどの膿が出てくる。それは少し気持ち悪くもあり爽快でもある。


でも痛いことは嫌だし勝手に治ってくれるほうが嬉しい。だから私は勝手に治ってくれるように祈る。


祈ってる暇あったら尻にニキビができないように何か対策しろよ。そう思われた方もいるかもしれない。だがこのニキビの対策は不可能に近いのだ。何故ならこれは生理用品と尻が擦れてできてしまうものだからだ。だから毎月律儀にできる。生理用品を使わなくては下着がもっと血まみれになってしまう。流石にそれは避けたい。


……いや、まてよ?少なくとも二年以上前は尻にニキビが出来ることはなかったな。初経が来てからもしばらくは綺麗な尻を保っていたはずだ。ニキビができなかった頃と今の尻を取り巻く環境は一緒なのに何故?何故急にできるようになったのか。


生理用品は変えていない。パンツは変えたけれど、今履いているパンツもごく普通のものだ。何が変わったのだろう?


……考えても埒があかない。とにかく今後出来ないように試行錯誤をしてみなければ。二年前の記憶なんてないし。記憶力がないからこの備忘録を書いているんだ。何が変わったのかなんてわかるわけない。


尻にできものができたことのない人はわからないだろう。あれ、まっじで痛いから。ほんとやだ。


来月は、というか今後はできませんように……!

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