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獅子搏兎

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

相変わらずマメだと思います。

そして警告だとも思います。

私は友人と共にとある神社に来ていた。彼女の学業成就を願って、御守りを買いに来たのだ。この試験が終われば、また一緒に遊べる。少なくとも突然消えることは無い。そんな思いだった。

境内を歩いていると、手水舎を発見した。吐水しているのは龍ではなく兎、珍しい事に獅子も一緒に並んでいる。兎の獅子の前足は手を繋いでいて、食う側と食われる側という関係性を危うく忘れてしまいそうになる。

目が覚めると、昨日の事を思い出す。昨日私が取り返しを付かないミスをした事。私達の職場では頻繁に起こり得るけれど、絶対に犯してはならないミスだった事。だから反省に反省を重ねて、確認方法を変更を決意した事。

次もあの場所に居られるか分からない。それを決めるのは何時だって雇い主だ。どれ程私があの場所に居たいと願っても、叶わない事もある。

そりゃ救いを求めて神社の夢を見るわ……。助けて欲しいと深層心理でも思うわ……。

そう思って、取り敢えず夢占いをしてみる事にした。夢占いは経験上よく当たる。印象的だったのは、友人、手水舎、兎、獅子……。それらを打ち込んで、暗示を見る。

夢占いの結果は、その友人とこれからも良好に過ごせる。石像は人生の安定を願っている。だが手水舎で手を清めなかったのは反省が足りない。故に低下の暗示。

反省が……足りない。でもあれ以上の気を付ける方法なんてない。良いやり方があるとは到底思えない。それでもまだ……?


彼女の夢から帰った後、私は社の中で憂いを浮かべていた。心配して夢に出向いたのは良いものも、余計苦しませるだけになってしまった様に思える。幾つか暗示を残して置いたけれども、果たして意味に気が付いただろうか?

一つ目は私の居る社の概念を置いた事。困ったら私の居る社に出向いて欲しい。君がいる場所からは遠いけれど、祀る場所は多いから、何時でもおいで。

二つ目は獅子と兎。何も兎を置いたのは、概念を連想させるだけでは無い。兎と獅子に関連した四字熟語にある。

『獅子搏兎』。意味はどんなに簡単な事でも全力で打ち込むように。些細な事でも油断しない様に。今は惰性で手を抜いたところがある。一つの解決方法に甘んじて、疎かにするところがある。それではいけない。いけないんだよ。

もし、また私の元へ来たいと望んでくれているなら、小さな事でも手抜かりなく。油断する事の無いように。……伝わっているかなぁ。


まぁ、悩んだって仕方がない。神社行こ。象徴的なものは獅子と兎の手水舎だった。あるとは思えないけど、検索すだけどタダである。そうして『獅子』と『兎』を打ち込むと、ひとつの四字熟語が出てきた。

――獅子搏兎。

ご登場なさっているのは、三緒様。

今まで出会ってきた方々の中で一番マメです。

唯一夢を通じて神託を下す方でもあります。

今回も概念を何個か下賜して帰られました。

もう一柱浮かびましたが、それは現実でご登場なさる事が多いので。


え? 梅香の君ですか? 確かにマメではありますよ。

でも、『自分から行かなくても、あの子は自分から来る』という思想がありそうですね。


作者は早朝から、フリー楽曲聞いてます。

歌詞が馴染むんだこれが.....。

やったら何か変わるんだ。何もやなきゃ変わらない。

って思います。思いたいです。

必勝法を考えると、油断するのが悪い癖です。

完璧なんてない。油断するな。

今回はそんな警告夢だと思います。

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