6話 勇者の弟子と貞操の危機
とりあえず、この状態で肩までお湯に浸かっていればゴア国王に裸をまともに見られずに済むはずだ!
私はジオ様を取り囲む妃たちの近くまで、体を沈めたままお湯の中を進んで行って、呼びかけた。
「みなさん!私の赤ちゃんを返して下さい!」
妃たちはわたしの方を振り返った。
「まあ!ララさま!わたくしたちの恩人のララ様が来て下さったわ!」
「ララ様!先日は陛下とわたくしたちを助けて頂きありがとうございました!」
「ララ様と一緒に入浴できるなんて光栄ですわ!」
今度は私がお妃たちに取り囲まれてしまった。
・・・おっぱいの圧がすごいんですけど!
「それよりも私の赤ちゃんを・・・」
ジオ様は少し離れた手の届かないところで同じ様にお妃たちの胸に囲まれて動けなくなっている。
「おお!ララ殿ではないか!その様な姿で自らここに来たという事は、ついに儂の子を産む決心がついたという事だな!」
私に気が付いたゴア国王が大喜びしている。
「ちっ!ちがっ!そうじゃなくて・・・」
「お前たち!ララ殿は恥ずかしがり屋で、いざとなると尻込みしてしまうのだ!だが本心では儂に抱かれたいと思っておる!だからララ殿が逃げ出さない様にしっかりと捕まえておけよ!」
「なっ!何勝手な事言って!・・・」
「かしこまりました!陛下!・・・さっ!ララ様、陛下の御寵愛をお受け入れ下さい!」
お妃たちが私の手足をしっかりと掴んだのだ!
両手両足を掴まれてしまったので、当然、手で隠していた部分がさらけ出してしまった!
お湯の中だから、ちゃんとは見えてないはずだけど!
「あっ!ちょっと!やめっ!恥ずかしいから!」
「ほんと、恥ずかしがり屋さんですのね!でも怖がらなくても大丈夫ですのよ!」
「そうですわ、陛下はこう見えてとってもお優しいですのよ!」
「ああ、これでララ様もわたくしたちと姉妹になるのですね!ララ様と家族になれるなんて嬉しいですわ!」
お妃たちに手足をがっちり掴まれているので身動きが出来なくなってしまった!
力づくで振り払えない事もないんだけど、このお妃たちは全員が妊婦なのだ!
手荒な事をしてお腹の子にもしもの事があったら、取り返しがつかない。
だから無理に振りほどく訳にはいかないのだ。
・・・そうか、それでジオ様も抵抗できなかったんだ!
「おお!そのままララ殿を儂の方へ連れてまいれ!」
「はい!陛下」
「ささ、ララ様、陛下の元へまいりましょう」
私は両手両足を掴まれたまま、ゴア国王の前へ連れて来られた。
「おお!遂にララ殿とこの時を迎えられる!」
ああん!とうとう目の前に来ちゃったよ!
これ、お湯の中だけど水面越しに見えちゃってるよね?
はずかしいよぉ!
「ララ殿も最初は恥ずかしいであろうからな!今日はこのまま湯の中でいたすとしようか?」
・・・微妙なところだけ気を使ってくれた。
まあ、まともに見られなかったのは良かったけど・・・
「水面からちらちらと見えるララ殿のかわいい部分も、またそそるしのう!」
やっぱり、ちらちら見られちゃってるよ!
・・・そしてゴア国王のそれは立派なサイズになっていた。
これって・・・今から巨大化するのかな?
「興奮で巨大化してしまいそうだが、それではララ殿にはサイズが合わんからな!今日はこのままいかせてもらおう!」
どうやら巨大化はしないらしい。
・・・良かったよ。これならジオ様やシンより、ほんの少し大きい程度だから・・・何とか大丈夫かな?
って!そういう問題じゃないよっ!
「あーん!お願いだからもうやめて下さい!」
「照れているのか?かわいい奴じゃのう。ではさっそく、いかせてもらうか!」
だから!そうじゃないって!
「陛下!さあどうぞ!」
お妃たちが私の足を思いっきり左右に開いた!
ああん!ゴア国王の前で、またしてもこの恥ずかしいポーズになっちゃた!
しかも今度は布地も何も無いのだ。
私の大事な部分がついに完全に無防備になっちゃたよ!
「では参る!」
ゴア国王のそれが、私に向かって一気に迫って来た!
「あーん!だめだめだめだめだめ!」
逃れようにも妊婦のお妃たちの体の事を考えたら無理が出来ない。
パニックになって考えがまとまらないでいると・・・・
ついに!私のあの部分に、肉の塊がググっと押し付けられてしまったのだ!
ああん、ついにエロ親父と関係を持ってしまったよ!
しかもシンよりも先に・・・
・・・あれ?でも思ったより柔らかくてぷにぷにした感触の物があたってる?
さっき見たあれは、こちこちに硬くなってそうだったけど?・・・
私のあの部分にあたってるのは、この世の物とは思えないくらいやわらかくてぷにぷにした感触で・・・不覚にも気持ちいい!とか思ってしまったのだ!
これって、一体?
見たくなくて目を背けてしまっていたけど、おそるおそる、そこを見ると・・・
なんと私の股間に押し付けられていたのは・・・
ジオ様の顔だったのだ!
ああ!この柔らかくて気持ちのいい至高の感触は・・・赤ちゃんのほっぺの感触だ!
ジオ様が身を挺して私の貞操を守ってくれたんだ!
あれっ?・・・という事は・・・
目線をその先に移すと・・・
「ああっ!ジオ様のお尻にっ!」
なんと!顔を私の股間にうずめたジオ様のお尻には・・・
・・・ゴア国王のあれが思いっきり突き立てられていたのだ!




