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勇者の弟子はお嫁さんになりたい!  作者: るふと
第8章 未踏の島
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5話 勇者様と妃たち

 ようやくミラとレダの興奮が治まって、落ち着いて話が出来るようになった。



 ・・・ミラは別の理由でまだちょっと興奮してるみたいだけど・・・



「ジオ様が帰ってくるのが遅すぎるよ!ちょっと様子を見て来るね」


「あっ!あたしも行くよ!」


「それならわたくしも行きます」


「ついて来るのはいいんだけど、まだ神殿の中にいたら二人は入っちゃだめだよ」


 神殿に入ったら、また同じ事の繰り返しになっちゃうからね!




 さすがにまだ神殿の中でエロ親父と戦ってるって事は無いだろうけど・・・




 後宮から出て神殿に行こうとしたら、役人らしき人が声をかけてきた。


「陛下でしたら、もう神殿にはいらっしゃいませんよ。客人と一緒に王宮に戻られました」


「客人って、私の赤ちゃんの事ですか?」


「はい、意気投合されたそうで、親しげに王宮へ入っいかれました」


「なんであの二人が仲良くなってんの!」


「とにかく王宮へ向かいましょう」


 ミラに促され王宮に向かった。




 王宮に着いたので近くにいた女官に尋ねた。


「陛下でしたら客人と一緒に汗を流すと言って大浴場に向かわれました」


「なんであの二人が一緒にお風呂に行ったの?」


「とにかく大浴場に行ってみよう!こっちだよ!」


 レダの案内で大浴場へと向かった。




「ええと、この中にいるんだよね?」


 どうやら現在ジオ様とゴア国王が一緒に入浴中らしいのだ。

 ジオ様の事だから大丈夫とは思うけど、二人がどうなっているか気になってしょうがない。




「ちょっと様子を見に入ってもいいかな?」


 浴場の前て待機していた女官に尋ねた。


「この浴場は陛下のプライベートな浴場ですが、お三方であれば入られても問題ありません。ただし、着衣のまま入られるのはご遠慮いただいております」



 ・・・まあ、当然だよね?



 でも、ジオ様の事が気になるし・・・


「タオルを巻いて入れば大丈夫だよね?」


「はい、もちろんそれは構いませんが、お湯に浸かる際は外していただく事になります」


「それは大丈夫!中の様子を見るだけだから!」




 私は脱衣所に入って着衣を脱ぎ始めた。


 すると、レダとミラも、同じ様に服を脱ぎ始めたのだ。


「二人とも、様子を見るだけだから、そこまで付き合わなくてもいいんだよ?」


「いえ!折角の機会ですので!・・・いえ、ここまで来たのなら最後までお付き合いいたします!」


「あたしも!汗かいちゃったし、お風呂でさっぱりしたい!」


 ・・・レダは入る気満々だった。


 まあ、レダはゴア国王の実の娘だし問題ないか?



 しかし・・・皇帝の妃三人が、別の国の国王と一緒に入浴ってどうなんだろうか?


 他の国だったら絶対にありえないんだろうけど、この帝国ならありなんだね。




「ええと、バスタオルはどこかな?」


 着ていた服を全部脱いでバスタオルを探していると、何やら熱い視線を感じた。


「はああああ!ララの裸、久しぶりです!やっぱりララは全裸の時が一番美しいです!」


 同じく全裸になったミラが私の裸を見て身もだえていた。



 。。。いや、褒められるのは嬉しいけど、そう言われても人前でそんなにしょっちゅう裸でいられないからね!



 それに・・・ミラの裸だってかなりの物だと思うよ?



「あたしもララの裸大好き!」


 レダがそう言って私に抱きついてきた。


「ああっ!ずるいです!わたくしも!」


 続いてミラも抱きついてきた。




 またしても三人で親密な状態になってしまった!

 ・・・だからシンを差し置いて妃三人で何をしてるんだろう。


 女の子に裸で抱きつかれるのって、柔らかくて気持ちいいんだけど・・・

 今はそれを堪能している場合じゃないよ!




「ちょっと!二人とも離れて!ジオ様の様子を見に行かないと!」


 バスタオルが置いてある場所を見つけた私は、二人を引きはがしてバスタオルを取り行き、体に巻いて、浴場の方へと向かった。


「待って下さい!ララ!」


 ミラもバスタオルを巻いて私の後に続いた。


 ・・・レダは全裸まんまでついてきた。


 ・・・いや、中にはジオ様もいるんだけど・・・



 浴場に入ると何やら複数の人の話し声がする。


 ・・・あれ?エロ親父とジオ様が話をするわけないし、他にも誰かいるのかな?



 湯煙の奥をよく見ると、エロ親父らしき人影と、その近くに何人もの人影があった。




 結構大勢いるみたいだけど・・・誰だろう?




 近くに行くとその人たちの姿と声がはっきりとわかった!


「かわいいですわ!ジオちゃん!」

「今度はわたくしの番ですわよ!」

「わたくしだって今抱いたばかりですのよ!」

「こっちはまだ一度も抱いてないのですよ!早く代わってください!」




 ・・・・・ジオ様がエロ親父の奥方様たちにもみくちゃにされていたのだった。




「ああっ!ジオ様が、たくさんのおっぱいに挟まれているよ!」


「ああ、ほんとだ!母様たちだ!」




「儂の大事な客人だ!存分にもてなしてやれよ!」


 隣でお湯に浸かってくつろいでいたゴア国王が、妃たちにジオ様の接待を促した。


「はい、陛下。存分にもてなして差し上げますわ!」

「早く代わって下さらない?今度はわたくしがもてなす番ですわ」


 ジオ様の周りに更におっぱいが密集していく。

 ジオ様は、まさにおっぱいの海を漂う小舟の様になっていた。


 とにかくジオ様をあそこから救出しないと!


 でも、ジオ様がいるのは湯船の奥の方だ。

 バスタオルを巻いたままだと近づく事が出来ない。


 ううん!迷ってる場合じゃない!




 私はバスタオルを投げ捨てて、胸と大事なところを手で隠してお湯の中へと入っていった!


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