15話 勇者の弟子のと二度目の初夜ふたたび?
私とレダの二人に覆い被さる様に抱きしめてきたシンは、レダの頭越しに私にキスをしてきた!
シンと唇が触れた瞬間、全身に電撃が走ったみたいだった。
実は私もかなり欲情していて、もう我慢の限界だったのだ!
今のキスで私の歯止めは完全に外れてしまった!
シンとはいつかそういう事になるとは思っていたけど・・・まさかこのタイミングで!
覚悟をきめて待っていると、シンは私から唇を離し、今度は私のおっぱいを吸ってるレダの頬にキスをした。
そして、私とレダに交互にキスをしながら、レダの体をやさしくさすり始めた。
・・・あれっ?私とするんじゃないの?
すっかりその気になってしまっていた私は、少し拍子抜けした。
シンはレダの小さな体をさすりながら体をゆっくりと少しだけ前にずらし、それに反応してレダが一瞬ぴくっと動いた。
あっ、そうか!この体勢だと先にシンと行為に及ぶのはレダになってしまうんだ!
シンは今、私の上に四つん這いで覆い被さっているレダの背後から更に覆い被さっているのだ。
それはだめだ!
レダは催淫魔法にかかっているとはいえまだ子供なのだ!事に及ぶのは何とか阻止しないと!
「シン!レダは・・・まだ、だめです!」
私の言葉でシンは一瞬真顔に戻って体を引いた。
「・・・そう、だったな・・・レダはまだ・・・早かったな」
良かったよシン!催淫魔法にかかっていても、最低限の理性は保ってる。
「ありがとう、ララ・・・俺は、取り返しのつかない事をしてしまう所だった」
「いいえ、シンはちゃんと踏みとどまりました。立派です」
それだけレダの事を大切にしたいと思ってるって事だよね!
・・・でも実は今、私にはレダを守らなきゃって気持と一緒に、ほんの少しだけレダに対して嫉妬も感じていたのだ・・・
ごめんね!レダには悪いけど、今日はシンを私に貸してね!
レダはもう少し大人になったら、いっぱいシンに愛してもらってね!
そんなレダは、私のおっぱいの飲みながらいつの間にか眠ってしまっていた。
ほんとに赤ちゃんみたいでかわいいな。
でも今はその方が都合がいい。
シンはレダを起こさない様にそっと抱きかかえると私の上からどかして、隣に静かに寝かせた。
「今日はレダの分まで・・・私を愛して下さい」
私はシンを受け入れる様に両手を差し出た。
「ああ、そうさせてくれ」
そして私の正面に戻ったシンの顔が、私を見て真っ赤になった!
「ララ!その恰好は!」
えっ・・・・あっ!そうだった!私、両脚を開いたままだった!
全裸で両足を開いたまま両手を差し出した私は、もう完全にシンを受け入れる体勢になっていた。
力が入らなくて体を動かせなかったのもあるけど、我慢の限界に来ていた私は、無意識にシンを求めていたのだ。
「ララ!」
一度足を閉じようかと迷ったど、その前にシンが足を開いたままの私の体の上に覆い被さって来たのだ!
私、今、全身でシンと密着している!
そしてシンの素肌と密着した部分が全て熱い!
体を密着させたままシンは唇を重ねてきた。
ついに・・・シンとその時を迎えてしまうの?
後は、ほんの少し、シンが体をずらすだけで二人は完全に結ばれてしまうのだ!
期待と不安が入り混じった気持ちでその時を待っていると・・・シンは唇を離し、そのまま首筋を伝って下がっていき、おっぱいに吸い付いたのだ。
・・・こんな精神状態でもいきなりがっつかないでちゃんと一つ一つ手順を踏んでくれるなんて!・・・シンが私を大事にしてくれているのを感じて嬉しくなった。
・・・むしろ、がっついていたのは私の方だったよ!
シンはとてもやさしく丁寧におっぱいを吸ってくれている。
強力な催淫魔法に操られた状態でも、こういう事が出来るシンはやっぱりすごいなって思うよ。
普通の男の人だったら、とっくにけだものの様になってるところだったよ!
こういう優しい行為って、激しくされるよりかえって感じちゃうんだよね。
女の子って本番の前のこういう時間に幸せを感じちゃうんだよ!
ジオ様もこのへんの繊細なテクニックがほんとに絶妙だったんだよ。
・・・って・・・これからシンと結ばれようって時にジオ様の事を考えてしまった・・・
・・・ほんの一瞬だけ私の心の片隅に小さな罪悪感が蘇ってしまった。
(ララ!無事か?しっかりしろ!)
・・・ちょうどその時、目の前にジオ様が現れたのだ!
「ジオ様!これは・・・」
まさに浮気現場が見つかったみたいな状況になってしまった!
みたいな・・・じゃなくて本当にそうなんだけど・・・
「ええと・・・これはその・・・ですね・・・」
私はパニックになってしどろもどろになってしまった!
ジオ様一人に戦わせている間、私は一体なにをしているのだろう。
(ああ、わかっている。二人とも強力な魔法に操られているな)
操られてるのは確かなんだけど・・・これは私の本心でもあるのだ。
「ご、ごめんなさい・・・ジオ様・・・」
私は目から涙がこぼれてしまった。
(いや、二人が本気で愛し合っているのなら俺は構わない。このまま見過ごしても良かったんだが・・・)
そう言うとジオ様は私のもう片方のおっぱいに吸い付いたのだ!




