14話 勇者の弟子と絶体絶命
『木の実の魔物』の触手は拘束力が少しだけ弱まったみたいだけど、まだ完全に倒したわけじゃない。
しかし全身に力が入らない今の私では、触手を振り切れないのだ。
「ふふふ、その様な魅惑的なポーズで儂をさそうとは!待っておれ!今抱いてやるぞ!」
「ちっ!違うから!これは魔物に捕まってるだけで私の意志じゃないからね!」
「照れずともよい。儂のこれで最高の快楽を与えてやるわ!待っておれ!」
・・・ いや・・・それ・・・・どう見ても私の背丈ぐらいあるんですけど・・・
どう考えても無理だよね?
って言うか、今それで『上級の魔物』を倒したよね?
そんなので貫かれたら死んじゃうよ!
「まずはその邪魔な布切れをとってやるからな」
エロ親父は、両足を左右に開かれた私の大事なところにかろうじて張り付いている小さな布切れに手を伸ばした!
「だめー!それは取っちゃだめ!」
ほんとに小さな布切れだけど、それが有ると無いとでは全く意味が違うのだ!
私は触手から逃れようと藻掻いたが、全然振り切れない。
それどころか触手に引っ張り返されてますます足を開かされてしまった。
さらに恥かしいポーズになっちゃたよぅ!
もう、大の字というよりM字に近い体勢だ!
「おお!ララ殿も待ちきれないとみえる!」
「違う違う違う!そういう事じゃないから!」
エロ親父はますます興奮している。
魔法で何とかしようとも考えたのだが、思考がまとまらないこの状態で私が魔法を使ったら、おそらくエロ親父と、この場にいるみんなが消し飛んでしまう!
それだけは絶対に避けないといけないけど、一体どうすればいいの!
そして無情にもエロ親父の指が、私の唯一の頼みの布地の端をつまんだ!
「だめーーーーーー!」
あーん!遂に見られちゃうよ!
それどころか体が裂けて死んじゃうよ!
こんな死に方やだよぅ!
死ぬ前にもう一度ジオ様とエッチしたかった!
シンとも一回ぐらいしておけば良かったよ!
エロ親父とも普通サイズだったら一回くらいは・・・いや!やっぱりそれは絶対ないや!
だめだ・・・こんな時でも頭の中がエッチな事しか考えられなくなってるよ!
まさにエロ親父が、私の大事なところを隠している布をはぎ取ろうとしたその瞬間・・・
高速で飛来した何かがぶつかって、エロ親父が吹っ飛んでいった。
えっ!何が起きたの?
もんどりうって転がっていったエロ親父はゆっくりと起き上がった。
「いててて、何が起きた?・・・まあ良い、それよりもララ殿と続きを・・・」
エロ親父は起き上がって、ゆっくりと私の方に歩いてきた。
・・・とその時、エロ親父に巨大な人影が突進していった。
「陛下!ララ殿より先に、まずはわたくしと!」
・・・巨大化した全裸の宰相だった。
そして次つぎと妃たちがエロ親父に押し寄せていった。
・・・何が起きたの?
触手にとらわれていた妃たちが次々と解放されていたのだ。
・・・そしてみんな、強力な催淫効果のために、我慢の限界に来ていたらしい。
「陛下!わたくしが先ですわ!」
「いいえ、わたくしの方が!」
「陛下のそれはわたくしのものですのよ!」
エロ親父は巨大な女性たちの奔流に飲まれ、もみくちゃにされていた。
「ララ!無事で良かった!」
レダが私に抱きついてきた!
「レダも無事だったのね?」
「うん!何かが触手を切ってが助けてくれたの!でも・・・変な気分が治まらないよ!」
レダは完全に服を溶かされて全裸になっていた。
抱きついたレダの素肌が私の肌に密着して、触れてる部分全体に快感が走った!
・・・って、気がつくと私も全裸になってたよ!
そうか、さっき布地をつまんだままエロ親父が吹っ飛んでいったからその時に全部持って行かれていたのだ。
胸に残っていたはずの布地も無くなっている。
レダのふくらみ初めのかわいらしい胸のふくらみが、私の胸に押し付けられてすごく気持ちいいよ!
「ララ・・・なんだかもう、がまんできないよぅ!」
そう言ってレダが私に口づけしてきた!
レダのかわいらしい小さな唇が触れると、私もそんな気分になってしまった!
離そうと思ったけど、レダのちっちゃくて柔らかい唇が気持ち良くて、私もレダと唇を重ねていたくなってしまったのだ!
「ぷはぁ!」
さすがに息が苦しくなってレダが唇を離した。
すると今度はレダが目の前にあった私の胸に吸い付いたのだ!
そしておっぱいを吸い始めたのだ!
授乳期間中の私のおっぱいは、吸ったら母乳が出てしまう。
レダは赤ちゃんの様に私の母乳を飲み始めたのだ!
「んんっ!おいしい」
レダはうっとりしながら私の母乳を飲んでいる。
私の方もレダおっぱいを吸われるとなんだか気持ちよくなってきた。
ルルに飲ませている時の幸福感とはまた少し違った高揚感だ。
だめだ、欲情がどんどん強くなって歯止めが効かないよ!
「ララ!大丈夫か?」
その時、シンの声がした。
声の方を見るとシンがこちらに走って来た。
「シン!来てくれたんだ!・・・怖かったよぅ」
シンが私を拘束していた触手を切り払ってくれた!
「もう大丈夫だ。ジオ殿がすぐに魔物を倒してくれるだろう」
「ジオ様も来てたんだ!じゃあ、さっきのは!」
エロ親父を吹っ飛ばしてくれたのはジオ様だったんだ!
いつも私の危機一髪の時に助けてくれる。
やっぱり私の勇者様だよ!
「しかし・・・ララ・・・この状況は一体・・・」
・・・あれっ・・・私の今の状態って・・・
思いっきり足を広げられた恥ずかしいポーズで・・・しかも大事なところを隠していた布はもう無かったのだ!
そして全裸のレダは私の上に四つん這いで覆い被さっておっぱいを吸っている。
つまり・・・シンの方から見ると私とレダの恥ずかしい部分がどちらも丸見えになっているのではないだろうか?
「ああーっ!見ちゃダメ!」
私はシンに叫んだ。
私もレダもシンとは正式に夫婦なんだからほんとは見てもだめじゃないんだけど・・・
シンは紳士だからこういう時は見ないでいてくれるはず・・・だったのだが・・・
「すまん・・・ララ、レダ・・・もう・・・我慢できない・・・・」
シンは目を背けるどころか、私とレダの恥ずかしいところから目を逸らさずに、荒い息遣いで装備を外していたのだ
そしてついにシンも全裸になってしまった!
ああーっ!シンも催淫魔法にやられてる!
シンもそれなりに状態異常の耐性が高いはずなのにやっぱり駄目だったんだ!
そして既に、前に見た時の最大サイズになってるよ!
「ララ!レダ!愛してる!」
全裸になったシンは、同じく全裸の私とレダの上に覆い被さって来たのだった!




