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打ち合わせと言う二人だけの話し合いと確認を終えた直後に授業終了のチャイムが校舎内に響き渡り同時に賑やかくなった。


「珠稀も落ち着いた事だし、教室に戻るか。」

 そう言って立ち上がる彼。背中が急に冷え出す。

 そんな彼に。

「木崎さん。先に戻っててくれますか。時間差で戻った方が良いと思うので。」

 と声をかけた。

 懸念事項が有りそう口にしたんだけど……。

「あっ、昨日の話の事なら気にしなくてもいい。一緒に戻ろう。」

 彼は、私が気にしている事に確信を持っていて口にしているのが声で判る。

 だが、本当に大丈夫なのか?

 もし見つかったら、私はどうなるんだろう?

 そんな事が頭の中でグルグルと渦巻いていた。

「そんな浮かない顔するなよ。俺が大丈夫だって言ってるんだから信じろよ。」

 彼は私の手を引っ張り立たせてくれる。

「ほら、教室まで手を繋いで戻ろ。」

 彼は嬉しそうな顔をして私の返事も待たずに歩き出す。

 彼に促されるまま、私も足を踏み出していた。




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