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でも空の下

作者: タマネギ

おかしなルールに乗っ取られた、

この世界で、

死ぬまで生きてゆくのには、

気が変になるのを、

どうにか、防いで、保たなくては

ならない。


ぼくは、この世界なんて、

無くなればいいと思っていた。

ぼくの、周りにあることは、

何もかもが、おかしなルールで

動いていて、

なるほどと、頷けるものは、

何も無かった。


食べないと腹が減り、

飲まないと喉が渇き、

眠らないと眠くなり、

一人だと寂しくなり、

たまに、笑う。

意味がわからなかった。


犬や猫を虐めると、

かわいそうだと言い、

牛や豚を食べては、

美味かったと言う。

意味がわからなかった。


嘘をついてはいけない。

挨拶をしないといけない。

親切にしたほうがいい


人の嫌がることをするな。

そうして、不幸になる人を見た。

意味がわからなかった。

意味がわからないことばかり、

おかしなルールばかり。


でも、空の下、地球は回っている。

ぼくには、意味がわからなかった。


体罰をすると、捕まるようになって、

急に優しくなった先生がいるらしい。

そんな先生にこそ、

体罰を与えるべきなんじゃないか。


やっぱり、

ぼくには、意味がわからなかった。

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