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１・はじめに
「感想を書く」とは、その作品から受けた印象をどうにかして文章にしたためる行為です。
この時、読者の胸に湧き起こった感情は、なんでもよい、完全に自由です。
そして、感情をどのように感想文として書き起こすかも、完全に自由です。
このエッセイでは、他人が読む自分の感想文を想定し、書き方のノウハウではなく、どう完成したかという感想文の「でき方」に着目し、順を追って考えていきます。
また、作品を読んでから感想文を書くまでには、いろいろな作業があります。その私なりの方法をご紹介できたらと思います。
ひいては、作品を楽しみ、楽しく感想文を書き、その感想文を作者様が楽しめるようになり、また新たな作品が生まれる。そんな循環を大きな目標としています。
