偽告は恋のはじまり
何故か、胸キュンものを書こうとしたら戦闘シーンになった
わけわからん
「あ~あ偽告かぁ~」
俺は両手を頭に置きながら屋上へと続く階段を登ってゆく後から気配を感じ横目で後ろを確認すると5人の制服を着た男子高校生が階段の陰から覗いていた
「面倒くさいな」
そう思うのはこいつらのせいである
俺はどこにでもいる黒髪で顔も普通、他人より優れているのは身体能力だけで他のクラスに聞けば名前だけは知ってるくらいの知名度のただの高校生だ
今日の昼休み俺、西野 冬麻は軽い気持ちでジャンケンに参加して負けた
はめられているのはわかっていたけどまたどうせちょっと優れた身体能力を使ったことかと思っていた
だが今回は違った
俺は罰ゲームの内容を聞いて唖然とした
その罰ゲームとは学校一の美少女の星野 日香理に偽告をすることだった!
そして今日の放課後偽告をすることになった…
「お前ら付いて来るなよ」
俺は振り返りそういいながら言った
「チッ、バレてか別にいいだろ冬麻、どうせ偽告なんだから」
と言ったのはジャンケンをした奴らのリーダー的存在で俺の親友の、高崎 大志だ。髪色は茶髪だがこれは生来のもので一年の時よく先生にゆわれていたが顔と性格の良さで一学年や他学年まで殆どの人が直談判をしに言ったという伝説を作った男である
(他の友達?モブ?は説明しなくてもいいか面倒くさいし)
「「「「おい!!!」」」」
(小声でいったが聞こえてたか)
後ろからガヤガヤと聞こえるが俺は無視してのぼっていく
星野さんには二つ名があり孤独のプリンセスと呼ばれているらしいけどどんな人だろう同じクラスだけどいつも一人でいたな星野さんってだけど、何故かいつも淋しそうな顔をしていたなとそうこうしているうちに屋上の扉の前に俺は立っていた。
俺はかちゃっとドアノブをひねり屋上の扉を静かに開けた。
その時俺の目に映ったのは腰くらいまである枝毛一つ無い黒髪を風になびかせて彼女はフェンスの外でに夕日が沈むのを見つめていた。
まるでこの世界の全てを見透かしているような遠くを見ているような瞳で
彼女がきれいで長い黒髪を耳にかけた瞬間突然強い風が吹きなびいた髪を押さえた
途端風が強くなりよろめき
……落ちた
落ちるとき微かにだが嬉しそうな顔をしていたが俺は気にせず走り出していた
何故かはわからないただこの人は死なせたらだめな気がしたからだ
俺は手すりに手をかけ飛び越え右手で星野さんの右手を掴み一緒に落ちた
流石にこのまま落ちるわけにはいかないので体制を立て直し二階の手すりに左手をかけ左手でぶら下がった凄い衝撃と左腕の筋肉がブチブチと音を立てて激しい痛みがくるがなんとか耐えた
「おい、大丈夫か?」
そう声をかけるとぶら下がりながら星野さんは俯き小声でいった
(私なんてこのまま落ちて死んじゃえばよかったのに)
その言葉に俺は怒りをおぼえた
「おい、今なんて言った?」
自分でも驚く位低い声に星野さんは息をのむがもう一度言ってきた
「私なんてこのまま落ちて死んじゃえばよかったのにっていったのよ!!」
俺のその言葉に怒りが爆発した
星野さんの腕を持ち上げ顔と顔が正面になるように引き上げていった
「死にたいなんてゆうなよ!諦めないで生きろよ!こちとら親父が殺されてるんだよ。しかも、何の恨みでもなくただ人を殺したかったとゆう理由でな!そのせいで毎日毎日バイト三昧それに大学に推薦で入って学費免除されるために睡眠時間を削って勉強して、授業も寝るわけにはいかねぇそんな生活を余儀なくされてんだよ。それに加えてお前はいいよな、家は金持ちで学業優秀、スポーツ万能、それに加えて容姿端麗だしよ、それで死ぬとか贅沢なことを言ってんじゃねぇよ!」
「貴方になにがわかるのよ!私はいつも一人で好奇の目で見られ女子からはヒソヒソと悪口を言われて、男子からはものを取られ、カースト上位の女子からは殴られ、靴箱に入っていた呼び出しの手紙も行っても夜になってもだれも来ない私なんて誰も必要とされてないのよ!誰にも誰にも誰にも誰にも誰にも誰にも誰にも誰にも誰にも誰にも誰にも誰にも誰にも関係ない貴方は黙っててよ!」
「関係あるよ!今日呼び出したのはお前に告白するためなんだからよ」
校内全体に響く位の大声で叫んだ
「え?」
星野さんは呆けた顔をしているが俺は感情の赴くままに言葉を紡いだ
「誰も私を必要としていないだ?笑わせんな少なくともここに一人お前を必要としてる奴がいるんだよだから死にたいなんてゆうんじゃねぇ生きろ!
………だから
俺と付き合ってください!!」
何故か俺はこの時泣いていたわけがわからず一体この 感情はなんなのか心がモヤモヤして、何故か悲しくて苦しいよくわからない感情だ
だけど星野さんの言った次の言葉に救われた気がした
「……こんな私でよければ喜んで西野君」
俺はうれしさのあまりガッツポーズをしようとした手すりに捕まっていることを忘れていた
浮遊感が体を襲うが俺は星野さんを引き寄せ自分の背中を下にし、星野さんの頭と腰を抱いて落下した
だけど、少しの衝撃しか来なかった目を開けてみると星野さんと親友である大志お顔が上から覗き込んでいた
「おいおい、お前大丈夫か冬麻?」
大志と星野さんが心配そうに覗き込んで返事をしようとした
「え……うん……大丈夫……?」
だが、混乱が先行している俺は曖昧な返事を返した
「あ~混乱が先行している感じか」
そうゆうと大志が説明を始めた
「お前らに着いてった後落ちるとこは見ていたんだよそして下を見たら二階の手すりに捕まっているから俺は指示をしてモブ1である中村に教官室に体育倉庫のカギを取りに行かせて大至急マットをしかせたってわけ」
「おい、大志誰がモブ1だって?」
怒気を含んだ声色の中村が言ったが大志は無視して話を続けた
中村が叫んでいるがきにしない
「でも流石にマット一枚じゃあ心許ないからほかの奴等にも手伝って貰ったんだ」
そういって周りを見渡した
俺もそれにつられて周りを見渡すと沢山の人がいた何故ここまでと考えたが大志の人気ならここまで集まるよなと納得した。そして、俺は普通にお礼を言った
「皆助けてくれてありがとな」
そういったが皆一瞬固まったが正気を取り戻し、いやいやいやと一糸乱れぬ動きで首を左右に振った
「何でお礼なんてゆうんスカ全員お前に恩を返すのために集まったんですから!」
そういったのはソフトモヒカンのヤンキーぽいやつだその言葉にほかの人達も頷いた
とゆうか、ん?恩を返す?一体何のことだろう
「なぁ?恩って何のことだ?」
その言葉を言った瞬間、それまでの喧騒が時が止まったように静寂に包まれ壊れかけのロボットのようにギギキと擬音を鳴らしながらこちらに振り向いた
『え? 覚えてないの?』
全員が誰もずれることなく言った、練習でもしてんじゃないだろうなと思うほどである、
「俺は恩を売った覚えはないんどけど、どんなことがあったのか教えてくれないか?」
俺以外の全員が顔を見合わせ頷いた
「では、まず俺たちから、兄貴はーーーー」
俺はソフトモヒカンの言葉を遮った
「おい、ちょっと待とうか」
何故止められたのかわからないような顔をしているが俺は止めた理由を言った
「何で兄貴なんだ?」
俺は当然のことを言ったがソフトモヒカンも当然のことのように言った
「兄貴は兄貴ですよ、なんせ殺人鬼から俺達を助けてくれたんですもの兄貴ですよ」
「「「「「「「そうっスよ」」」」」」」
ヤンキーぽいやつが全員言った
「私もそうよ」
そう言ったのは幼馴染みの中野遥だ
「遥か…」
その声は何度も聞いたことのある幼馴染みの声だ
「そうよ、私よ!私はあなたに沢山助けられたは」
遥のは結構助けた覚えはある
中学生のとき遥が俺の妹と一緒に帰っているとき、たまたま通りすがった誘拐犯罪組織に二人とも攫われてそれを見ていた、大志に教えられて二人で助けに行ったり
学校に東高ヤンキーたちが入ってきて当時ヤンキー顔をした横坂がカツアゲされているのを助けに入って止めたのを根に持って来た時人質に遥がされ、たと大志がベランダを飛び越え俺の教室の窓から伝えに来て俺がボコシに行ったり
遥の家の猫がいなくなって探しに行ったら、こっちにいると思うと言って熊注意の看板が出てる森に入っていって、俺が遥を見失ったときに熊に遭遇したから助けてと言われ位置情報が大志から送られてきて熊と戦ったり
あれ?なんか色々と襲われすぎじゃない?それに、いつも大志からしか情報が入ってこないような気がするなまぁ気のせいだよな
「それなら俺達だって!」
といつも一緒にいるモブ1モブ2モブ3モブ4が言った
「俺はアメリカの機密情報を覗き見してたときに見つかって攻撃されてたときに西野が打ってくれた一行で逃げ延びることができた感謝しても仕切れないありがとな」
あれ?俺の聞き間違いかなアメリカの機密情報?確か、あの時はYouTubeでハッキングのドッキリを見てて、それのソフトを入れてるのかと思って適当に押しただけだったのに俺はいつの間にか犯罪の片棒を担いでたのか、
俺が崩れ落ちたのも構わずに、今度はモブ2が言った
「俺は暴力団に中学生で入っていた頃に他の組合の縄張りで荒らしちまってしめられていたところを助けて貰ったス感謝しかないス、あの時はありがとうございましたス」
あの時は、確か、暴力団の組長が自分の作品ではなく、妹がラノベの賞を受賞したことに嫉妬して誘拐倉庫に閉じ込め、賞を辞退するよう迫ってると大志から連絡が入ってそんな理由で誘拐なんてすんじゃねぇと激怒して、徹底的にボコったときだな、高校に入ってあったときに思い出したな
モブ3モブ4も似たり寄ったりの理由だ、そして横から大志が肩に手を置き言った
「お前はこんなにも知らず知らずのうちに人を助けているんだ、大体の人がこの学校に入ってきた理由はお前がいるからだからな」
それに俺が驚いているとさらに追い撃ちをかけるようにもっと驚くことをいった
「実はな、俺中学まではお前のこと余り好きじゃなかったんだよな俺だって助けに行ってるのにお前だけが慕われてるんだもの」
俺は狼狽えそしてその言葉を理解して俺は肩を落とした、だけどと、大志は言葉を続けた
「俺が生来の赤毛で先生に言われているとき、お前は一人で正門に立って俺のことを助けるためだけにビラを配ってた、
それを見て、俺はお前についてこうと初めて思ったんだ、先生になにを言われても負けずにビラを配って、俺を救おうとしてくれた、最終的には校内殆どの人が直談判をするということが起こったんだ、お前がいなければ俺は今でも染めろとうるさく言われてただろう、いや、下手すれば退学処分されていたかも知れないな、だからお前のやっていることは正しい、そしてそれについてくる人は沢山いる、だからお前は人を頼れよ俺達はいつでも協力してやる、皆そうだよな!」
すると1拍おいて全員が一斉に声をあげ肯定を示した
肩に腕を回しながら体重を預けてきた大志が言った
「でも、偽告良く成功したな!」
そういった後コンクリートをロンファーで走る音が聞こえた
その方向を見ると腰まで伸びた黒髪の後ろ姿が見えた
「あ~大志こっちにきて」
こめかみを押さえながら遥は大志に向かって手招きした
「なんだよ?」
と聞きながら向かいそして、遥にパーで頭をぶっ叩かれた、それに大志は鳩が豆鉄砲をくらったように目を顔になったが、構わずもう一発パーで叩いた
「このクソ大志、鈍感にもほどがあるだろ、あんな校内全体に響くような声で偽告なんてするわけないでしょ!ねぇあなた、バカなの?ちゃんと脳みそはいってんの?カランカランって音がなっているじゃないの?ねぇ?ねぇ?ねぇ?」
頭を叩くのをやめ胸倉を掴みグワングワンと揺らしながら、遥は俺の方を見てきて言った
「ほら、冬麻も早く追いかけなさい、そう遠くまでは行ってないと思うからほら行った行った」
そうゆうと大志を放し、遥が俺の背中を正門へと押され沈む夕日がせなかを押すように照らしていた
それに従い、俺は星野さんを探しに正門を出た
大志はゆっくりと遥に近づいた
「はぁぁ、全く世話の焼ける幼馴染みね」
そういいながら遥は目に涙を浮かべていた
「お前は損な性格してるな」
と大志は言った
それに遥は短くうっせぇといいながら涙を拭い聞いてきた
「それよりも、何であの時あんなこと言ったのあんたがそんなことを気づかないなんてあり得ないもの」
大志はあぁ、それはといい、続けた
「あいつらにはまだちょっと壁があるように感じてさ、後もう一押しだと思ったからな、だから、次の騒動で完全に壁を取り除ければいいかなと思って外へ誘導させただけだ、特にはなにもしていない」
あぁ、そうだ、あいつに一応星野さんの場所を送っとくかといい端末を操作しながら正門へと歩き出した
「ねぇ一つ聞いていい?」
と少し大きめの声で遥は大志に聞いた
「答えられねぇのはなしな」
と軽く返しながら大志は質問を受けた
「あなたは一体何者なの?」
と遥が聞くとこちらを振り返り自分の唇に左の人差し指をつけながら振り返り言った
「それは……あいつにも言えないトップシークレットだ」
そういいながら大志はスマホの送信ボタンを押した
俺は星野さんをすぐに見つけることが出来た
それはさっき大志からおくられてきたメールによって見つけた
そこは学校からほど近い高級住宅地だった白い塀に囲まれている十字路で十字路の近くで電信柱のよこでうずくまっていた
そして前にはゴミ捨て場がありバットやグローブやボールが捨ててあった
野球セットか?
ゴミ捨て場から目をはなし星野さんに目を戻すと五人のチンピラみたいなのに絡まれていた
「警察呼びに行かないと…」
俺は百八十度回転し警察署まで行こうとしたら後から怒鳴り声が聞こえた
「誰が貴方達なんかと遊ぶものですか」
そうゆうとチンピラは激昂し、拳を振り上げた、星野さんは目をぎゅっとつぶり顔を背け歯を食いしばしていた
「おい……!」
考えるよりも先に体が動いていた俺は星野さんの頬のに当たるギリギリで手を滑り込ませチンピラの拳を掴んで言った
「女を殴るなんて最低だなお前…それに………俺の彼女に手出してんじゃねえよ」
恐ろしく低い声だがこいつにはそれで十分だろう
ヒィと小さく悲鳴を上げたが後を確認するとすぐに元気を取り戻した
「あ”ぁ″ 粋がってんじゃねぇぞガキが」
そういいながら五人のチンピラが襲い掛かってきた
「五人を一人で倒せるわけないじゃない!!あなたが怪我して負けちゃうだから早く逃げて!」
うしろから焦燥感溢れる声が聞こえてきたごそれに本心を混ぜて軽口を叩いた
「負ける?なにそれ?聞いたことないなぁ?俺にかんしては…」
あれなんでこんなに俺はムキになってるんだ?
「調子に乗ってんじゃねぇよガキが」
そういいながらチンピラ1は右ストレートで来たがそれを避けてみぞおちを喰らわせて地に伏せさせた
次は二人同時に攻撃してきた
前と後ろに分かれて攻撃だ
前の奴は捨ててあったバットをゴミ捨て場から拾ってチンピラ2前から殴りかかってきてたチンピラ3は後ろの奴は飛び蹴りをしてきた
俺はチンピラ3の飛び蹴りをギリギリで横に避けた
そして後ろのチンピラ3の飛び蹴りがバットを持っていたチンピラ2にクリーンヒットしたのを確認してチンピラ3の胸ぐらをつかみコンクリートに打ち付けた
「ぐは……」
チンピラ3は肺から空気を吐きださせた
屈んでいたところにチンピラ4が横げりをしてきたのを左手で受け止め、軸足となっている左足をけって仰向けに倒させみぞにエルボをくらわせた
その間にチンピラ2が落としたバットを振り上げていた
俺はそのバッドを右手で掴み少し凹ませた
それを見たチンピラ5は尻餅をつきながら逃げだそうとするが許すわけもなくみぞにパンチを打ち込んだ
「おいおい、もう終わりか星野さんを傷つけようとしたんだまだ軽いぞ」
俺はチンピラ共を見下ろしながら言った
すると後から突如として気配もなく一人の男が現れた
「おやおや、貴方達苦戦していますね」
俺は、ばっと振り返った
そこにはニヤついた笑みを浮かべている肩くらいまであるパーマがかった髪を垂らす男がいた
俺はこいつがヤバいと確信した全力で逃げるとこを考え出した
すると、突然後ろから呻き声とともにチンピラ1が長瀬の兄貴と言った、その瞬間少し、意識がそれてしまった
それは致命的であることを悟った、目の前に長瀬と呼ばれた男がせまってきていた
「意識を一瞬そらしましたね!」
そういって俺を殴り飛ばしてきた、俺は咄嗟に手をクロスさせ、ガードしたが一瞬からだが浮いて俺は膝をついた
「かの有名な西野冬麻もこの程度ですか……残念です」
そういいながらチンピラ1に近付いて行くそして、チンピラ1に向かって足を上げ振り下ろそうしたが止まった、何故ならチンピラ1と、長瀬の兄貴と呼ばれた男の間に華奢な体をした少女星野さんが割り込んだからだ
「ほ~う、興味深い」
といいながら、長瀬と呼ばれた男は自分のアゴに手を当てながら言った
「一度そいつに殴られそうになったのにかばうのかという理由が聞きたい」
その長瀬と呼ばれた男は素朴な疑問として聞いた
「……私は殴られる痛みを知っているからどうしても見捨てるわけにはいかないわ」
「うん…おもしろい!なぁ君俺の女にならないか」
それいい、星野さんの腕を捕まれた瞬間俺の中でなにがきれた
「おい、俺の彼女に手ぇ出すな…」
俺はふらつきながら立ち上がった
「おや、まだ立ちますか」
星野さんの腕を放しながら興味なさげに顔だけをこちらに向けた
こちらを向いた瞬間に俺は駆け出し、途中に落ちていたバットをけった、鈍い音とともに痛みが来る、星野さんには当たらず長瀬と呼ばれた男だけ当たる角度にまっすぐ進んでいった、俺はそれについて行くように進んだ、長瀬と呼ばれた男はそれを首を少しそらして最低限の動きで避けるがそれは予想通りに動いた、おれはしゃがみ込み長瀬と呼ばれた男の足をけった
長瀬と呼ばれた男はそれに耐えられず体制を崩し、倒れそうになったが、両手を地面につけて腕の力だけで顔に向けて両脚蹴りをしてきた、それをギリギリのところでかわしたが体制を崩し倒れそうになるが俺は体をひねり長瀬と呼ばれた男の腹に蹴りつけた、
長瀬と呼ばれた男は気絶して動かなくなった、
それを呆然とチンピラ達は見ていたが、気を取り戻したチンピラ,1、2、3、4、5は長瀬の兄貴と呼ばれたやつをを抱えどこかへ行ったのを確認し、星野さんに声をかけた
「星野さん、大丈夫?怪我はしてない?」
すると星野さんは突然泣き出した
「こうやって私はまた一人になる、いつもそう…」
顔を覆って泣いているがその涙に嘘はなく悲しみに満ちあふれた涙だった…
俺は星野さんの手首をつかみ抱き寄せた
「おれは星野さんが学校で孤独のプリンセスって呼ばれているの知ってたんだ、それを今まで助けられなかった、ごめん、だけど…俺は今日一日で星野さんからたくさんのものをもらった」
「大切な人を守りたい気持ちや人を好きになる気持ちや恋とかいろいろなことを教えてもらった、だから俺はもう星野さんを孤独のプリンセスなんてもう呼ばせないよなんたって俺は星野日香理の彼氏なんだから!!」
俺は星野さんに笑いかけた
「ずっと一緒にいてやるよ!だから安心しろもう星野さんは一人じゃない」
「うん」
「私も冬麻に沢山のものをもらったよそれに、さっきは助けてくれてありがと」
涙ぐみながらこちらを見つめてニッコリ笑った
「かわいい……」
「え?なんか言った?」
「い、いや、なんでもない!」
俺はとっさに手を離して後ろを向いてしまったたぶん今俺は顔赤いだろうな
(ほんとは聞こえてるわよバ~カ)
「あ…もうこんな時間か」時計を見ると8時半を過ぎていた
帰ろう星野さん」
「星野さんじゃなくて……で」
「え…何?」
「星野さんじゃなくて名前で読んでって言ったの」
そんな目で見ないでまじでかわいい過ぎるからその顔を見たら断りずらくなり俺は照れくさくなり頬をかきながらながらいった
「……帰るか…日香理」
日香理の瞳が輝いて満面の笑みを浮かべ、もじもじしながら言ってきた
「……うん…帰ろ冬麻」
「ちょっと私今おかしいから明日にはわすれてね」
といってきたが忘れることはないだろそれほどまでに可愛かった
「うん」
と相づちをうった後小声で言った
(忘れるかよバーカ)
手を繋ぎ日香理の家まで歩き始めた
偽告は恋のはじまり
見てくださりありがとうございます
これは『ニセコク~俺は平凡に生きたかった~』を短編にしたものですよければ連載のほうも見てください、よろしくお願いします。