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嵌められて異世界  作者: 池沼鯰
第七章:北の大陸
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099 無計画的街作り


 怒られた。


 スエズエ共和国のアインの街の屋敷に戻り、戒たちに今日の報告と言うか情報共有をしてたら、珍しく草薙さんに怒られてしまった。ついでに戒にも小言を言われたが、これはいつものことだ。


「何やってるんですか!

 仮にそのマテドク?さんとやらが魔族の中では逸材だとしても、物事には順序があります。

 恐らくその元司令官は罪を犯したと見做され、それでも処分を保留されていたのでしょう」

「うん、そうだな、その通り……」

「で・す・が!

 そこを貴方は西フラクテス国の国王に頼んで、捻じ曲げさせた。これは内政干渉とも言えます。

 その国王はミツルさんに従っているからかその意見を受け入れ、外交にたずさわらせることにも前向きのようですが、本来あってはいけないことです」

「そこは、アレだな。超法規的措置と言うか、国王こそ法みたいな部分がまだあるし、良いんじゃな……」

「だとしても!

 相手に手間を掛けさせているのですよ。それも国家君主的な国のトップに。

 本来あるべきルールを曲げて、対処してくれているのです。その方には存分にねぎらって差し上げた方が良いでしょうね。

 それと、そのことで動くことになった関係各所にも、良く思われていないでしょう。

 実質的に国を動かしている官僚とか役人と言うのは、規則に従うのが仕事でもあります。その規則を歪めて仕事を増やした以上、人によっては憎悪すらしているかも知れません。

 公務員になった知り合いがたまに言ってました。安い給料に甘んじてるのは、定時で帰れるからだ。余計な仕事をさせられるのは耐えられない、と」

「え、ええぇ……」


 そうなの? ちょっとくらい良いじゃん。

 ってのは甘えか。あっちから見たら、オレは厄介事を持ち込んだ災厄みたいなもんだろう。

 そんな反発を生まないようにするには―――新たなルールを敷いたり? うーん、少し考えておこう。

 後、ナフス国王への労いは、模擬戦をたくさんやったし十分だと判断。また行くことがあったら、稽古に付き合えば良い。脳筋は単純で楽だな! 肉体労働を強制されるとなると大変だが。幸いにも、物理的な接近戦はオレにも良い経験になるから、そんなに嫌ではないのが救いだ。






 翌日、IFEアイエフイーの朝の会合で、西フラクテス国であったことを簡単にまとめて、皆へと伝達した。

 オレは北の大陸から時差付きで【瞬間移動】して来た手前、そろそろ就寝すべき時間だ。眠い。


「質問良いか? ……魔族の国とは、将来的に付き合うことになるんだよな?」

「ああ、そうだが?」


 地球人のメンバーの一人、中条なかじょうあらた君25歳が挙手して尋ねて来たので、答える。


「方法は? 陸路は当然地続きじゃないから無理だし、やはり海路―――」

「そうなるでしょう。空を飛ぶのは、技術開発が順調に進んでもしばらくは無理です。

 その点、海運ならば輸送の際のコストも低いですから、最適です」


 オレの頭脳ブレイン足る戒が、引き継いで回答してくれた。


「あっちは既に、輸送用の立派な船があるって話だったか。でも、こっちには外洋に出られるような船、どこにもないんだが?」

「…………」


 場が静寂で包まれる。

 メンバーの何人かが、戒に目配せし、それを彼は受け止めていた。

 一度目蓋を閉じ、目を見開いてオレに視線を送って来る。


「って、オレ!?」

「魔族の国からのみ、一方的に貿易の為の船がやって来ると言うのは好ましくありません。

 ここはこちらも、外洋を航海できるような50メートル級の鉄船を何隻か建造し、運用するしかないでしょう。

 幸い、実際に交渉を始めるまで、まだ猶予はあります。時間はある程度掛かっても良いので、計画的に進めて行きましょう。

 ……ミツルも良いですね?」

「あ、うん。ハイ」

「では、ミツル社長から全面的な協力の同意も得られたと言うことで……」

「え? ちょ、え、ええっ!?」


 待って。全面的な協力って、何。

 返事をしただけなのに、戒の言い方が不穏なせいで、制限なしに何でもやらされそうなんだが。

 どちらかと言うとかなり不本意な流れだ。なあ、おい。オレの話、聞いてる?


 結局、船舶の建造には地球人からも何人かが関わる大きな仕事になることが決まった。オレの仕事は、まず魔力量の回復の為に睡眠を取ることだ。

 事業計画の奴隷になる社長って……オレが望んだのは、左団扇で楽に過ごすことだったのに。ついでに綺麗どころをはべらせることが出来れば言うことは無い。

 しかし現実は厳しくなりそうだ。トホホ……。




 そんな訳で、会議のあった日は夕方に起こされ、かなり回復した魔力量で大規模な港、及び船舶建造に利用出来る場所を作るように通達された。

 えっ、これ決定事項なん? 拒否権は? 無言で首を振らんでくれぃ!


 アインの街で海に面した所は、岩場が多い。

 ウェントやイエイラは砂浜がほとんどで、小さな船を運用するには向いていた。個人規模の小さな船では、漁をした後は浜辺に乗り上げて済ますことが多い。

 だが、大きな船を利用する場合は、波止場からいきなり深い海になっていた方が、都合が良い。あまり浅いと、船底が海底にぶつかってしまうからな。

 だから、ある程度の深さが期待出来る岩場と言うのは、特定の大きさ以上の船が乗り付ける船着き場を作るには、却って都合が良いのだ。ウェントやイエイラにも、少数ながらやや大きめの船が停留出来る港があったりする。

 とは言え、そのままだと精々3メートル程度の深さの船しか利用出来ない。それだって、海辺から飛び込めば人の背丈が沈んで見えなくなるほどではあるのだが。

 これを大型船でも使えるようにするには、オレが魔法でどうにかしなければならない。


「求める仕様はっと……。喫水10メートル以上が望ましい?」


 おいおい、ちょっと過剰じゃ、あーりませんかぁ?

 将来を見据えるとは言え、今作れる船でそんな深さを持つようなの、ないでしょ。

 魔族の国の船? うーん、あれでも喫水で、つまり水に隠れて見えなくなる船の深さで10メートルも無いと思うけど……余裕を見るなら、10メートル欲しいのは分かるけどね。

 参考資料の欄を読んでみると、現代地球のハンディサイズ貨物船ってのが、積載15,000から35,000トンで、喫水10メートル前後らしい。

 いや、待て。現代地球って海運が結構発達してるだろ。小振りとは言えソレの貨物船を基準にするとか、どちらかと言うと明らかにオーバースペックなんじゃないか。

 そう思って責任者のジョンさんたちに抗議しに行ったら、戒を巻き込んで反論されてしまった。


「折角、大規模な建設も大雑把にならば魔法で出来るミツルがいるのです。少し規格の大きい港でも、すぐに作り直す手間がなくなると考えれば、利点になります。

 お願いしますね? ミ・ツ・ル」


 オレの参謀にして色々ブン投げてしまってる便利屋さんに、真顔でそう迫られてしまった。

 普段自分が好き放題行動する為に、戒には雑多な仕事を散々任せてる認識がある分、こんな時に強く出て拒否なんかしてしまうと、回り回って嫌な展開になる予感がして仕方ない。

 まあ、オレが丸投げしている仕事は戒も色んな部下に分散して任せ、管理をしている程度らしいので、余裕はあるみたいだけどね。

 一人で何でも抱え込んでオーバーワークで倒れるようなのは、幾ら個人能力が高くても周囲の人間にとって嬉しくない。その点、戒は思い切りと言うか諦めが早いので、他人に委ねることに躊躇ちゅうちょが無い。信用とか信頼とかは後付けで生まれるって感覚のようだ。

 敏腕社長の様に為人ひととなりを見極めて適切に仕事を割り振るのではなく、失敗しても仕方なし成功すれば儲け物くらいの考えで仕事を任せ、必要があれば潤沢なお金でカバーしたり巻き返す風潮。オレのかねが、湯水のように消費されかねないんだが、文句を言う所でも無いのでスルー。

 港の造形は、嫌がって無理に断っても良いことにはならないと判断。オレは溜め息を吐きつつ、その仕様書に沿った港および造船施設を作る算段を考え始めるのだった。




 まず初めに行ったのは、堤防を作ることだった。

 アインの街の東と南を石の壁で囲うのはしたが、西のイエイラの街の壁と、北の海側には特に手を加えていない。

 街を新たに作るとは言っても、まだ作り始め、住み始めの試行錯誤の最中だしな。

 それで、実際に住んでみて、海を目にして日本人が思うこと。


『堤防が無い』


 島国にして火山帯、地震大国、そして津波被害の多い日本人故の発想か。さすが、国際的に通じる「TSUNAMI」の国の人間。

 海辺では堤防が無いと落ち着かない人もちらほら居るとか。

 そんな訳で、港を作る作戦を後回しにしてでも、『堤防を作れ』との圧力が掛かった。

 高さはどれくらいにするべきかは、日本人有志の協議の結果、8メートルに決まった。ちょっとした高潮や台風染みた自然災害で、5メートル程度の波が発生するのは珍しくないそうだ。

 そして10メートルを超える堤防と言うのは、威圧感が半端ない。

 一部の津波被害だと、10メートルを超えることもあり、海岸付近の環境次第ではもっと高くなる可能性も出て来る。

 しかし、幸いスエズエ共和国の付近は地震が多い訳でも無いらしく、年寄りに話を聞いた所、高波・津波の被害も、100年で数回程度と推測された。その際の想定される高さも、5メートルからもうちょっと高い程度ではないか、と見られている。

 1,000年に一度程度の災害を想定したら、やはり10メートルは欲しい所だが、いきなりそんな高い防波堤を作っても勿体無いと言う思いはある。

 そんなこんなで、妥協して8メートルの堤防である。

 無論、オレが作る訳だ。

 責任者、オレ。工事実行者、オレ。総勢、オレ一人。……イジメか!?

 まあ、街の外壁を作ったみたいに、【石壁】の魔法で作るのだから仕方ないっちゃあ、仕方ないんだが。

 それからしばらくの間は、高さ8メートルほどの堤防を魔法で作成する日々となった。

 ウェントやイエイラの街とは違って海辺で漁をする人はおらず、オレは一人海辺でせっせと魔法を使い、ある程度の津波でも防げるような堤防を、粛々と作る。

 新しい屋敷から出る際は、畑仕事や工業に出掛ける人を見掛けるのだが、それは内地での勤務。7,000強の人口の内、8割近くが農業へ従事している。やってることはほとんどが、荒れ地の土を掘り起こして撹拌し、農地に使えるようにするなどの単純な力仕事。だからこそ、学の無いただの一般人でも雇われ、仕事が与えられている。

 勿論、雇っているのはIFEアイエフイー側だ。そこの上層部や責任者は、農地の土壌の質を確認し、必要があれば肥料を混ぜ込む指示を出し、それから適宜農作物を作らせている。

 他にも、ドワーフたちと共に工業製品を試行錯誤して作っている人たちもある程度いる。実際に稼働しているクーラーやポンプなどを作ったのは彼らだ。

 それとは別に、地球の知識を学ばせ、官僚や学士などとしての活躍を期待されている者たちも、少数だが存在していた。

 まとめると、だ。海の方に行く人間がほとんど居やがらねぇ! 寂しい!

 たまに見掛けるのは、下水の様子を義務的に見に来る仲間数人とその配下たちくらい。海への排水は今は少ないから問題になってないけど、いずれ人が多くなって来て汚れが酷くなって来たら、沈殿させたりして環境への負荷を少なくしてから放流しないとイケナイはずだ。

 そう言えば、海への排水部分は堤防を跨ぐ所は水門にする必要があるんだっけ。後で担当の人が手動で開け閉め出来る「仕組み」を作ってくれるとのこと。現状では垂れ流しする部分だが、そこを後付けし易いようにしておいてくれれば十分だと、参考になる簡単な図を渡されている。


「こんな高さの堤防、本当に必要かねぇ」


 そう愚痴を漏らしながら、オレは孤独に仕事をこなして行った。

 ウミネコの鳴き声が、人気ひとけの皆無な海辺に響き、哀愁を醸し出していた。




 堤防の造形は十日ほど掛かった。

 その作業の合間に、戒や年配の鈴木さん及び元中学生三連星の一つ植原しょくはら君らが進めている、『【加速】を有効利用出来る集光栽培施設』とやらの試験稼働を手伝わされたりもした。

 その施設は、大きめの鏡を何十枚も立体的に配置し、簡単に微調整出来るように工夫されていた。太陽の光を集めて、教室二つ分程度のガラス張りの密室を照らす。

 更に、密室は半分ずつに分かれており、それぞれ外側の上面を遮光することが出来るように、黒塗りの木板をズラせる作りになっていた。なかなか凝っている。


「なんなんだ? コレ」

「見ての通り、集光栽培施設です」


 見て分からんから質問しとるんじゃい! かれ!


「大丈夫。ミツルにやって貰うことは、この施設に6時間ほどの効果時間の【加速】魔法を、毎日発動するだけです」

「……それで一体どうなるんだ?」

「加速倍率はまず12倍程度で様子を見ますが、昼間の6時間ほど太陽光を集めて、加速した時間内で植物の成長を早めることが出来るかの確認です。

 遮光するのは、1時間毎に片方を昼、もう片方を夜とし、交互に集めた太陽光を浴びせ、効率的に育てる為です。

 お分かりいただけたでしょうか?」


 ほーん。へー。

 あの板は夜かぁ。


「12倍速を6時間ですと、三日分ですね。まずは葉野菜などで様子を見、上手く行くようでしたら稲や小麦などの品種改良や選別にも利用したい所です。

 勿論、実践してみて可能そうならば、もっと集光倍率を上げ、加速倍率を上げたいとは思ってます。

 既に小さな箱での実験では上手く行っているのですが、実用レベルの大きさの部屋で大丈夫かどうか、最終的な確認も兼ねていますね」


 ふむふむ、なるほど?

 つまり、アレがこれしてこーなって……植物などの栽培が、短期間で出来ちゃう!?


「それって凄くね!?」


 戒の襟を掴んでガクガクと揺さぶる。


「え、ええ。想定通りに行けば、ですけどね」


 ちゃんと出来るかどうか、それが問題か。


「よっしゃ! 技術的な難しいことはともかく、これを発展させれば日本の御米おこめに近いのが食べられる日が遠くないってことだな!

 頑張るぜぇ~、超頑張るぜぇぃ! 『急げ急げ、時間を重ねよ。accelerate【加速】』」


 <臨界突破>して【加速】の魔法を拡大して行使する。

 それを見届け、魔法が効果を発揮したことを信じて、戒や鈴木さん、植原君とその配下の人員たちが、鏡の角度や遮光の板を調節し始めた。


「御苦労様です。結果は……まあ、数日もすれば葉野菜は収穫出来るでしょう。

 何か問題点があれば、改善してどうにかするのが、私や鈴木さん、植原君たちの仕事です。

 では、吉報をお待ち下さい」


 その日の終わりに寄ってみた所、野菜は順調に育っていたそうだ。

 その後、集光倍率を上げて加速度を上げてみた所、密室内の二酸化炭素濃度が足りなくなって、成長が鈍ったりする問題が発覚した。

 これは部屋を広げて当初は解決を試みたが、実験的に少量育成する用ならば、二酸化炭素をジワジワと発生させる装置の方が拡張性があると判明し、採用された。

 時間の方は、128倍まで加速させることとなった。魔法の方はオレが簡単に倍率設定出来るが、集光の為の鏡を多数追加で設置し、それを半自動的に操作する仕掛けを作る方にかなりの時間を喰った形になる。当初は人員を雇い、鏡一枚一枚を担当させると言う力技で、しばらく乗り切っていた。

 ちなみに、昼の6時間を128倍で過ごせば、1日で32日分となる。12日もあれば一年分の時間を経過させられる計算だ。

 これにより、様々な作物の品種改良や選別が容易く行えるようになった。




 これと前後して、港と造船施設を作った。

 造船施設は、作る予定の船がスッポリ入るほどの海に面したプールを想像して貰えれば、大体合っている。

 海と接する部分が開閉して、作った船を進水させることが出来るように。また、その部分を閉じて中に入った海水を排水出来るように。それが求められる最低限だ。

 今の所は、海とはただの石の壁で区切っており、実際に船を作る奴等に、門の部分や排水施設は用意して貰うことになる。

 排水ポンプの方は工房で既に生産可能となっており、幾つか他国に販売もしているらしいので、問題は無いだろう。海水を遮断出来る門を作ったら、オレが石の壁の部分を取り除けば良いが……これは最悪、力技で壊してしまっても何ら問題ない。

 大きさは、奥行き100メートル、横幅50メートル、深さ15メートルとした。これが二つ。

 そしてついでに、奥行き300メートル、横幅100メートル、深さ25メートルもの造船施設も念の為作っておいた。近代的な船を作るなら、これくらい欲しくなるかも知れない。

 作り終わった後、あまりの広さに「数年は使うことが出来なさそうだ」と感じてしまった。ガッデム!

 ち、違うんだ。これはつい作ってしまったんじゃぁ!


「……はぁ。何かこそこそやってるかと思えば。

 まあ、良いんじゃないですか? 無駄になりそうですけど。意味の無いただのからの堀になる確率99%ですけど」


 戒の辛辣な評価が、心に刺さる。

 良いじゃん、男の浪漫だよ。心はいつでも中二病! 永遠の14歳って素敵!


 港の方は、まず数メートルから十数メートル程度の小舟が泊められる所を作った。個人用の漁が出来るように、だな。

 今のアインの街の浜辺だと、岩場が多くて船をまともに停留出来ず、その為に海での漁が出来ないと言う悪循環に陥っている。まあ、イエイラやウェントの港を利用すれば良いんだし、今は魚が喰いたければそっちから買って来てるんだから問題にはなってない。

 作った堤防の低めの平面を伸ばして行って海まで伸ばし、更に伸ばし、海岸線から50メートルほど先まで石の通路を生成。海底から海面まで石の壁を伸ばした感じで作ってある。

 その際、【反射音測定】の魔法で海水中の凹凸を測定し、船が入港するのに障害となりそうな突起は排除、石の通路の材料へと回している。

 次に作ったのは、海岸線から100メートルほど先まで伸ばした石の通路に、そこから横に伸ばした外洋航海可能な船が泊まれる場所だ。船の全長50メートル、幅20メートル、喫水10メートルを意識して、海底などが問題無いように整えてある。

 そして更に100メートルほど伸ばした先には、大型空母や級戦艦も停泊出来るようにと気を利かせた場所を作っておいた。


「ほぼ絶対に使わないでしょうけど。少なくとも、数年でそんな巨大船舶を作るには、ミツルがかなりの労力を注がないと無理ですよ」


 戒に太鼓判を押された。

 良いんだもん。いつか必要になるかも知れないから、作っただけだし。報われなくてもオレは全然構わないし?


「声が震えてますよ」


 アインの港が大体出来たその日、オレは夕日に向かって吠えた。





高坂こうさかミツル 年齢:26

精神11 魔力1,596 (最大)魔力量280,193

(拠点での就寝時回復魔力量約252,000)


所持現金:7億6230万円相当(西大陸)+218万円相当(バルバル島)+948万円相当(北大陸)+Gold 12,284kg

+(16億円+80億円)相当のファフレーン小金貨(予定)


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